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 1998年 NSCF夏の集会 8月3日〜6日まで
     山形県 新庄・最上地区にて



<参加者> 東北大学渓水寮:高徳宗和 辻 健夫 石河信幸
              高橋かすみ
     東北大学渓水寮シニア:東矢高明 古敷谷 昇
     仙台学生センター:笠田篤郎(東北大学)
     弘前学院大学 :白戸かおり  
     東北学院大学 :温井悠崇
     京都大学   :増田隆史  
     関東地区   :熊切めぐみ
     日本福祉大学シニア:川村幸子 
     関東地区共働スタッフ:朝比奈朋子
     東北地区共働スタッフ:竹佐古真希 
     青森県浪岡伝道所 :竹迫 之
     秋田県 湯沢教会 :平良朋子
     山形県 新庄教会:加藤久幸 加藤輝勢子 加藤公平
 新庄教会農民福音学校メンバー:郷野 孝 郷野るつ子  
               栗林幸一 栗林由美  
          矢作静雄 芳賀欣一 山内清治 
          伊藤誠之  柴崎 巌 



 


  農について思うこと(高徳宗和)

  減反、米の自由化など多くの問題があるように思えるが、それらは農家の問題ではなく、政府の問題であるようにも感じた。外国から安く入ってくるものと国内のものが複雑に絡み合っているのを、どうすれば解きほぐせるかなあ。

  農について思うこと(温井悠崇)

  自分が今住んでいる環境のまわりでは、農家を見たりそれに関わったりすることがない。だから、減反の事実や経済的なこと(飼料の影響など)など、もっと身近で知らなくてはいけないし、将来の日本を農業が支えられるかを、より真剣に考えなくてはいけないと思う。また、学校教育の場においても、体験できるようなシステムを作った方がいいと思う。

  農について思うこと(竹佐古真希)

  私たちの「いのち」の基礎を支え、育んでいる「農」。しかし私たちは全てを消費する一方で、あまりにも作物や作り手のことを知らないし、無関心である。私たちは農家の人たちと比べて、自分たちの手で何も作り出してはいないのではないか。この違いは非常に大きいと思う。



  土地の印象・感想(高徳宗和)

  常に洪水の危険にさらされている土地で、最上川周辺の眺めは最高だが、その川のために天気に対して、常に気を配っていけない。減反政策のためところどころ荒地になっていたのが、印象的だった。

  土地の印象・感想(増田隆史)

  平地の中に最上川が流れていて、川に沿って国道が延びており、国道沿いに民家が広がっている。建物どうしの間隔がゆったりしていて、建物がすきまなく敷き詰められている京都とは違った趣がある。ゆったりゆっくりしててもよいんだ、という安心感を持てる。



  民泊の感想(増田隆史)

  山内さんには本当によくして頂いた。ロクに作業もせず、親戚の家に遊びにきたかのようにのんびりしてしまった。山内さん一家と、このNSを通じて知り合いいろいろとお話でき、農のことを少し身近に感じられるようになったと思う。

  農について思うこと(竹迫 之)

  どうしても消費者側から語られることの多い課題。自分がそうした視点から脱却できていないことを絶えず自覚していなければ、農作業のお手伝いも簡単に消費的レジャーにしてしまいそうになる。そんなに構えて考えず、ちょこちょこと自分で何かを栽培したりすれば話は早いのだろうが、そうでないからややこしい。



  土地の印象・感想(辻 健夫)

  高麗館の展望台から眺めると、減反の田が見られた。最上川の堤防が低く感じられた。ギャルや兄ちゃんを見かけなかった。



  民泊の感想(辻 健夫)

  お客さん状態であったし、農作業の邪魔でしかなかっただろうが、受け入れてくださり感謝している。ニラの選別は座りっぱなし。あれを続けていると、腰が曲がるだろう。商品になるニラは、ごく一部だということを改めて思い知らされた。



  民泊の感想(熊切めぐみ)

  あたたかく迎え入れてくれて、毎回畑でとれた新鮮な野菜を沢山使って作った料理を食べて、心も体も元気になりました。欣一さん、よう子さんとお話することでもっともっと毎日の生活を目標をしっかりもって一生懸命生きなければ、と思いました。芳賀さんは本当に牛を愛していて、牛のウンチをただ捨てているだけではなく、一つ一つ見て牛の健康状態をはあくしていると聞いて勉強になり、印象に残っています。



  民泊の感想(古敷谷 昇)

  自分の実力のなさを感じた。牛舎でも邪魔してばかりであった。草取りもあまりできなかった。農業は各農家の自由度の高い職業であると思っていたが、取引き先などとのしがらみがあるようだ。想像以上に手間のかかる職業であると思った。何物もつくられてきた物に感謝していきたいと思う。



  民泊の感想(朝比奈朋子)

  たった2泊でしかも通り過ぎの人間にすぎず、日常のかけはなれた生活ではあったけれど、本当にいろいろ考え感じさせられた3日間だった。フィリピンで農村に滞在したときにも、日本とのつながり、生きていることの反省などいろいろ考えたけれど、日本の中で農村に滞在したのは少し違った印象を持った。日本の中に暮らしながら見過ごしにしている農村のことを、小さな体験ではあるけれど、今後少しでも思いを寄せることができると思う。

  農民福音学校に参加して思ったこと(白戸かおり)

   こういう集会が、こういう形で開かれていると知ることができて良かった。長い歴史の中で、今もなお”農民福音”について(信仰における農活動と言いましょうか・・)考えられているということを心に留めておきたいと思う。農家の方々の考え、お話を聞けて良かった。 


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