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2012年01月30日

第270回 Aleph(アレフ)弾圧の現状と報道

 人権と報道・連絡会の第270回定例会が1月16日夜、水道橋の「スペースたんぽぽ」で開かれ、約30人が参加した。テーマは「Aleph(アレフ)弾圧の現状と報道」。
 昨年11月の元オウム教団幹部の上告棄却以来、メディアは「焦点は死刑執行に」と大々的な死刑キャンペーンを展開。年末に指名手配中の信者が出頭・逮捕されると、信者を「さらし刑」にしながら「死刑執行を遅らせる狙いか」といった憶測報道が続いている。一方、アレフに対する団体規制法の観察処分は繰り返し更新され、足立区では団体規制法以上の反憲法的人権侵害条例が制定されて、自治体主導のアレフ排斥運動が激化している。例会では、こうした状況について、アレフ広報部の荒木浩さん、関連訴訟の代理人弁護士などから、一連の報道の問題点、団体規制法の観察処分に関する訴訟、「警察庁長官狙撃・犯人断定」国賠訴訟など民事訴訟の現状を中心に報告を受けた。

投稿者 jimporen : 2012年01月30日 22:29