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2009年01月29日

第240回 浦安事件の民事判決報道検証/舞鶴事件の報道

 人権と報道・連絡会の第240回定例会が1月19日夜、水道橋の東京学院で開かれ、約30人が参加した。テーマは、①浦安事件とメディア②舞鶴・高1殺害事件家宅捜索報道の二つ。
 浦安事件は2004年2月、千葉県浦安市の小学校教員Kさんが担任していた養護学級の女児2人に対して「わいせつ行為」をしたとして逮捕され、実名・犯人視報道されたケース。刑事裁判は一審・二審とも無罪になったが、「被害児」1人と親がKさんと県・市を相手取って民事提訴、ごく一部だが訴えを部分的に認める判決が昨年12月24日出された。例会ではKさんが捜査・報道・刑事裁判の経過、民事訴訟での双方の主張、判決の問題点などについて報告、逮捕報道だけでなく、民事訴訟でも被害者側の主張を一方的に伝える報道で受けた被害を訴えた。
 舞鶴事件については、別件逮捕された男性宅の家宅捜索をめぐる大々的な犯人視報道について、世話人の山口が、「裁判員制度」に向けてメディアの掲げる「犯人視しない報道」が建て前にすぎない実態を報告した。

投稿者 jimporen : 2009年01月29日 23:54