« 第234回 三浦和義さんの早期解放に向けて | メイン | 第235回 仙台北陵クリニック事件上告棄却を受けて »
2008年05月26日
人権と報道・連絡会6月の定例会(予告)
次回定例会は6月16日(月)午後6時から、水道橋の東京学院で。テーマは「北陵クリニック事件上告棄却決定」。
01年1月、北陵クリニックの准看護士だった守大助さんが、「患者の点滴に筋弛緩剤を混入した」として逮捕、5件の殺人・殺人未遂の罪で起訴された「事件」で、最高裁第三小法廷は2月25日、守さんの上告棄却を決定しました。決定は、「記録を精査しても、本件各犯行を行なったとした原判断につき、判決に影響を及ぼすべき法令違反又は重大な事実誤認を発見することはできず」と述べました。しかし、本当に「記録を精査した」のか。上告審で弁護側は警察鑑定の誤りを指摘する専門家の意見書を提出。2月22日付上告趣意補充書に添付された東京薬科大学准教授の意見書は、「科捜研鑑定に使われた質量分析装置ではイオン分子の特定ができない」と、唯一の証拠とされた鑑定そのものに根本的な疑問を投げかけました。その配達当日、最高裁はこの重要な意見書を読みもせず、無期懲役を確定させたのです。
例会では、逮捕直後から守さんの弁護に取り組んできた阿部泰雄弁護団長に、最高裁決定の問題点、再審に向けた取り組みについて話していただきます。また、刑事裁判とは別に、阿部弁護士と守さんが共著で出版した『僕はやってない!』の記述に関し、北陵クリニックの実質経営者だった東北大学教授が、阿部さんを名誉毀損で訴えている裁判についても報告していただく予定です。
投稿者 jimporen : 2008年05月26日 23:37