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2007年10月07日

人権と報道・連絡会10月の定例会(予告)

 次回定例会は10月15日(月)午後6時から、水道橋の東京学院で。テーマは「北九州市・引野口事件と報道」。
 04年3月24日、福岡県北九州市八幡区引野口で火災が発生し、焼け跡から男性の遺体が発見され ました。遺体には刺し傷があり、警察は殺人事件として捜査。約2か月後、男性の妹Kさんを別件逮捕、放火などの容疑で再逮捕を繰り返し、半年以上に及ぶ長期勾留のうえ、殺人罪などで起訴したものです。
 事件には被害者のアルコール依存症や家族関係など複雑な 背景があるようです。Kさんは動機も証拠もなく、一貫して容疑を否認していましたが、警察は「Kさんが犯行を告白するのを聞いた」という留置場同房者の供述をもとに彼女を逮捕・起訴しました。裁判は一審が終盤にかかり、10月10日には論告求刑の予定です。地元ではKさんの無実を信じる人たちによる支援活動が行なわれています。
 例会では、この裁判を取材しているジャーナリストの今井恭平さんから、事件の概要、公判、メディアの報道などについて報告していただきます。東京ではあまり知られていない事件です。ぜひ関心を持ってほしいと思います。

冤罪 引野口事件支援サイト

投稿者 jimporen : 2007年10月07日 00:38