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2004年07月12日

第196回 警察発表うのみに犯人扱い

 人権と報道・連絡会の第196回定例会が7月12日夜、中央大学駿河台記念館で開かれ、約40人が参加した。テーマは「熱海署不当逮捕事件と報道被害」。今年5月、熱海市で割烹旅館を経営する山本はるみさんが「元夫の従業員Sと共謀して元従業員男性の郵便貯金通帳と印鑑を盗み、60万円をだまし取った」として、窃盗、詐欺などの容疑で逮捕された。彼女は地元紙などに犯人視報道されたが、容疑は事実無根で、釈放・不起訴処分となった。同時に逮捕されたSさんは起訴されたが、「通帳は病気で倒れた男性から預かった。お金を引き出したのは入院費用のため。一部流用したことはあったが、すでに返済済み」と初公判で無罪を主張した。例会では、山本さんと娘の麻衣子さんが不当逮捕と警察発表鵜呑み報道による被害を報告、Sさんについても「流用は民事で解決できるもので、逮捕・起訴するような事件ではなかった」と支援を訴えた。

投稿者 jimporen : 2004年07月12日 00:00