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2004年06月14日

第195回 「イラク人質事件」報道検証

 人権と報道・連絡会の第195回定例会が6月14日夜、中央大学駿河台記念館で開かれ、約70人が参加した。テーマは〈イラク・人質事件と「自己責任論」報道〉。
 4月に起きた日本人拘束事件の被害者・今井紀明さんに、イラクでの体験、「自己責任論」バッシング、今後の活動などについて話していただいた。今井さんは、家族も対象にしたバッシングのすさまじさ、「自作自演論」などのデマ報道に「言葉で表現できない怒りを感じた」と言い、今も不当に米軍に拘束されているイラクの人々の苦しみと自分の拘束体験を重ねて「やっぱり何とかしたい。イラクだけでなく世界中に問題はいっぱいある。一人一人、何ができるか考えていかなくては」と話した。また、イラクで取材活動を続けるフリージャーナリスト・綿井健陽さんも発言、イラクでの「人質事件」の受けとめられ方と日本の「自己責任論」の落差などについて話した。

投稿者 jimporen : 2004年06月14日 00:00