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2001年09月10日

第167回 偏見強める精神科病歴報道

 人権と報道・連絡会の第167回定例会が9月10日夜、中央大駿河台記念館で開かれ、約30人が参加した。テーマは「児童殺傷事件と精神疾患患者の報道被害」。6月8日、大阪府池田市で起きた児童殺傷事件で、マス・メディアは「精神科治療歴に触れながらの実名報道」を行い、精神疾患に対する偏見を増幅、「保安処分」導入論議を招いた。例会では、一連の報道で精神疾患患者やその家族が受けた報道被害についてアンケート調査をした「全国精神障害者家族連合会」の桶谷肇事務局長から、調査結果を中心に犯罪事件と精神疾患治療をめぐるさまざまな問題も含めて報告していただき、事件と精神 疾患報道のあり方について、参加者の間で討論した。

投稿者 jimporen : 2001年09月10日 00:00