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2001年05月14日

第164回 北海道の冤罪事件報道を検証

 人権と報道・連絡会の第164回定例会が5月14日夜、中央大駿河台記念館で開かれ、約60人が参加した。テーマは「恵庭OL殺人事件と報道検証」。昨年3月、北海道恵庭市で女性会社員が殺された事件で、警察は事件直後から被害者の同僚女性Oさんを犯人と見込んだ捜査を行い、監視、任意取り調べの後、5月に逮捕した。メディアも逮捕前からOさんに対する犯人視取材を続け、逮捕後は「三角関係のもつれ」などとスキャンダルに報道した。しかし、事件とOさんを結びつける物証は何もなく、Oさんは一貫して無実を訴え、彼女の人柄を知る友人たちが「支援する会」を結成。捜査段階から違法な取り調べを告発してきた弁護団は10月の初公判以来、冤罪を主張して弁護活動と続けている。例会には、支援する会のメンバー7人が北海道から駆けつけ、事件と裁判の経緯、報道の問題点などを報告、Oさんの無実を晴らすための支援を訴えた。

投稿者 jimporen : 2001年05月14日 00:00