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2000年05月15日

第154回 桶川事件と報道の役割

 人権と報道・連絡会の第154回定例会が5月15日夜、中央大駿河台記念館で開かれ約40人が参加した。この日のテーマは「桶川事件と報道の役割」。 99年10月、埼玉県桶川市で起きた女子大生刺殺事件は、「ストーカー殺人」として大きく報道され、被害者のプライバシーや人権を侵害する興味本位な報道が繰り広げられる一方、捜査の過程では警察が被害者に告訴の取り下げを求めるなどの問題があったことが明らかになってきた。例会では、まず世話人の山口が事件の経過と報道の概要を報告した後、組合としてこの事件の報道検証に取り組んでいる埼玉新聞労組の田付智大さんから、組合での検証の経過などを報告していただき、被害者報道のあり方、警察の捜査をチェックするメディアの役割など、事件報道の現状と課題について討論した。

投稿者 jimporen : 2000年05月15日 00:00