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1998年05月18日

第134回 2度の無罪判決・甲山事件報道

 人権と報道・連絡会の第134回定例会が5月18日夜、中央大駿河台記念館で開かれ、約70人が参加した。 この日は、神戸地裁の差し戻し審で3月24日、2度目の完全無罪判決をかちとった山田悦子さんがゲストとあって、会場は約70人の参加者で埋まった。例会ではまず、判決公判を傍聴した浅野健一、山口正紀の両連絡会世話人が、当日の法廷内外の様子、この判決報道も含めた甲山報道の問題点を報告。続いて山田さんが、判決を前にして弁護団と一緒に行ったメディアへの働きかけ、判決報道と写真・映像取材の拒否、検察の再控訴、そして甲山裁判を通じて考えた「人権とは何か」について、淡々と話した。人生の半分以上を「被告」として送ってきた山田さん。その体験からにじみでた話は、参加者に大きな感銘と勇気を与えた。

投稿者 jimporen : 1998年05月18日 00:00