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1998年03月09日

第132回 少年事件と報道のあり方検証

 人権と報道・連絡会の第132回定例会が3月9日夜、中央大駿河台記念館で開かれ、約50人が参加した。 98年に入って栃木県黒磯市、東京都江東区など各地でナイフを使った少年事件が相次ぎ、大きく報道されているが、これらの報道には、本来、少年法で非公開とされる「供述調書」内容を警察のリークのまま断定的に伝えたものが多い。また、月刊誌「文藝春秋」の「神戸事件供述調書」掲載、「新潮45」の「堺・通り魔事件」の実名・顔写真掲載など、少年の人権を「商品化」する報道も相次いでいる。例会では、江東区の事件で少年の付添人になった山下幸夫弁護士から、江東事件の供述報道の問題点を報告していただき、連絡会世話人の山口が「文藝春秋」「新潮45」報道について、問題提起した。

投稿者 jimporen : 1998年03月09日 00:00