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1997年12月22日

第129回 「教え子に売春斡旋」実は冤罪

 人権と報道・連絡会の第129回定例会が12月22日夜、中央大駿河台記念館で開かれ、約30人が参加、誤認逮捕とそれを鵜呑みにした裁判・報道被害と闘う I さんから、報告を受けた。都内で学習塾を経営していた Iさんは96年10月、知人のデートクラブ経営者が児童福祉法違反などの容疑で逮捕された際、クラブ従業員と誤認されて逮捕され、読売新聞などに《女高生に売春あっせん》と大きく報道された。 Iさんは捏造された「自白調書」を基に一、二審とも有罪判決を受け、最高裁に上告中。「塾経営者が教え子を売春に」というメディア受けを狙った警察のリーク、それをチェックもせず流すメディア、それらを追認するだけの裁判。 Iさんは、「いつでも・だれにでも」襲いかかる現代の冤罪=警察・報道・裁判「三位一体」のでっち上げ構造、それとの闘いの難しさを克明に語るとともに、対メディア交渉への支援を訴えた。

投稿者 jimporen : 1997年12月22日 00:00