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1996年05月13日

第114回 TBS問題と報道の自由を討論

 人権と報道・連絡会の第114回定例会が5月13日夜、「TBS問題と報道の自由」をテーマに、中央大学駿河台記念館で開かれた。例会には約40人が参加、「報道の自由を求める市民の会」事務局の塚本みゆきさんが、TBS問題で強まっている報道への権力介入、'93年「椿発言問題」以降、郵政省が検討している「放送監視の第三者機関」をどうとらえるか、報道の自由・放送の自律などについて、同会がマス・メディアに出した質問書の回答を中心に報告・討論した。またテレビ局が取材したビデオを「見せてはいけない」という見解が自明のようになっている議論に関して、事務局の山口が「なぜ、だれに見せてはいけないのかを議論すべきだ。報道される側の市民が放送前・後に自分に関したビデオを見るのは、報道被害を防ぐための当然の権利」と問題提起した。

投稿者 jimporen : 1996年05月13日 00:00