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1996年04月15日

第113回 新聞労連・北村委員長が提言

 人権と報道・連絡会の第113回定例会が4月15日夜、中央大学駿河台記念館で開かれ、約40人が参加した。ゲストは、このほど『腐敗したメディア―― 新聞に再生の道はあるのか』(現代人文社刊)を出版された毎日新聞社会部記者で、現・新聞労連委員長の北村肇さん。北村さんは、まず「TBS問題」から、「メディア腐敗」の現状と原因にふれ、それに対する“メディア再生の処方箋”として、「体力派」重視から知的労働への転換、遊軍主体の取材システム、署名記事と主観報道、記者室・紙面の市民への開放などを提言。それらを実現する手がかりとして、いま新聞労連で「報道倫理綱領」作りを進めていることや、「新聞評議会」作りの構想もあることを明らかにした。

投稿者 jimporen : 1996年04月15日 00:00