不戦へのネットワーク 有事法制反対ピースアクション

沖縄・辺野古新基地建設反対!普天間基地撤去!名古屋集会アピール(2009年12月13日)

 私達は、沖縄、普天間基地撤去の実現と辺野古新基地建設に反対するために、本日、ヘリ基地反対協議会共同代表の安次富浩氏を招き、ここに名古屋集会を開催しました。

 沖縄は先の大戦で米軍の本土上陸の盾となり、地上戦で野山を焼かれ、軍の命令による集団自決の悲劇を強いられ、10万人以上の命を失いました。その後は米軍の占領下で銃剣とブルドーザーに象徴される、まさに強奪といえるようなやり方で、豊かな田園であった土地までも奪われ基地が造られてきました。

 復帰後37年が経過してもなお、旧政権は在日米軍基地の74%を沖縄に押し付け、地位協定の改正にも踏み込まず、米軍犯罪、演習による事故、爆音被害を無視し、これを解決するための実質的政治力を放棄してきました。

 のみならず、1995年3人の米兵による少女暴行事件への県民の怒りを逆手にとって、老朽化し危険となった普天間基地を返還するとして県民を喜ばせ、本土の人々が共感に満たされているうちに辺野古基地建設を発表(SACO合意)しました。

 沖縄県民は即座に対応して、1997年、名護市民投票で妨害を撥ね退け勝利し、辺野古新基地建設に反対する意志を示しました。昨年7月には、県議会で辺野古新基地建設反対が決議されています。

 住民の頭越しに新基地建設を強行してきた旧政権から「日米地位協定の改定を提起し、米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む」とした新政権に変わった今、あらためて、県民の新基地建設反対の意志を明確に伝えるべく、さる11月8日、「辺野古新基地建設と県内移設に反対する県民大会」が開催されました。

 辺野古海域は、近年、世界でも稀なアオサンゴの群落やユビエダハマサンゴの群落が発見され、その中や周辺に貝や魚が幾種類も棲み、絶滅危惧種1A類に分類される天然記念物のジュゴンが生息しています。最近もエビ、カニ類を中心に36種の新生物が発見されるなど、生物多様性の宝庫です。来年2010年は日本が議長国となり、この名古屋において生物多様性締約会議COP10が開催されます。地球環境が危機的状況にある今日、自国の自然を破壊し、税金を投入してまで、他国の軍事基地を造る不条理は、その規模において世界に例を見ません。

 10月にゲーツ米国防長官が来日して以来、米国の恫喝ともいえる圧力は強まるばかりですが、住民は全国の支援に支えられ、この13年間、辺野古新基地建設の現場に杭1本、打たせていません。この間強行された環境アセスに対する審査会の「書き直し」提起、ジュゴン訴訟中間勝利、IUCNジュゴン保護勧告、宜野湾市HPによる、11月20日に公開された「沖縄からグアムおよび北マリアナ・テニアンへの海兵隊移転の環境影響評価/海外環境影響評価書ドラフト」(全9巻、約81000ページ)等々、新基地建設をさせないために努力を積み上げてきました。この成果を、新政権は対等な日米交渉で、沖縄県民の意志と日本の声として堂々と主張すべきです。特に米国内法で建設を違法とする、第一審で中間判決が言い渡され、最終判決待ちのジュゴン訴訟では、その協議が続き、あるいは控訴審も争われる間は、キャンプ・シュワブの敷地にかかる基地の建設は出来ません。

 私達、集会に参加した名古屋市民は、「世界で最も危険な普天間基地」の即時閉鎖・返還と辺野古新基地建設に反対し、2009年11月8日の沖縄県民大会決議を支持し、以上決議します。

1・普天間基地を即時閉鎖すること。
2・辺野古への新基地建設を断念すること。
3・地位協定の見直しを行うこと。

2009年12月13日
「沖縄・辺野古新基地建設反対!普天間基地撤去!なごや集会」参加者一同。


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