「名古屋空港の管理運営権の防衛庁移管に反対する署名」を始めます

 「名古屋空港の管理運営権の防衛庁移管に反対する署名」を始めます。「周辺事態法」の成立以後、「地域でできる戦争非協力」をスローガンにして、いろんな運動を考えてきましたが、私たちは今一番に考えていくべき地域の課題として名古屋空港の問題を考えています。

 ご存知のように中部新空港が2005年に開港予定です。(中部新空港の建設自体がおおくの問題を抱えていると思いますが・・.)以後名古屋空港跡地をどう利用していくのかということで地元豊山町、小牧市、春日井市そして愛知県で跡地利用の一定の方法=基本構想(小型拠点空港として活用)がつくりあげられました。その基本構想推進会議がなかなか進展しないことに3月に春日井市長が懸念を表明し、4月12日には2市1町(小牧、春日井、豊山)の首長連名で「自衛隊の小牧基地拡張ではなく、地域振興策を」という愛知県への要望を提出しました。しかし跡地買取の費用が600億円かかることから県の財政問題もあり、名古屋空港の管理運営を国土交通省から防衛庁に移管する話しがここのところでもちあがっているのです。

 私たちは小牧基地の拡張になんとかして反対していきたいと考えています。なによりも地元の自治体が反対していることでもあります。

 高蔵寺の弾薬庫、第10師団西山駐屯地、小牧基地。守山には第10師団指令部というように、この県北部地方にいくつもの自衛隊基地が展開されています。この地域を通りかかると街中を自衛隊が行軍訓練をしているところや、河川敷で訓練をしているところにでくわしたりして驚かせられることがあります。部隊間での移動も日常的になっています。川原に「この場所は自衛隊が利用します。」などの看板があったりします。もうこれ以上の基地の拡張はどうもというのが実情です。

 地元に利益はないのです。そして一番大事なことですが、基地には表面からかくされた多くの事故・事件の危険性が存在します。これは基地という秘密性のなかで、常に背後におしやられていますが。

 小牧基地拡張問題はこの地域が、「空港の町」から「基地の町」へとイメージ変貌することを意味します。例えて言えば、これまでだったら外国の人に地元紹介をするのに「あなたのお国へ行くのにはこの空港から何時間かかってうんぬん」としていたところを、これからは「あなたのお国に自衛隊機がこの基地から何時間かで行きますよ」と説明することになるわけです!。

うーん!

豊山町、小牧市、そして春日井市の地元のみなさん。小牧基地拡張に反対の署名運動にご協力ください。その他の地域のかたももちろんお願いします。県知事への要請としてとりくみます。

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