覗き見の好きなあなたは   人 目 の お客様 です。

秘密日記 秘書の独り言


2005年
12月29日(木)晴れ

今年も終わりに近づきました。巷は御用納めが済んで休みに入っておりますが、秘書は本日もお得意様にご用聞きにいくはめになりまして、ありがたくも二つ程お仕事を頂いて参りまして、納期は休み明けの初荷なりました。ぎりぎりまで御客様に御贔屓いただきまして、来年もさぞかし良い年になるのでしょう。

本年もバカ話におつきあいいただきましてありがとうございました。どなた様もよいお年をお迎え下さい。

12月28日(水)晴れ

図書館でふと手にした「アジアの迷宮」。副題は「奇妙奇天烈雑貨づくし」とあります。これがとんでもない本でして、著者は中村優子さん。ぱらぱらめくってるうちに、むふっぐふふっぶはっ、と笑いがこらえられなくなり、きゃあもうダメ、近くの人が(この人アブない)という目つきをするもので、借り出すことにしてとっとと退散してきました。

なにがおかしいって、のっけから「イカス」雑貨が2ページ見開きの「金玉オヤジ」。ニコやかにしてふくよかな中華オヤジ人形が洗面器かついで万歳してます。合わせ着物の前ははだけて乳首どころか肉まんのようなお腹のヘソまで丸出しで首には金ぴかネックレス。

ところで、「金玉」をなんと読みますか? 

中国に惚れ込んで地方都市で日本語教師までしてしまった漫画家の小田空さんによりますと、日本人と中国人を一発で見分ける方法として「金玉」を読ませてみる、というのがありました。秘書は「・・・マ」と読みました(日本人なら誰だってそう読みますわな)。

小田さんによりますと、日本と中国はなまじ漢字という共通文化があるだけに間違いも多いらしいです。有名なところでは、古い女とくれば日本ではオバさんもしくはおばあさんなのに、中国では若い女性(姑/しゅうとめと姑娘/クーニャン)。(怪我したけど)大丈夫です、と日本人のおにいちゃんが筆談すれば、それをみた中国人ははてな? 大きな亭主とはこの日本人なにを言ってるか。 

さて、問題の玉を中国人は「キンギョク」と読むそうです。して、その意味するところは「金銀ザックザク」、まことにめでたいもので、このオヤジは布袋様。すなわち、商売繁盛のシンボルでして、「大きなのを買うほど、ハッピー・カモンね」でして、日本で言えば招き猫ざんしょか。招き猫がしばしば仏頂面なのに、まあ愛想のいいオヤジ様ですこと。「破顔一笑。笑う門には福来る」そうですが、秘書んちの玄関にはかざりたくないです。

この本には他にもへんてこりんなもの満載でして、「意味あり意味なし 変な日本語モノ」には、漢字ひらがなカタカナ(もどきも含む)入り交じったプリントTシャツが勢揃い、「生姜ちくわ」「坂本雷馬」「豚ぬぎ」なんぞはまだ可愛い、「冬のを楽で」「今月もりほんが」「ブで行(付?読めないよぉ)こう」etc、なんのこっちゃ、それらに対する中村優子さんのつっこみが輪をかけておかしくって・・・

日本にも溢れてますよね、変な英字プリントTシャツが。それを見て英語圏の人が大笑いするのってこんな気分かな、と思いました。bitchってプリントTシャツを若い女性が来ているのを見たことがありますが、ええと日本語にすると「インラン女」はあんまりだ、「性悪女」かな。若い可愛い女性が来てるなら、まだ笑って許せるけど、見るからに根性悪そうなのが来てたら絶対笑えねえですなあ。

この本にはまだ珍奇物体が一杯です。この正月はコレで楽しめそうです。

12月27日(火)晴れ

秘書んちのベランダに鳩が来てるらしいです。お姿はまだお見かけしておりませんが、一日の労働を終えて家に帰り、洗濯物をとりこもうとベランダに出ますと、ぐっ、プランタがほじくりかえされています。なんでやねん、と初めは埋め戻しをしていたのですが、ここのところほとんど毎日。

楽しくも悪夢のような鳩・人間ベランダ共存生活に懲りましたもので、二度とおいで下さらないように鳩除けネットを巡らし、隙間から突入しようとする鳩を追い払い、やっとご近所の方に顔向けできると安心していましたのに。

寒さ厳しくなって巷に食べられる虫や木の実が乏しくなったのでしょう。秘書んちのベランダを格好の餌場にしおって。不届き千万な奴らです。現場を押さえて一罰百戒、丸焼きの刑に処しれくれましょうぞ。しかし、なにゆえに秘書んちのベランダでお食事など致すのでしょう。

それはですね、貧乏性秘書がですね、食べ残してイケなくなった鯛の頭や大根の煮物なんかをプランタに埋めるから・・・ だって、ゴミ箱に捨てたら罰が当たります。幼少の頃は、食べ物を粗末にすると目が潰れる、ってさんざんおばあちゃんに脅迫されました。三つ子の魂は不滅です。

糠味噌タッパにも古くなった煮干しやヨーグルトなんぞを埋め込みましたが、ベランダにもいろいろとお世話になってます。埋めて土を掛けとけば良い肥料になります。と思ったのですが、ここ数日の寒さでプランタが冷蔵庫状態になってるらし。鯛の頭はきれいに頭蓋骨に近づきつつあります。

実は烏賊のワタの残りも埋めました。これは食べ残しじゃなくて調理し残しの分。秘書は烏賊のあの黄金色のワタ(レバー?塩辛にするやつ)が好物です。烏賊をさばく時にはあのワタを取り分けておいて、身は皮をむいてお刺身にした後に、残った10本あんよと三角のお帽子とむいた皮とを刻んで、ワタをフライパンでじうじう焼いたのにからめて頂きます。うふっ、美味。

いつもは1匹(正確には烏賊は1杯と数えます)だけなので、すぐ食べてしまうのですが、世の中にはこの美味を解さない人々がおりまして、魚屋さんの店先で「身だけ頂戴、後はいらない」と当然のごとくのたまいまして、結果ゲソとワタが大量に残りまして、お店の方も考えたもので、ゲソパック、ワタパックを「あら」と称して売ります。ワタ10個入って200円位。

これに飛びつかずにいられよか。

買ってまいりましたが、いつもは1個だけなので、ていねいにさばいて軟骨のこりこりした部分まで刻んで頂いてしまうのですが、10個もあるとワタをとりだすだけで辟易します。だって、お店の人も面倒くさいらしく、目玉のついたままパックしてありまして、ぶにゅっと目玉を外しているともう気分はほとんどスプラッタ・・・ 軟骨ごとばちっと切り落としてしまいました。そのままビニール袋に突っ込んでごみ箱に入れてしまえばよいものを、いつもはありがたく食している部分だけに気の迷いが生じて煩悶した挙げ句プランタ行き。

お酒のおつまみに烏賊製品はよく登場しますが、あれって美味しいけど臭いですね。烏賊食べた口で深呼吸などしてくれるなって怒鳴りたくなる程。

で、秘書んちのベランダが烏賊づくし宴会状態です。窓をあけるといきなりむわあ。土をよけいにかけたり、苦瓜の枯れた葉っぱを被せたり(結構青臭い匂いがする)、ローズマリーの枯れ枝を細かくしてふりまいたり・・・ 異臭がする、なんぞと通報されたらどうしましょう。

で、生ゴミ匂い消しを買ってきましたら、これがまた半端じゃないきつい匂いがしまして、頭痛がして吐き気がします。だから鳩も来るまい。

と、自分に都合良く考えても報われません。あまりの匂いに烏賊プランタに掛けるだけにしておきましたもので、離れた鯛頭プランタは毎日ほじりかえされております。もう、どうでもいいような・・・

12月26日(月)晴れ

クリスマスも終わりましてお日柄もよろしく出勤途中の米屋さんの精米所の脇で餅米なんぞを蒸し上げましていい匂いが漂っておりまして朝御飯をお代わりして食べて来たにもかかわらずグウグウと虫が騒ぎましてああ日本のお正月はもうそこまでやってきております。

3連休致しました。

目出たい天皇誕生日にはベッド友の会優待会員になっておりました。日頃の内職疲れがどっと出て眠たい上に寒くてベッドに潜り込んで布団乾燥機をごうごうとかけてああ極楽(こういう使い方はするなと取扱説明書に書いてありました。即席乾物になるらしいです)。読みかけの本を手にうとうとうと・・・

先日図書館に行きましたらば、「睡眠時間は3時間で足りる惰眠は人生の無駄だ!」と訴える本に巡り会いまして、しかも別々の筆者で2冊並んでおりましたもので、日頃無駄だらけの人生を積み重ねている秘書としてはここら辺で人間改革をした方がよろしいとの啓示かと、ついでに隣に並んでた「頭は使い方で良くなる」と合わせて借りて参りました。

短時間睡眠の本によりますと、8時間も寝ているようでは大損をこくらしいです。ふむふむふむ。なるほ・・・ と気が付くと本を取り落として眠りこけている秘書。はっと気付いてまた読み始めるも、なる・・・ またがくっと気が付いて本を拾い上げ、な・・・で爆睡状態。次に目が覚めれば辺りは暗く1日が終わりかけていました。筆者が聞いたらカンカンにおこりそうな気がします。

さて、そんな状態でとにかく最後まで目を通したつもりですが、こりゃあかん、秘書とは無縁の話だわん。だって、だらだらと夢を見るような睡眠は無駄、と一刀両断ですもの。人生何が楽しいって、ぬくぬくお布団に入ってとろとろ夢を見るのは極上の楽しみでして、ドンペリニョンやるから寝るなって言われたって引き換えにしたくはありません。100万円くれたって1000万円くれたって(1億なら考える余地あり)。

秘書は夢の中で、前に行った場所に行くのが好きです。ああん、またここに来たわん、と夢の中にしか存在しない街や道路、丘や林をうろつくのです。そんな夢は疲労困憊爆睡状態では見るべくもなく、なんとなく二度寝する時や昼間からお布団に潜り込む時に見るのです。ついでに、秘書は夢の中で「コレは夢だ」と気付くことがあります。そんな時はもう天下をとったよう。

「夢だから何でも出来る」→「空を飛ぼう」

で、鳥みたいに羽ばたいたり、制御不能の高速で飛びまわってびびったり地上30センチくらいのところで犬かきよろしくじたばたしたり、楽しいですゾ(現実が厳しいから余計・・・)

こんな世界を手放したくありません。忙しすぎる人生は秘書の目的ではないざんす。かといってスローライフっちゅうスタイルもあんまし・・・

世界の端っこでしみじみ生きるミジンコライフだって一つのライフスタイルです。(何が言いたい。クリスマスを寝て過ごしたツケか・・・)

12月22日(木)晴れたような曇ってるような・・・

バッタのサンタが復活してました。ネオンロープが長くなって、空気を入れ直したのか全体が少し膨らんで、でも遭難3週間そろそろ救助がこないとヤバいくらいのひょろつき具合で、カラスがつついたのか踵の黒いところが破けて新聞紙丸めたみたいな詰め物が覗いていました。びんぼくさ・・・んた。

風がぴうぴうと冷たいです。内職の納品にいくのにポッケに両手を入れて風当たりが少ないように背中丸めてとっとっと早足で前も見ないで突進して裏道ゆえ車はこないけど電柱にぶち当たりそうになって、おっとっと、ひょいとよけようとすれば陰に落とし物。特大のンコがもう何日も前から放置されております。全くなんてことざんしょ、さっさと始末すればいいのに、どいつもこいつもだらしなくて放ったらかしで・・・(秘書の責任じゃないやい。見て見ぬふりをつらぬくぞ)

風が冷たいと歯が疼きます。虫歯の詰め物がとれました。トースト食べてただけなのに、お口の中でがりっと巨大隕石がはじけまして、「パンに石なんかいれるなっ。訴えてやる敷○パンッ」とどっかーんと爆発しかけて、ふと記憶が総動員されて、ああ前にもあったなおにぎり食べたらじゃりっと来て、握った人に文句言いかけてふと気付けばあれま奥歯がスカスカでこりゃ一大事、と。

大慌てで歯医者にいったのは先月のこと。繁盛しているそうで予約がとれるのが2週間先で、削って2週間後に詰めて、あれあれ虫歯だらけです全部治療しましょう、で2週間後の予約をとって、その当日の朝までは覚えていたのにふとすっからかんと忘却して、大慌てで電話したのにまた2週間先に予定が延びて・・・虫歯直すのも大変です。

思い起こせば歯医者に行くのは5、6年振りです。前の歯医者は、今思うにヤブでした。治療すればするほど虫歯が進行するような気がして、歯医者通いを止めてしましました。これは間違った判断でした。治療するのを止めるのではなくて、その歯医者に行くのを止めればよかったのですが、人間というのは何事も手遅れになってからでないと気付かないものです。(というふうにおのれのアホを格言化するのはやめましょう)

5、6年の間に歯医者が進化したのか、それとも前の歯医者が老朽化していたのか、今度の歯医者の設備は素晴らしいです。歯のレントゲンを撮りましょう、といわれて連れ込まれたのは小さな部屋でして、秘書が防護エプロンをつけてバーを握って立っていると、そのまわりをレントゲン撮る機械が回って行くのです。前向いて横向いてあっち向いてほいとかは一切必要ありません。しかも音楽付き。機械の回転に合わせて、えーとこの曲はなんだっけ、カーメンキャバレロ情熱の花、じゃなくてエリーゼのために。ちゃららららーと機械が回りまして、目を閉じた秘書の脳裡につま先立ちのバレリーナが登場。ちょこまかとチュチュが揺れて・・・なんで手旗信号やってるんだ。右手を上げて左手を伸ばして次下げて・・・

はい、いいですよ、と言われて我にかえりましたが、あのバレリーナ、この患者は10円ハゲだよ〜、とか送信してたんでしょうか。

ともかく暫く歯医者通いです。年内にケリをつけたかったのに、この調子だと来年一杯かかりそうです。なけなしの内職代が治療費に消えて行きそうです。ちと荒稼ぎをしないといけませんが、年末に仕事が入って正月休みが飛ぶのは嫌ですな。何事もほどほどが肝腎で・・・

ごちっ。

ホームページの手入れをしろと、鉄拳を食らいました。そういえばしばらく放置してましたねえ。編集長が改革案を出して以来、つまんなくなっちゃってやる気が起きなくってさ、だからさ、現場が分かんなくってさ、机上だけでモノを考える人間は始末が悪くってさ、マンションの偽装問題だってさ、減らせ減らせってさ、呪文唱えたって魔法はかかんないのにさ

ゴチッ。

・・・・・・

12月21日(水)晴れたような曇ってるような・・・

それにしても寒いです。記録的な寒波到来。朝起きてカーテンを開けましたら、通りの向こうの家々の屋根が雪でも降ったように真っ白け。もちろん東京方面は鼻の穴がパリンパリンになるほどカランカランに乾いておりまして、白いのは霜。雪の降る地方はとんでもないことになっているようです。

さて、忙しいです。先生も走る師匠も走るコーチもチューターもレクチャラーも走る悪寒も走る虫酸(むしず)も走るムカデも走るミミズも走るモグラも走る慌て者が先走る詐欺師が口走る口車に横槍積んで一億突進だ・・・

毎度のことながら今年も後少しざんす。もうじきクリスマスにお正月。でも秘書の心はせわしなくて懐はさみしくて内職はキリがなくてちまちまと小銭を稼いでいました。

秘書が小さな世界できりきり舞いして世捨て人をやっている間に、世間ではなーんか色々ありました。幼い命が続けて奪われ、土木関係は信用失墜し、証券会社のミスクリックで株式迷走・・・ 日本株式会社の倒産は近いのではと思ってしまいます。敗戦直後の大混乱で預金封鎖されなけなしの財産がすっからかんになった日が再現されたらどうしませう。秘書は貧乏人ですがそれなりに2ヶ月分の生活費くらいは溜め込んでいるのですが、それがチャラになっちゃったら・・・ああん、生きて行けません。

金相場が値上がりを続けていましたっけ。2年程前1グラム700円くらいだったのを覚えています。あらん、お安いこと、とは思ったのですが、金買うなら晩ご飯のおかずを奮発するだよ、の世界でありまして当然買ってなんかありません。

あん時1キロ買っとけば今なら70万が200万だ、10キロなら2000万で差額の1300万丸儲けだったな・・・と買えもしなかった金勘定は虚しいです。

ミスクリックで儲けた証券会社は利益を返還する方向で話が動いていますが、個人投資家にはン十億儲けた人もいるそうです。そんなんズルい、と貧乏秘書はごねたくなりますが、ちょい待て、株の仕入れ資金をこの人はちゃんと持っていたのだぞ、やっぱ金持ちでなければ隙に乗じて儲けることもできない時代なのだな(何が言いたいのか自分でわからなくなってきた)

話を変えまして、秘書んちの近所にありますハロウィンにカボチャのお家は、12月になればお約束のクリスマスデコレーションハウスに変身します。玄関にはペカペカ光るモミの木、窓にはきんきらきんのお飾り。近頃こういうお家が多くなりました。秘書は盆と葬式限定バチ当たり仕様ですが一応仏教徒ですので、クリスマスなんぞ関係あらへん。けばけばしくてやだわ、光ればいいってもんじゃないざんしょ、と冷たい目で通り過ぎて行きます。(もしかして幼少の頃クリスマス会をやってもらえなかったトラ馬にまだ跨がっているのかしら)。

げっ。ツリーだけでは物足りなかったのか、ここんちは今年は3階の窓からサンタさんをぶら下げてます。光るネオンのロープにしがみついて今にも落ちそうになって、どう見てもはしごを外された侵入犯だよお。おまけに予算をケチったのか、サンタさんがぺらぺらのビニール製でしかも空気が抜けてシワシワだよお。こんなバッタもんサンタをぶら下げるな。

サンタはなあ、けんたっきーふらいどちきんのかーねるさんだーすオジさんみたいにふくよかでなくちゃいけないんだいっ。

と、関係ないと言いながらつい興奮してしましました。それにしても腹が立ちますもので、誰も見ていない時に石をぶつけてやろうと思っていましたら、よほど評判が悪かったのか、次に通りかかったときには消え失せていました。ふんっ。

社内は相変わらずぐちゃぐちゃしています。編集長は毎度同じことを秘書に聞きます。メールが受信できない、印刷が出来ない、○○がおかしい、△△がダメだ・・・

この前言ったろうが。その前も言ったろうが。何遍言わす気だあ。自分で調べようと言う気はないのかっ。

「そんなもの、ない」

と、こういう時だけきっぱりとしたお返事が帰ってきます。秘書は生き字引人生に飽きてきました。愛の手が欲しいです(できたらお金も)

12月12日(月)晴れ

金曜に急ぎの仕事が入りまして、またパソコンにへばりついて夜なべしたおかげで本日も頭が痛いです。土日は休んだだろうに何故?とお聞きなさるな。土日休むために夜なべしたざんす。

また実家に帰ってきました。秘書の大事なお母様がネズミに齧られていたら大変なので、時々様子を見にいくのです。秘書は親孝行なのです。というか、これまでの親不孝の埋め合わせだったりして。先日の法事の時に、いとこに「親孝行しなくっちゃ」と言いましたところ、「あんたの場合は目一杯親不幸したからな」と言われました。秘書の若かりし日の悪行は、本人がしらないだけで親戚中に鳴り響いているようです。がくっ。

お掃除したりお買い物したりお昼ねしたりで、時間があっという間に過ぎて、東京に戻る時間になりました。いつもの通りタクシーを呼びます。「ちょっと時間がかかります」というので「どの位?」と問うに「15〜20分」。なら電車に間に合う、と鷹揚に構えておりましたら、30分過ぎても来やしませぬ。もう間に合わない時間になり、仕方ない次で行こうと秘書は頭を切り替えたのですが、秘書のお母様のうろたえること、その電車に乗れなかったら二度と東京に戻れないような騒ぎとなりました。

思い出しました。お母様はせっかちな上に心配性なのでした。幼年時代には、ことごとくを「危ないから」と禁止されまして、故に一番目の子どもは俗言「惣領の○○」になり、二番目は反発から「跳ね返り」、三番目は親もくたびれて来て多少手抜きを覚えて「それなりに」育ち・・・ さて、秘書は何番目だったでしょう。

それはさておき、いつもなら電話して5分でくるタクシーが秘書をお迎えに来たのは45分後でした。運ちゃんの恐縮することしきり、不慣れな人で秘書の実家が分からなかったそうで、しかも間違った道順を教えられたようで、もしかしてタクシー業界にもいじめがあるんかな?って思っちゃうようなお話でした。秘書は慰め役にまわりまして、怒る気にもなれません。

ついでに、1本次のに乗ることにした特急も遅れて来ました。定刻通りの運転を期待してはいけないこの頃ですから、さして腹も立ちませんが、吹きっさらしのホームで列を作って待つのは辛いです。冷えもんになって車内では過剰に暖められてお陰で久々にゲロッピ変身。人生思い通りにゆきません。東京にたどり着いてみれば、雪が舞ってたりして・・・ 寒いよう、ひもじいよう、眠たいよう・・・

日曜の夜に早く帰って、やり残した仕事を仕上げるはずだったのに、くたびれ果ててそれどころじゃなくて、一晩中仕事が終わらない夢に悩まされて、出社してみれば社内は編集長がとっちらかしたビデオデッキが散乱していて、ぶうたれながらアンテナ配線しビデオの入出力端子を繋ぎ時刻やチャンネル合わせをし、急ぎの原稿が入る筈だから引き換えに納品する予定の仕事も急いで仕上げて、朝一で連絡をくれる筈のお得意さんから何も言ってこないので電話して・・・

まだ入ってないよ、だそうで・・・

12月9日(金)晴れ

編集長の「俺の葬式はどうしてくれる」騒ぎは10月のことでした。そんなもん、考えたって仕方ないのないことです。葬式は残された人間の問題でありまして、生前はこん畜生と思いながらも葬式だけはちゃんとやってくれるものなんです、大抵は。

大抵の部類に入らないほど、変人の度が過ぎている自覚があるのか、灰にして海に流してくれだの、景色のよい山の樹の根元に蒔いてくれだの、本人曰く「手間を省くため」のあれこれを口走りますが、どれもこれも却って手間がかかることばかりで、後に残る人間としては「ありきたりの葬式やった方がよっぽど楽」。

そうこうしているうちに「献体」希望出現。へいへい、遺族となる方の了解ちゃんととりましょうね、というコトになりまして、擦ったり揉んだりしまして、この話打ち切り。およそ情緒というモノと無縁の「合理的」な編集長、世の中は大半が「非合理」から成り立っておるのですぞ。

そんなことより、ちゃんと原稿書きなさい。アフリカの本はいつになったら仕上がるんですか。

「合理的」を自称している割に、やることがヘマです。従卒の目に英雄なしとは言いますが、昨日も「新品プリンタが変だ、印刷出来ない」と泣きついてきましたな。トナー切れのランプがついとるです。ばかばか大量に印刷するからです。あ、印刷したの使わなくて余ったからって、捨てないで下さいね。いつも秘書が拾い出して、校正用に裏紙プリントしてるんですからね。

本日も出社一番、空き巣が入ったみたいに社内が荒れておりました。ビデオを大量ダビングするので、でもこの前はうまく接続できてなくて2台でしかダビングできなかったので、こんどは5台ちゃんと繋ごうと思って全部持ち出して外して・・・余計繋がらなくなった・・・

そこをどけっ。

あ〜あ、出力端子から出力端子へいってるじゃありませぬか。これで繋がったらオカルトです。それにしても機械によって、入出力端子の並び方が違いますなあ。ちゃんと眼鏡かけて接続しましょう。

それそうとタコ足配線は止めましょうと、昨日言いましたよね。タコのタコのタコのタコみたいなことするから、ビデオカメラの動作が不安定になったりするんです。なのに早速テーブルに並べたデッキの電源がないからって、16本足のタコみたいなことを・・・

12月8日(木)晴れ

本日、太平洋戦争開戦の日、ジョン・レノン25回目の命日。黙祷。

このところ、ラジオで盛んにジョン・レノンの曲が流れていました。改めて聞くと、心に沁み入る声と旋律でありまして、惜しい人程早く亡くなる、という表現には真実があるような気にしてくれます。

秘書は毎朝、ラジオを聞きながら朝御飯を食べます。耳だけの情報は映像イメージ(ダブり表現ですな)に左右されることなく具合がよろしいのですが、コマーシャルに関しては、テレビと同じものをそのまんま音声だけ流して下さることがあり、脳内でイメージがふくれあがります。

某宅配便のコマーシャル。

東京のお兄さんが地方の妹に「お前の好きなもの」を送りました。「学校から帰った頃には着いている」と。多分小学生の妹はワクワクしながら家に急いで帰ります。お家に帰った妹は「ミッキー」を見つけます。おそらく多分きっと間違いなく浦安に居住されておりますネズミさんのことでしょう。「わあ、お兄ちゃんありがとう」と妹は感謝します。礼儀正しい良い子です。

が。

「太か」ミッキーとはなんぞや。小錦が浦安ネズミの着ぐるみ着てるんか? 可愛いいんか? 妹はデ○専かあ?

ゴチッ。

おお痛て(美しき兄妹愛を汚すんじゃないと鉄拳制裁。口で言え、話せば分るんだい)

「ふとい」とは方言で「大きい」の意味だったのでした。(けど、ネズミはやっぱり小さい方が可愛いと思います

12月7日(水)晴れ

日に日に寒くなっていきます。この夏の焼け焦げた炎熱記憶はとっくに喪失してアホたれて「やっぱ寒いよか暑い方が快適だわねえ」と口走っております。

さて、編集長の新しい本が出て深層雑誌の冬号が出て、社内がなんだか一段落しましたが、改めて見回すと、盛大にとっ散らかったままざんす。

片付けても片付けても出現する編集長蟻塚、重要書類を飲み込んでマリアナ海溝に沈めるブッラックホール、ハードディスクを遁走する迷子ファイル・・・ とあげつらうだけで朝から日が暮れます。

せめて秘書部屋だけでも片付けませう。

と整理にかかったら、あらま、こちらも大漁です。鳴らないラジカセ、(編集長が)壊したレーザープリンタ2台、チャンネル切替がつまみ式のアンティークな映らないテレビ、(編集長が)書き損じた発送用封筒、(編集長が)昔大量印刷した不良在庫、本体絶版なのに残っている未使用の表紙カバー、(編集長が)録画したまま放ったらかしで棚を埋め尽くすビデオ、(編集長が)切り抜いたまま忘れ去られている新聞や雑誌の記事、20数脚の折り畳み椅子・・・

秘書の業務と関係ないもんばっかでした。現状スペースの3分の1もあれば秘書は真っ当な仕事が出来ますだに、何故にこう不幸の固まりを押し付けられるのか・・・

片付け止め。

人生はもっと有効に使わなくてはなりません。本も読みたいビデオも見たい散歩もしたいです。そおそお、この頃BSで昔の日本映画をやりますもので、秘書はせっせと撮りためておりました。昔の日本は情緒があって良かったです・・・が、ビデオがどんどん増えて置き場所に困るようになりました。そこで閃きました。DVDに撮ろう。

→DVDレコーダーを買おう→元同居人が来た→買って貰おう→店頭にいろいろあり過ぎて分からない。元同は一番安いのを買おうとしている。そんなの嫌だ→(研究)秘書んちのテレビはアナログだ。2011年にはどうせ買い替えなければならない。最新鋭高級機を買っても無駄だ→元同のお勧めが一番良さそうだ。

で、めでたくパイオニアのDVDレコーダーをご購入。BSチューナーに接続して手動で録画予約せねばなりませんが、無事DVDライフに突入いたしました。録画したのを再生すると、おお、感激の高画質です。ビデオテープの分を再生するのが嫌になりそ。HDDからDVDディスクにダビングするのも感激するくらい超簡単。早速覚えたてのファイナライズなんて単語を口走っております。ダビングしたらファイナライズしないと余所んちへ持ってっても見られないんだもんね。ファイナライズしないダビングなんて駄貧愚(お粗末)・・・

どっかで貰ったDVDディスクを持って来て、「コレ見られるのかね」とお聞き下さる編集長にもお勧めしたいのですが、このアナログ人間に使いこなせるでしょうか。この御仁は、(編集長がほったらかしにしてる)eMacで見られます、と教えてあげても生返事しかしない今様縄文人でございます。この上eMacを放ったらかし続けるなら、現物給与ということでお家に担いで帰っちゃおうかと考えている今日この頃の秘書でございます。

12月5日(月)晴れ

めっきり寒くなりましたねえ。お外をちょろちょろしてると、お洋服の裾を風がぴゅーって吹き抜けて、おーさぶさぶ。昨日みたく氷雨がぱらつきますと、傘持つお手々がじーんじん。そいでもってお財布の中身が千円札1枚と小銭だけだったりすると、もうこの世の果てみたいな寒波がどかーんと・・・

ぐだぐだしてる間に、今年も師走になりました。忙しかったです。予定外の内職まで飛び込んできまして、いっぺんに5つくらい仕事が進行しまして、それだけでかっかとしておりますところへ、いつものアレも紐で括りつけた爆竹みたくばちばち火がつきまして、ほんとにキレるぞ秘書はあ。

新しいプリンタで印刷が出来ないそうで、その原因は? ファイルかねパソコンかねプリンタかねそれともやり方が悪いのかね、と秘書がみんな確認しなくちゃなりません。お殿様は相変わらず「良きにはからえ」と傍観態勢。ええい、じゃまだ、どけ、と追い払って歯ぎしりしながら、印刷ドキュメントをクリアして再起動してみたり、問題ファイルを別パソコンに移して印刷してみたり、別ファイルを問題プリンタで印刷してみたり・・・わかりましぇん。お殿様や、あんたそのものが障害物ではないのかね。

しかし、なんとかせねばなりませぬ。だめならだめで修理を頼まなくちゃ。こういう時はマニュアルをよーく読んでみます。案外大事なことを見落としてるものです。えーと、なになに、接続ケーブルは2m以下にしなさいですと。あらま、大は小を兼ねるで3mにしてました。コレが原因でしょうか。けど、2mケーブルがない。これまでは1mケーブルをつかっておりまして、それは今度のプリンタのUSBの差し込み位置の関係で届きませぬ。あれま、隣町まで買いに行くのは嫌でございます(地元の第一家電が潰れちまったせいだよ)。

と、室内をきょろきょろしまして、うふん、なんだWinパソのフジタ君、そんな至近距離で2mケーブルを差し込んでるじゃない、短い方がいいんだよぉ、取り替えたげるぅ。と、強奪しまして接続。さあ、どうだ。

結果、あっけなく解決。教訓:マニュアルに書いてあることは尊重しませう。

と、難問去ったらまた難問いや愚問。お殿様曰く、メールが変だ、また受信できない。「また」というのは、以前にもあったということです。状態はまったく同じ。プロバイダにメールが溜まり過ぎてるんです。削除しなさい。やり方は教えてあげたでしょうが。初めて聞くような顔をするんじゃありません。わからんだとぉ。ほれ、コレをこうしてアレをあれして、パスワードを入れて。パスワードが分からないだって。秘書は他人のパスワードまで管理しとらんです。

大騒ぎしてやっとパスワードを発掘して溜まりに溜まった迷惑メールを削除しました。こまめにやっておけばいいものを。サラリーマンだったら、チョンボをほったらかしにして、解決不能の大問題に発展してから青くなるタイプだぞ、きっと・・・

マンションの構造計算偽造問題だっていずれ発覚して大問題になるのが分かり切っていることなのに、なんでこういう下らないことをしでかすんでしょうね。バレなければ何やってもいいと思っている人たちは、困ったことにバレた後の手当を当然何も考えてなくて、被害者は救われようがありません。

こら、マンション買うのは考えもんだわな。賃貸の方が賢明っちゅうもんだわさ。買うお金もないけど・・・

話変わりまして、先月田舎に行きました時のことです。ご馳走たらふく頂いて、さあ東京へ帰って明日からまたお仕事、とるんるん気分で駅にむかいましたら、改札の前に人だかり。一様に発着掲示を注目しておりました。

なんだなんだなんだ、と事情が分からぬまま人ごみに紛れ込んであちこち見回すと、東京都内で起きた人身事故の影響で電車が止まっております、ですと。

ぎゃっ、と秘書パニックに転げ落ちました。どうしよう、帰れないよう。また実家に引き返して明日の朝早起きして一番電車に乗らなくっちゃ。寒くて眠くてやだな。復旧して動くかもしれないから、構内で待って見ようか。だめだったら払い戻ししてくれるだろうし。げっ、ホームに人が溢れてるよ。止まってる電車は、秘書が乗るはずの特急より2本前の特急だよ。

パニクった頭の秘書はここで、

特急が止まってて満員で通路に乗客が立っている→空いてる各駅停車が向いに止まってる→各駅を乗り継いで東京まで帰ろう

という選択をしかけました。あぶないあぶない。

線路は1本(正確には2本1組)、特急が止まって各駅が走る筈がない。復旧して真っ先に走るのは料金の高い特急です。目の前にあるのは2本前の特急。ホームで待ってるお客は次の特急に乗る積もり。秘書の乗る筈の特急はさらにその横で列を作ってる。最後尾ははるか向こう。そこへ並んで・・・ちゃいけません。だって指定席を取ってるわけじゃなし、並んだって自由席に座れる保証なし。どうせ立って行くなら、目の前のこいつに乗って悪いわけがない。混んでるけど、乗降口付近にはまだ場所があるよ、と乗り込みました。

やれやれ、とほっとして外を眺めていると、多分秘書と同様にパニクリ頭になった若い女性が、この列は何の電車か、私の乗る電車はその次だけど自由席はここでいいのか、と並んでいる客に聞いていました。お嬢さんや、あんたコレだけ並んでいたら自由席では座れないよ、悪いこといわんから目の前のこの電車にのっちまいなさい、と秘書は心の内で忠告してあげました。

この混乱で秘書、一つ学習しました。これだけ混んでいると、車内検札は、座っている客にはするけれど通路などに立って恨めしそうにしている客は素通りします。秘書は回数券を乗車券と特急券と別々に買っているもので、特急回数券が一枚儲かります。立った甲斐があった・・・

というせこい考えは報われません。秘書が持っていた特急回数券はその日が有効期限だったのでありました。


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