秘書の小部屋 2002.8

2002年8月25日(日)晴れ

今日は日曜学校にいきました。今日からクォークエキスプレスです。銀座で一通り終えた秘書には楽ちん楽ちん。すいこらやっていたら、先生に言われました。

「やったことあるの?」

滅相もない。はい、と答えてその後の授業で分らなくなったら、この程度?、と笑われるに違いありません。つい、デモ版をさわったことがあります。でも、メモリ足らなくてちゃんと出来ませんでした(松子さんのメモリは32MB)と言ってしまいました。秘書って嘘つき。

ところで、お詫び。

田舎にいる秘書のお母様が入院して手術をすることになりました。

昨今、入院したばかりに手術したばかりに取り返しのつかなくなる事態が頻発しております故、秘書はお母様に付き添うことにいたしました。よって、26日よりしばらくの間、お休みをいただきます。

その間、編集長を野放しにすることに、いささか良心の呵責を感じるのですが、いたしかたありません。暴走防止の護符を密かに後頭部に貼り付けておきましたので、御容赦ください。

ここのところは編集長も地元の老人会(というと、年金者組合だ、と訂正されますが、大した違いはありません)にちょっかいだしたり、行きつけのお役所で御高説を開陳したりしてますが、本を書く、という大仕事を抱えておりますので、あちこちに闖入してかき回している暇は、基本的には無いはずです。

留守中よろしくお願いいたします。

2002年8月24日(土)晴れ

眠り姫となりました。残99年11カ月30日。

2002年8月23日(金)晴れ

わーん、本当に銀座とお別れだよう。名残り惜しくて、喫茶店に団体でたむろしてしまいました。午後職安に出頭しなければならないので、1時間ほどで引き上げましたが、別れは悲しい。

職安で手続き取って本当に終わりになりました。

今、100年の眠りにつこうとしているように眠くてたまりません。

2002年8月22日(木)晴れ

風邪は一向によくなりません。鼻水じょびじょび咳がげほっげほっ。授業中発作を起こして教室からでて廊下であんぐり大口開けてぷしゅっぷっしゅっと薬を噴霧している姿はヤク中のよう。今朝も電車でゲロッピに変身してしまいました。なのに、お別れ会と称する飲み会にのこのこ付いてく秘書・・・

2002年8月21日(水)晴れ

実は本日お誕生日。誰のって、秘書の。

またひとつ年くいました。こころなし皺が増えた気がします。お肌の張りがなくなった気がします。体力も・・・あー、やだやだ。ぐすん。

同居人がケーキ買ってきてくれました。やけ食いしそう。

2002年8月20日(火)晴れ(多分、雨だったような気もする)

今お勉強しているのは再就職するためであります。なら、就職先を探す努力をしてみい、と職安からのお達しで、秘書は今日ガラにもなく人材派遣会社に登録をしました。これがまた、詳しいことは言いたくありませんが、派遣で働くというのはこういうことか、と腹がたつよな代物でありました。人間が商品となるのであります。昔で言えば人身売買業ですか。

そりゃ確かに労働を売って来ましたが、ここまで露骨に構造が見えると、ふだんはかけらもないよなプライドがむくむく頭をもたげてきます。秘書は未熟なんでしょうか。本当の苦労をしらないのでしょうか。

2002年8月19日(月)雨(台風)

ああ、と溜め息が出ます。銀座に通い始めて3カ月。もう今週で終わりだなんて。その後の居場所が決まってないだなんて。いよいよ気分は本格的に失業者。あー、やだやだ。

風邪ひきのせいで体調最悪。通勤電車に慣れたはずなのに、今朝は、うっぷ胃の治まり具合が悪いです。冷房がガンガンにきいた車内で、鏡の国のアリスならぬ鏡の前の四六の蝦蟇よろしく冷や汗たらたら。必死に我慢した挙げく乗換駅のトイレでゲロッピに大変身。あー、気分悪い。

しかしおかげで、お昼は持参のお弁当だけでは足りなくなり、コンビニにおやつ買い出しに行きましたがな。

2002年8月18日(日)晴れ

今日は日曜学校も夏休み。だけど風邪ひき秘書はどこへもおでかけできません。よって1日ふて寝。眠り過ぎて頭が痛い。

2002年8月17日(土)晴れ

ここのところ涼しいせいか、休みで気が弛んだせいか、風邪を引いてしまいました。鼻水ずびずび、ぶっくしょん!夏の盛りに風邪引くアホ、とか人様をさんざん笑いものにしていた罰が大当たりしたみたいです。

気分悪いったらありゃしない。

2002年8月16日(金)晴れ

一昨日、職安からお手紙を貰いました。げ、なんか悪いことしたか、と思いつつ開封してみれば、御親切にも直近の求人情報リストでありました。

昨日、眺めまわして、一件気になるものがあったが、希望職種と多少ずれていたので、そのまま考え続けることにしていました。

今日、考えたあげく、職種は違いますが、近いし労働時間が短いし給料はまあまあだし、それに(ここが肝心なのだが)公務員だよ! 受けとこ、と職安に問い合わせの電話をしました。しばらくまたされて係りの人に代わってまた少し待たされて、「お待たせしました。応募者多数で昨日締め切りとなりました。」

ぐわぁーん。

出遅れました。人生厳しい。あーん、せっかくきれいな字で履歴書書いたのに。美容院に行って大枚はたいてカットもしてきたのに。

2002年8月15日(木)晴れ

夏休み3日目。といっても秘書の人生そのものが数カ月前から遠大な夏休みに突入してしまっているので、日常生活にさほどの変化はありません。毎日がエブリデイ、じゃない、毎日がオールシーズンのサマーホリデイなんであります。懐の傷み具合が忘れられれば、極楽人生なのですが。

今日は、終戦記念日。人によっては敗戦記念日ともいいます。国民の祝日にはなっていません。伝統的に日本全国民が休みをとるから、と昔の人は考えたのでしょうか。そうだとしたらとんだ認識不足であります。今は、お盆も働かされる亡者のような労働者があふれかえっています。

秘書だってついこの間まではそうでした。二日ほどの僅かな“夏期休暇”を土用波の立つ頃やっと取らせていただいて、休むんならその分片付けて行って、とばかり前日残業を仰せつかって、睡眠不足でほとんど寝てばかりの休暇を終えて戻れば、忙しいから、と振り替え無し手当て無しの土日出勤。わーっ、ぎゃーっ、秘書の青春返せ!

という話をしたかったのではありません。つい思い出してお腹の真ん中あたりがボコボコ沸騰してしまいました。お許しを。

えーと、敗戦記念日の話でありました。毎年この時期になると、テレビは戦争を検証する番組で埋め尽くされます。西瓜にかぶりつきながら見ているうちに、すっかり画面にはまり込んで、機銃掃射のシーンなど秘書は思わずワッと食べかけの西瓜を放り出してちゃぶ台の下に潜り込もうとして、盛大に頭ぶつけてひっくり返し枝豆ぶちまけてしまいました。もちろん同居人は飲みかけの麦茶を吹き出してむせながら笑い転げてくれました。ふん、非国民めが。

この時期になると秘書は空襲の夢を見ました。断っておきますが秘書は“戦争を知らない子どもたち”の一員で、もちろん実体験はありません。いろんな話を聞き映像を見ているうちに、夜中思わず飛び起きる程に夢が現実みを帯びてしまったのです。秘書はこれで結構繊細なのであります。(浅才だろ、とは余計なお世話です。)

で、なぜか今年はその手の番組が少ない。もはや戦後ではない、という言葉がかなり前にあったと聞きますが、敗戦から半世紀以上経過して今、戦後という言葉で現状を語ってもぴんとこなくなっています。むしろ地球上のかなりの部分が現在紛争中で、たまさか今自分は戦闘に巻き込まれていないだけ、というかりそめの平穏、揺れる地盤に人生設計しているような不安定さ、そんな類いの感情がじわじわ滲み出してきて、湿原の墓穴に身を潜めて空を見上げているようで、落ち着きません。平和、の実感がありません。

恐い映像を見なかった今年は、夜泣きして同居人に迷惑がられることもないでしょう。罰ゲームで絶叫するお笑いタレントの潰れ声が秘書の頭蓋骨の空洞で反響しています。

2002年8月14日(水)晴れ

本日もぴかぴかの上天気。秘書は、麦わら帽子被って魚取り網持って水筒斜めがけにしてサンダル履いて近所の小川へちょっくらお出かけ・・・したいものであります。

秘書んちのお近くにお魚のとれそうな小川なんかありません。その昔太宰治さんが身投げをした玉川上水が流れてはおりますが、今は下水がしみだした程度のちょぼちょぼであります。第一立ち入り禁止であります。田舎での子供時代はよかったなあ。

多摩川のほうでは今アザラシのタマちゃん(だったっけ)がフィーバーしています。河岸に見物のお客がどどっとあつまり双眼鏡やらカメラやらビデオやらすえて、いたっ、かわいいっ、と大人も子供も歓声をあげているそうな。迷い込んだはぐれアザラシのちびちゃんらしい。

秘書も魚取り網かついでチャリンコ漕いで行ってこようかな。勿論すくって帰って晩御飯のおかずに・・・したら袋叩きにあうでしょね。

とにかくお出かけしたい気分でしたので、府中の自動車試験場に免許証の書き替えに行くことにしました。家からJR線で3つ目の駅で降りてそれからバスで30分、結構な旅程であります。地元の駅からバスが出てるかもしれませんが、ゲロッピになりそうな乗車距離です。

なので、昨日買ったばかりの愛車を漕いで出かけることにしました。無謀というものでしょうか。念のため、地図と水道水を詰めたペットボトルを持って行きます。申請用の写真を撮らなきゃ、と思いつつ更新の御案内を見ると、写真とは一言も書いてありません。必要なら試験場の御近所にインスタント写真があるでしょうよ、と見切り発車。

結論からいうと、炎天下のサイクリングは意外と快適でありました。ペダル漕いでると風が流れて涼しいんであります。府中の試験場の近くは緑が一杯だし・・・

結論その2 免許の更新はたまげるほど便利になりました。しちめんどくさい申請用紙もいりませんし、写真もいりません。発行も早い。講習終わったらすぐくれました。ただ、免許証の写真を撮る時、係りの人から、もっと顎引いて、と言われて思いっきり引いたら、見事な二重顎になって写ってました。誰、このおばはん?と自分で言ってれば世話ない、という話ではありません。撮影係りのお姉さん、ちゃんと客の写り具合を気にしましょうね。

2002年8月13日(月)晴れ

学校は今日から夏休み。秘書の頭も夏休み。同居人も夏休み。

思い立って自転車を買いにお出かけしました。毎日使うものではありませんが、ないと不便です。日曜学校に歩いていくのもかったるいし。

で、また1万数千円の出費。痛いです。懐から血が流れてます。こんなとき銀行の不祥事を聞くとついむらむらっと襲いたくなります。用心用心。

2002年8月12日(火)晴れ

本日、編集長の徹底研究会と称する講演会。この暑い最中に街頭演説にゆくよりはるかにましであります。きっとまた好きなだけ喋りまくるのでありましょう。

大いに結構なのですが、このところ、ちと夜な夜なお出かけ状態であります。昨日もどこぞの集会へお出ましだったし、明日も新宿辺りへ出没予定であります。アルコール禁止令を秘書が発令していますが、守られる見込みは僅少であります。関係各所へ手配書をまわしましょうかと、秘書は社長と相談しています。営業部長をお守につけようという案もありましたが、どうせ言いくるめられて終わりになりそうなので、参加費がもったいないと取り止めになりました。

2002年8月11日(日)晴れ

今日も日曜学校です。時間ギリギリ自転車で駆け付けて、授業終わって、雷もなりそうだしさあ急いでお家に帰りましょう、と自転車だしたら、後輪タイヤがいかれてがぺたんこでした。泣く泣くお家までひっぱって歩いて帰りました。やっぱり秘書は不幸です。

2002年8月9日(金)晴れ

ネクタイ柄もう一発。

ウサギ柄でした。ぶどうの葉っぱに乗っかっていました。何故ぶどうの葉っぱとわかったか。ウサギの口元に丸いぶどう色の粒が3つ転がっていたからです。

ウサギはぶどうが好物なのでしょうか。昔昔、キツネは高い所のぶどうが食べたかったが手が届かなくて食べられないもので、すっぱいや、と言ってごまかしたそうです。誰がウサギにぶどうを取ってあげたのでしょう。

ぶどうの葉っぱにウサギが乗っかっていました。もしかしたらウサギ肉のぶどうの葉包み焼きの暗示でしょうか。ぶどうの産地では肉を葉に包んで焼く料理はポピュラーらしいです。

じっと見つめていましたら、こんがり焼けた炙り肉が目の前にぶら下がっているような気がしてきました。通勤電車の白昼夢でありました。

2002年8月8日(木)晴れ

毎日毎日いうのも癪だが××暑い。脳味噌が茹だってきます。暦の上では今日から秋だそうですが、それがどうした!(いけません、暑すぎて、また取り乱しました。)

朝の電車の冷房もあまり効いてる気がしません。通い初めの頃の頭の芯が凍みつくような寒さは恐竜が跋扈していた太古の頃の記憶のよう、いや、恐竜は地球が冷えて絶滅したのですから、恐竜が意識朦朧の千鳥足であった太古の頃のよう。

流れ出る汗を拭いつつ幸運にも席が空いて座れて少しはほっとして秘書は辺りを見回します。電車内の人様の生態は面白いのであります。大股開きでパが丸見えで眠りこけるお姉さんなんてものを目の当たりにした日には厄日なんだか吉日なんだかわからなくなります。

いけないいけない、もう少し上品なネタを。

サラリーマンのネクタイの柄はそれほど面白いものではない、と前にも思いましたが、さらにもうひとつ。だいたいネクタイをしているサラリーマンというのが昨今激減しています。みんな澄ました顔して電車に乗っていますが、実は秘書とおんなじ失業者だったりして・・・ いえいえ物事は前向きに考えましょう。みなさん見栄を捨てて省エネファッションに取り組んでいらっしゃるのしょう。

さて、数少ないネクタイですが、今朝のネクタイ氏は、カルガモ柄でありました。お母さんガモが子どもを引き連れています。3匹、あ4匹いえ5匹だ。3匹と見えたのはまとわりついていた分で、お母さんの背中にも1匹いて、それから手前にちょっと離れたゴミみたいなのが1匹。少子化の進む現在まあまあの家族です。仲睦まじい・・・かな。

背中のチビはしっかりお母さんと強い絆のアイコンタクトかわしているのに、む、手前のちょいと他のより大き子ガモはそっぽ向いてグレ気味です。もしかしてみにくいカルガモの子? 実は白鳥の子で・・・いえいえ、それでは卵が大きすぎてカルガモ母さんが途中で気付いたはず。すると、よく公園の池でそばをチョロチョロしているオシドリの子? さもありなん。

みにくいアヒルの子は白鳥になって羽ばたいていったけど、実はオシドリのカルガモ子どもが成長して男の子であの極彩色の羽がはえそろったら母さん腰を抜かすでしょうな。不細工な子、と思ってたらなんとまあ自分より美しい息子に育ってしまった。昨今の人間界でもよく聞く話ですけれど。

2002年8月7日(水)晴れ

編集長格安売り出し、の方針を秘書が密かに立てた途端、買い手がついて、本日は講演会であります。平和について語るらしいです。らしい、というのは、秘書は参加しないからであります。お勉強が忙しくて・・・

(映画なんぞみてちゃいけなかった様です。来週から始まる課題製作の材料集めて構成も考えなくっちゃ。といいつつ毎晩早々に寝てしまう秘書。今日こそメドをつけなくては。)

準備万端いろいろ取り揃えて持ってって喋りまくって来たようです。御帰還は夜中だったらしい。

2002年8月6日(火)晴れ

問題・8月が6日から始まるのは何故でしょう。
答え・秘書が息切れガス欠エンスト・・・ ベチッ、バキッ、ゴキッ・・・ウググ

しゅいません、もう言い訳しません。

今日も暑いです。秘書は学校がえり渋谷に寄り道、同居人と待ち合わせしてお鮨を食べ映画を見て来ました。失業中の身でこんな贅沢をしてていいのでしょうか。バチが当たりそうです(回らないお鮨でした)。

渋谷はまるっきり不案内な秘書は同居人の金魚の糞状態でした。今度行くなら渋谷の学校にしたいです。