秘書の小部屋 2002.6

2002年6月30日(日)晴れ?

問題・25日の次が30日なのは何故でしょう。
答え・秘書が息切れガス欠エンストしているからです(毎度のことながらすみません)。

毎日毎日よく冷えた電車に乗ってお出かけし、これまたよく冷えたお教室でじっと座業の刑に処せられているよな人生おくってるのであります。そうすると秘書本体もよく冷えて来て、お風邪を召したり腰痛に襲われたり頭がずきんずきん割れかけたりで、お家に帰るとクラゲみたいに正体をなくしております。

通い始めの頃は、よっしゃこの3ヶ月でMacをものにしてやるプロになってやる雑念は振払ってお勉強お勉強予習も復習もバッチリするぞ!、と志しも高かったのですが、現実は厳しく眠気と格闘する日々が続き、理想はガラガラと派手な音をたてて崩壊致しました。今はとにかく放校されないことを願っております。

秘書が毎日紛れ込んでおりますこの小さな通勤電車の箱の中には色々な人生模様があります。そっと周囲を観察することを覚えて、初めは苦痛だった通勤電車がこの頃では楽しくなりました。

例えば座席には熟睡するカバさんがいたりします。つり革にしがみついた秘書の前でプリプリ程よく小太りの30代前半と思しきサラリーマン氏が上向きに見事に大口開けて眠りこけておりました。頭は右に左に揺れ両隣りの客の肩にもたれかかっております。二人ともうら若き女性なので、両手に花状態なのですが、カバさんに意識がないので無駄花です。もったいない。このお二人、通勤電車なんてこんなもんよ、と超越してしまったのか、さして気にしていないようでした。

お気の毒なのは、右隣りが降りてその後に座った女性。もたれかかられて露骨にむっと嫌な顔をしました。がたんと揺れて反対側にもたれてホッとしたのも束の間、またもたれかかって・・・その度この上なくいやーな顔するんですが、一服盛られたんではないかと思うくらい熟睡するカバさんに通じる筈がございません。周りの人はついその女性の面変化に見入ってしまいました。カバさんは“間抜けやなぁ”で済みますが、女性の方は“そんなに嫌がらんでもええのに、あんた情けっちゅうもんはないんかい”と言われそうです。つくづくお気の毒・・・

また、座る秘書の目の前に、背高く色浅黒く目鼻立ちくっきりで三揃いのスーツに身を固めた若い男がすっくとたちました。つまり朝の満員電車には似つかわしくない好男子。おおっ、と内心ニカニカしつつ素知らぬ振りしながらしっかり観察。ふ~む、モデルかいな。と思ったら、あれれ、ズボンの膝よりちょっと上にシワが寄っています。ズボンをハンガーに掛ける時ずぼらするとハンガーが傾いてズボンが寄って一晩立つとギャザー寄せたみたいになるけど、それ! 惜しいっ。

ときに、秘書は本日も日曜学校に参りました。しんど。

2002年6月25日(火)雨

昨日の6件の陳情のうち2件はタバコに関するものでありました。編集長はタバコが大嫌いです。なら吸わなきゃいいじゃん、という反論は事態をよく理解していません。タバコそのものも嫌いですが、タバコを吸うやつはもっと嫌いです。閉鎖空間で吸おうものなら、水がバケツごと飛んで行く可能性大であります。じゃ、と外で吸うのも甘い。公共空間に煙害まき散らす不届きものめが、と雷が逃げ出しそうな大音声で怒鳴りつけます。歩きタバコは最悪です。雨傘を木刀代わりに成敗しそうな勢いになるのを、まあまあとなだめる秘書の苦労を察して欲しい・・・

で、歩きタバコを取り締まるべし、と訴えたのですが、折しも昨日千代田区議会が歩きタバコ禁止条例を賛成多数で可決しました。それを知った編集長は得意満面、わははそれみたことか、と喜びを隠さしません。秘書も、タバコタバコとわめく変人は編集長一人ぐらい、ではないことを知って安心。お願いですから、お役所様、この案件は今後の秘書の心の安泰のためにも可決して欲しいです。

さて、秘書が電車に乗って都心に毎日通いはじめてからはや20日がたちました。今やいっぱしのOLみたいな顔して済まして乗客を観察したりしています。で、御報告。

ネクタイシリーズその2。
今朝秘書の前にたったおじさんを見上げてみたら、胸元でシャケが川遡りをしていました。構図は鯉の滝のぼりそのまんま。おっぽのひねり具合もおんなじ。なんでシャケにしたのでしょ。いやシャケと書くと、切り身が焼き網の上で跳ねてるみたいです。鮭の遡上であります。もしかしてデザイナーが手を抜いて、鮭と鯉と2バージョン使いまわしているんだろうか・・・と余計な事を考えてしまいました。

2002年6月24日(月)雨

1日のお勉強を終えるとくたびれ果てます。例えこの世の終わりがこようとも取り敢えず一眠りします。なんびとも邪魔する奴は断じて許さん。と、この決意が貫き通せたらどんなにいいでしょう。

現実の秘書は、年中無休の畜産農家のごとく、生き物係りとしての務めを果たしに今日も赴きます。実は昨日美容院の予約がずれて擦った揉んだして、職務放棄してしまったばかりなので、本日は槍が降ろうと象が飛んで来ようと行かねばならないのです。

さて、ちわーっす、とドアを開けてみれば、なんだこの匂いは。なにを燃やした。

これ、と指差すその先には、判別のつけがたい黒色物質。よくよく見るとそれは鍋でありました。焼け残りの薪のようなものは、鶏肉だといいます。昨日美味しそうに煮た肉が余ったので今日暖めなおそうとしてガスに火をつけてタイマーつけるのを忘れて、時間が過ぎて・・・いっちょあがり、となったそうです。ぐっ。ぐっ。愚っ。愚っ。

鍋磨きは秘書の趣味のひとつですが、爪が真っ黒になるような鍋は好みではないぞよ。

さて、鍋が燃えたのは編集長のうっかりが原因ですが、そのうっかりにはこれまた原因があります。すなわち、編集長の趣味のひとつの陳情です。本日6件まとめて提出するので文案づくりに熱中していたらしいです。6件ねえ。1件しあげたところで鍋を火からおろせばよかったものをねえ。欲張ると碌なことは無い、という見本みたいな話ではないか、と秘書は思います。

6件のうちのひとつは、またしてもシルバー人材センターです。情報公開せよ、と先日やったら、すでに情報公開されましたので御請求ください、つきましては陳情を取り下げて下さい、と言われて、では、と請求してみたところ、肝心の議事録の年度の翌年分からが公開対象であると判明しました。こういうのを、話が間に合っていない、と形容するのでしょうか。

2002年6月23日(日)雨

と、いきなり1週間とぶのはなぜでしょう。それは秘書が息切れしているからです。毎日学校に通って日曜日も学校に通って合間の土曜日はぐっすり眠るはずが野暮用に忙殺されておりまして、少々どころか大分くたびれております。あーん、夜毎の夢にPhotoShopが出てくるよー。

と弱音を吐きつつ、端折った編集長仰天行状記を一発。

6/18 雨ザンザン振り。編集長は趣味の陳情第2弾、老成人検診に脳ドックを取り入れよ、の陳述をおこないました。もちろん、反対する議員なし(反対したら人でなしの烙印おされるよ)、継続。皆さんとても親切であったそうな。この日、日本はトルコに負けたが、編集長は勝ち星。

6/19、20 秘書の記憶が喪失。

6/21 またしても陳述。本日のお題。テロ決議を撤回せよ、と議会改革。(詳細は編集長にお尋ねください)。テロ決議は反対意見一切なしで否決、というチンチクリンであったそうな。

6/22 愛松の画面が小さいからモニタのでかいのが欲しい、とか言い出すので、eMacのカタログを見せました。買う、と口走るのを取りあえず止めたが、財政も担当の秘書、不安を感じます。

憂さ晴らしに秘書は大枚をはたいて吉祥寺の美容院でヘアカットをしてもらいました。トレードマークのおかっぱヘアから最新のベリーショートになりました。可愛いです。うふっ。

時に、2台のWindowsパソコンは無事つながりました。インターネットセキュリティが邪魔をしていたのです。めでたしめでたし。

2002年6月17日(月)晴れ、寒い

編集長の気だけは充分すぎる程若いです。気じゃない部分は、先日の入院騒ぎが証明してしまいました。いい加減に自覚して欲しいものであります。と、秘書が言っても、ちっとも自覚の芽生えない編集長、相応のお年頃になって地元のなんとか会とやらのお誘いが来ても、ふん、と鼻息で吹き飛ばしていましたが、昨年あたり何を思ったか、年金者組合とやらに加入しました。秘書の目には、組合という名の老人会に思えるのですが、趣旨が違うのだそうです。秘書の感じでは、目ナントカと鼻ナントカくらいに同じ気がします。

青年部を作って部長に立候補する、と(秘書に言わせれば、たわけた事を)言っていたのは昨年のことであります。

本日はこの組合の総会でした。勇んで出かけていった編集長は、こういう場面でのお約束通り堂々と自説を主張展開し、執行委員に立候補し、なんと信認されてしまいました。投票だか挙手だかは知りませんが、選んだ方々は自分の行為が何をもたらすであろうか真剣に考えていたのでしょうか・・・ 後日我が社に連絡されても秘書は一切関わりをもたないことをここで明言しておきます。自分の播いた種は自分で収穫して欲しいです。

総会後はこれまたお約束通り、懇親会から二次会へとくり出したのでありました。ただし、時節柄アルコールは抜き。

2002年6月16日(日)晴れ?

日曜学校へ今日も行きます。息切れ気味。お気楽に寝ていたいよぉ。

2002年6月15日(土)晴れ

勝手に週休2日制を導入したものの、休日出勤つづきであります。何故かというに、秘書がちょっとお目々を離しお手々を抜くと、社内がおそろしくとっ散らかります。その後始末を、とっ散らかした本人がするわけがありません。おのれー、と歯ぎしりしながら今日も秘書は健気に労働に精を出します。働く者に幸いあれ・・・

が、掃除をほっぽりだしてついパソコン合体ごっこに熱中してしまった。先日新松と愛松をつないだのだから、今度はWindows 2台をつなげてみよう、というのであります。MOドライブもFDドライブもプリンターも2台で仲良く使えるようにしたい。資機材も揃ってます。図書館で参考書も借りてきました。パソコンの名前を入力せい、とネットワークウィザードに言われたので、名無し富士通はフジ太と命名しました。安直と言うなかれ。(本当は“藤田”としたかったが、今後パソコンをこきおろす度に全国の藤田さんが気を悪くしては困るのでやめました。)

フジ太とメビのTCP/IPだのクライアントだの設定して何度か再起動して、やっとネットワークパスワードを入力して下さいという画面が出てきました。これはつながっている事を意味します。ばんざーい。あとはMacとWindowsの接続ソフトを買ってきてつなげばいい。

と、そう世間は甘くありません。つながっているはずなのに、どっちのマイネットワークにも相手が現れません。何故だっ。(これより数日間秘書はメビウスの輪の上でマニュアル本を積み上げてのエンドレスマラソンをし続けるはめになりました。)

2002年6月14日(金)晴れ

さて、退院2週間にして編集長は趣味の陳情を復活させました。内容は御存じ家電リサイクル法施行により中古格安の冷蔵庫を手に入れられなかった恨みを込めてのシルバー人材センターシリーズ、「誰が取り扱わないと決めたのだ。議事録を公開せよ」とかいうもの。

本日審議だとかで、朝からお役所詣でをしたそうな。しかし、議案がいっぱいあったそうで、待てど暮らせど順番は回ってこず、結局1日おったそうな。夕刻やっと審議が始まって、継続審議になったという。即座に否決されなかったのは進歩というものでありましょうか。

時にサッカー、日本が勝ちましたねえ。相手は・・・どこだったっけな(すみません、日記といいつつ大分日がたってから書いているもので。にわかサポーターですし)。

2002年6月13日(木)雨

すみません、今日も眠くて記憶が曖昧です・・・

2002年6月12日(水)雨、台風だって・・・

一言。眠いです・・・

2002年6月11日(火)晴れ

電車にパンダがいる、と同居人が言いました。面白いから是非見ろ、と。

??? 

なんのこっちゃ、と思っていたがようやくわかった。入り口近くの窓にパンダが貼り付いていました。人の陰でよく見えないが、~で楽になったパンダは目のまわりのクマがすっかり取れました、とかで黒縁のない点々目のパンダがそっくり返っています。中国の観光客誘致のポスターであるらしい。かなりお間抜けな顔で、ぷっと吹き出したくなりましたが、ほのかな憧れも感じます。今、秘書はメノクマ養育中であります。

2002年6月10日(月)晴れ

今朝は早くも吉祥寺で座れてしまいました。居眠りしたいのですがなんとなく眠気がきません。揺れる車内で教科書を読むと目がぐるぐるしてゲロッピ化しそうです。仕方なしぼけっとしていたら、前に立つビジネスマンのネクタイに目がいきました。

ちらっと見には柄物のネクタイとしか認識されませんが、よくよくみたら犬模様であった。白熊みたいな顔の犬の親子が置き物みたいにお座りして少し間をおいてタンポポみたいな黄色の花株があってそしてまた犬の親子、とくり返しの模様。

これが近ごろのネクタイ事情か、と浮き世から取り残されて久しい秘書は感心していましたが、白熊犬氏が降りてから、辺りのスーツ姿を眺めまわしてみたら、他はみな斜縞とか格子縞とかであった。世の中、そうそうは革新的ではないようです。

2002年6月9日(日)晴れ・・・

恒例の日曜学校へ今日も行きます。眠たい目をこすりながら教室へ辿り着けば、なんと秘書も含めて3人しかいません。ほとんど個人教授だよ、どうする。今日から触ったこともないPhotoShopなので、ありがたいと言えばありがたいのですが、先生も内心がっかりしてるんではないか・・・などと思っていたら大幅遅刻も含め3人追加。やれやれ。初日に来たきりずっと顔を出さない人もいますが、授業料がもったいないなぁ。

で、今日も散々でありました。お家に帰っておさらいしたいのですが、PhotoShopはもっていない。なんとかなるさと、素直に諦めて、同居人と一緒ににわか愛国者になってWカップ日本対ロシア戦をテレビ鑑賞。普段サッカーに興味はありませんが、こういう時は別であります。テレビの興奮が伝染して、おもろいでー、日の丸も振ったるでー、君が代も歌ったるでー。

2002年6月8日(土)晴れだったかな・・・

これからはお勉強に忙しいので、土曜日はお休みにします、と勝手に週休2日制を導入してみたものの、ちょっと目を離すと社内がえらく乱雑になります。秘書の責任ではありませんが、誰かさんと一緒くたの乱雑な性格と思われるのは、ハッキリ言って迷惑です。しかし、くたびれて眠たい。で、午後から出社と相成りました。逆半ドンであります。たまった雑用をこなすが一向に片付きません。乱雑の根は深い。ブルドーザーで根こそぎにするくらいの荒療治が必要そうです。張本人の編集長と言えば・・・

おい、こらっ、脂身の肉なんぞ食ってる場合か。魚を食えっ。まったくちょっと目を離すとろくなことをせん。血管が詰まるぞ。いうこと聞かないのなら、ミミズをミンチにしたハンバーグ食わせてやるっ。秘書の血管がぶち切れるようなマネするんじゃない。

2002年6月7日(金)雨だったかな・・・

就職活動をすると、嫌でも自分の人生と向き合うことになります、と応募書類にさんざん自己PRを書かされたことがある同居人が言っておりましたが、学校へ通うにも自己分析が必要であります。そもそも応募した時から、なぜこの学校を選んだのか私はどういう人物であるかこれから何をしたいか、と何度言わされたことか。今日も皆さんの前で、私はこういう人です、をやった。秘書の人生なんて、ちょぼちょぼだよん人様にお教えする程のものではないよん言いたくない職種も経験してるよん・・・ と思いつつ、すっかりあがってしまって恥をさらけだしてしまった。むむむ。

という調子で舞い上がった日々が続いたもので、くたびれてしまった。帰りの電車でついにゲロッピに変身する始末。気持ち悪いよお。

2002年6月6日(木)晴れ

昨日通勤電車でひどい目にあった秘書は今後の快適ライフのために作戦を練りました。

まず、弱冷房車両を選ぶこと。他ではどうか知りませんが、秘書が用がある路線はなべて4号車が弱冷房です。こちらでは、頭から降ってくる冷気が心地よいぞよ。

次に、乗り口で立ち止まらないこと。謙虚にしかし強引にしおらしく「しゅいましぇーん」といいながら中に突き進んでしまいます。結構込んでいても中程は余裕があるのであります。運がよければ新宿辺りで座れたりします。目の前の席が空いて秘書はすかさず座りました。電車内では立つべし、なんぞという根拠希薄なポリシーは通勤電車内ではなんの役にも立たないことを、この2日間で秘書は発見しました。人生、楽ちんなほうがいいに決まってます。

さて、秘書は毎朝トーストと共に紅茶を食します(飲します)。コーヒーと並んで紅茶には強力な体内の水分を排出する作用があります。つまりその、なんですか、トイレが近くなるというあれ。地元の駅で改札を抜けるやトイレに直行したが長蛇の列。うっとこらえて電車に飛び乗ってそのままつきすすんで乗り換えの神田へ。階段おりたら、あれっ、昨日と様子が違ってトイレがない。車両を変えたもので大分乗り換え位置がずれていたのでした。とことこ歩いて乗り換えればかなり前よりの冷房ガンガン車両でありました。不覚。有楽町でトイレに駆け込んだことはいうまでもありまさえん。

秘書はこれから、通勤サバイバルのため色々と人生勉強をします。

2002年6月5日(水)晴れ、暑い

気楽な失業生活でありますが、ふところは苦しいです。適当な所で脱却しなければ、今後の生活に大幅に差し支えます。というわけで秘書は、学校に行ってお勉強しなおして技術を身につけて人生をやり直そう、と固く決意しました。

本日はその事始め、入学式いえ開講式であります。場所は、花の銀座。もう何年も都心に通ったことのない秘書は、通学にどれくらい時間がかかるか分からなくて、でも遅刻は御法度なので、朝もはよに起きだしてぼけっとした頭で早めにお家を出ました。

着いてみれば、始まるまで45分もあるよお。仕方なし、その辺をうろうろチョロチョロしたが、こんな時間の銀座ですることもありません。30分前に教室に入れてもらったが、間抜けは勿論一人だけでした。ああ、田舎者は嫌だ。

時に、通勤電車とはこんなに不快なものでありましたか。いきなりムンギュと詰め込まれて、駅に着くたび吐き出されてまた詰め込まれ、冷房はガンガン効いてて頭上から冷気が降ってきます。頭が冷える、を通り越して頭が痛いよお。

教科書をどっさり買い込んで御注意をいろいろ聞いて、取りあえず本日は半日、明日から頑張ってください、と励まされましたが、頭痛が本格化してもう気分最悪、今日は我が生涯最悪から何番目の日、と言いたいくらいにげっそりしました。初心は早くも忘れ去りました・・・

2002年6月4日(火)晴れ、暑い

編集長が退院してきてから、ほぼ1週間が過ぎました。溜まりに溜まったあれこれを整理していたら、病院でもらった入院の注意が出てきました。患者さん及び面会の方に守ってもらいたいことなどが列挙してある。ふむふむと改めて読みなおして、ぐえっとなりました。

秘書は、相当やっちゃいけないことしてました。お弁当持ち込んで話しながら食べたなんて、なんて非常識な・・・ その他のことは黙っておきたい。

で、読み進んでいったら後の方に、貴重品は持ち込まないでください、とありました。事故があった場合責任を負いかねませんので・・・ 事故があったら弁償してくれたんでしょうか。

ミミズの酵素を飲みはじめて4日目の編集長、早速血管がきれいにお掃除されて脳味噌が活発になったのか、舌の回転がさらに良くなって、壊れたCDプレーヤーのエンドレス状況であります。ネタが尽きないものだと感心しつつ、ええい黙れ、と秘書は心のなかで叫んでいます。

2002年6月3日(月)晴れ

さて、OS Xを背負ってる新松君は、編集長に見放されました。というか、編集長を見放したのか。とにかく、新松君は秘書の管轄になりました。

では、と秘書は張り切って新松君の脳味噌にいろいろとぶち込みはじめました。JeditやFetchやPagemillやその他うにょうにょ・・・ これでやっとまともに作業ができます。PageMillを叩くとクラシック環境が立ち上がるので、少々お待ちください、みたいなことになるのは鬱陶しいが仕方ありません。

お次は、FDやMOをつないで、愛松君が抱え込んでるデータを移さなくっちゃ。と思ってFDドライブを接続したら、なにい、OS X対応じゃないってえ。

というわけで、新たな問題発生。さあ、秘書はどうしたと思いますか。
 1.パニックに陥って新松を蹴飛ばした。
 2.新しいFDドライブを買え、と迫った。
 3.これじゃ仕事できない、といって早退した。

正解は、4.愛松と新松をつないだ、でーす。

急速な近代化の波は遂に我が社にLANをもたらしたのであります(落ちこぼれた誰かさんがひきつけを起こさないことを祈ります)。

しかし、まあ、大変でありました。図書館から借りてきた本には、愛松(OS9)の設定の仕方は書いてありましたが、新松(OS X)については一言も触れていません。さっぱり分からなくて、ヘルプを見ますが、書いてあることが更にわかりません。また迷路のど真ん中にヘリから突き落とされた気分でし。ああでもない、こうでもないと試行錯誤して気付いたらつながっていた、という状況でありました。電源落としたらこの次接続が再現されるでしょうか、かなり不安。明日という日がいい日でありますように。

2002年6月2日(日)晴れ

ぴかぴかの良いお天気。団地は草むしり日和。秘書も日焼け止めクリームを塗りたくって地べたにしゃがみ込んで近所の奥様方に混じって草刈り鎌を動かします。鎌も動くがお口もよく動きます。あることないこと御近所の話題を仕入れる年に数度の機会であります。きっと秘書も本人のいない所で肴にされているのでありましょう。

さて、午後からは恒例日曜学校です。チャリンコを懸命に漕いで隣町まで行って、銀行の駐輪場に放り込んで、電気屋をうろうろしてUSBハブなんぞを仕入れて、本屋に行って参考書を物色して、洋服屋に行って今日も眺めるだけにして、スーパーの店頭でつい叩き売り状態の靴を安いというだけの理由で買い込んで(後で正気に戻って後悔して)、やっと教室入り。

また人数が減りました。最後まで何人残るのでしょう。秘書は落ちこぼれたくありません。こぼれたら大枚36万が無駄になります。訓練給付が取り戻せません。10年程前を思い出します。通信講座を受けるのに、大金払えば途中挫折したくてもできまい、と1年毎でよい授業料を2年分前払いして、1年目のお尻でめげてしまったことを・・・

2002年6月1日(土)晴れ

気がつけば6月。秘書の失業生活も堂に入ってきました。♪思えばいろいろあったもんだ・・・ 結構波乱万丈の人生です。週刊誌に売り込んでやろうかな。「秘書は見た! 憎まれ愚痴社編集長の呆れた日常!」なんてタイトル売れるかも。

冗談はさておき、今日はひさしぶりの休日であります。たっぷりと朝寝を楽しんで豪勢なブランチをいただき、ベランダでガーデニングなんぞに精を出し、そうこれが正しい市民生活のあり方よ、なんて一人悦に入っていました。が、好事魔多し、呼び出しが・・・

遠方より(といっても都内)客人がおいでになると言います。どうも編集会議らしいです。秘書なんぞいてもいなくても関係ないのですが、応接間がとっ散らかっているらしい。そのままでは我が社の名誉に(秘書の名誉に)かかわります。もう、ほとんどお掃除おばさん気分で出社とあいなりました。

さて、見舞いを兼ねておいでになった客人、べらべら喋りまくる編集長を眼前にしてほっとするやら(あきれるやら)・・・とにかく企画をすすめましょう、ということになったようです。

これで1件落着かと思いきや、別口の用があるといいます。なんでも脳硬塞によく効く薬を奇特にも分けてくれるお人がいるので、都内まで行ってくる、とあたふたと飛び出していきました。退院したばかりでひょこひょこ出歩いて大丈夫かいな。秘書は心配であります。帰りに誘われて一杯引っ掛けてこないだろうな。ひっくり返って再入院してももうビデオ撮ってやらないぞ。