秘書の小部屋
2009.5

  青筋たてて怒るうし  

んもう~(まったくう~)

大人の水疱瘡日記
突発性難聴

2009年5月26日(火) 晴れ

毎日病気の話ばかりで自分でも嫌になっているのですが、目下の最重要お題ですのでご容赦を。

さて、昨日お医者さんでお薬をいただきまして早速服用いたしましたところ、夕方にはぴたりと耳詰まりがおさまりました。さすが強力ステロイド剤プレドニン恐るべし。聞こえも大幅に改善いたしました。

あまりに効きすぎるので副作用が怖いです。前回で経験しましたけれど、顔がふくれあがるムーンフェイス、体幹部が太くなる中心性肥満、食欲亢進。

昨日は、副作用かどうか、いきなり動悸が来ました。心筋梗塞?と思うくらいのやつで、ちょいビビりましたがとりあえず納まりました。「動悸」という副作用があるのかと調べたところ、薬剤師さんのブログに

「動悸の副作用くらいはあるのでは?と思いながら添付文書を開いてみるも、「動悸」の報告はなし。循環器系の副作用としては血圧上昇がある。念のためメーカーに問い合わせをしてみたところ、2000例中2例、心悸亢進の報告があるという。」

という記述がありました。ふーん。

で、さて実はもう1個の隠れた副作用がありまして、上記の中心性肥満と関係あるのかなと思いますが、実は秘書しばらく前から胸が(胸だけが)マリリンモンローみたくなりました。半信半疑でネット検索すると、プレドニン服用の男性のサイトに「胸が出てきた」とありました。たんに腫れたというのでなく、もっこり突き出してきたのだと。

歓迎していいのか、薬の服用が終わったら空気の抜けた風船みたくなるのか・・・

とりあえず今までの「ブ」がきつくて苦しいので新しいのを買いました(また出費です)。まさかのLサイズがちょうどいい・・・

あ、この前書いた実家のお母様の無くなった「総入れ歯の下」ですが、歯医者にいって新しいのを注文した後から、庭の植木に引っかかっているのが見つかったそうです。発見者はお母様。なんでそんなところに、とお母様が言ったそうですが、それが分かれば苦労はありません。(庭木に入れ歯をひっかけるというシュールな光景を演出したのは間違いなくお母様自身です)。

2009年5月25日(月) 梅雨空のような曇り

おほほのほっ。先週に「突発性難聴再発!?」と騒いでおりましたが、しばらく様子をみることにしてビタミンB12なんぞを大量にいただいておりましたところ、

「めでたく回復」するわけがなく、

耳がぶわんぶわんとコンクリ詰めの海底生活みたいな状態が続いておりました。そして、休養に励んだ甲斐もなく本日早朝、またしても左耳が聞こえなくなっていることが判明。

あ~れ~

朝一番で耳鼻科にすっ飛んで行ってかくかくしかじかと申しまして、以下初診時とそっくり同じ検査をしまして、そっくり同じ薬を服用することになりました。聴力そのものは、前回よりやや落ちていました。ぐしょっ。

秘書の人生、いよいよどん詰まりですかい。

耳が不調なのは勿論いやですけれど、予定外のお金がかかるのも痛いです。診察と薬とで3000円位払いました。1週間の食費相当(おかず代)です。

しかし、考えようによっては、メチコバール(活性ビタミンB12剤)が格安に手に入るチャンスでもあります。1錠500μgは市販のナボリンと同じ量。ナボリンS 45錠(15日分)が3129円に比べると、前回ほかのお薬も入って14日分が700円位でした。お得かも(これを本末転倒といいます)。

2009年5月20日(水) 晴れ

本日も朝6時に「歯がない」と、実家のお母様に叩き起こされました。かくかくしかじかとご説明申し上げますと、「そんなこと知らん。初めて聞いた」と申されます。はあ。認知症介護の本に書いてある通りの反応でございます。

ですので、突発性難聴再発。以前調べました時、一回こっきりで再発しないから「突発性」難聴というのだ、という記述を見たことがありますが、なんのなんのネット検索をいたしますと、再発したという話がどっちゃりこ。

秘書も、月火と耳がぶわんぶわん(耳の奥深くが水ぶくれしている感じ)しておりましたので、少々まずいかなと思っておりましたが、本日、左の聞こえがコンクリ詰めで海底に沈められた雰囲気です。あ~れ~

さっさと医者に行け、というのは正しい忠告です。が、またステロイド剤を処方いただいたら免疫ががた落ちになりますゆえ、新型インフルエンザウイルスに遭遇しますとイチコロでございます。どういたしませうか・・・

とりあえず、体内の水を追い出してみて(カフェインをせっせと摂取)、ビタミンB12を余分にとってみませう。(詳しい話は突発性難聴

2009年5月19日(火) 晴れ曇り

先週末は実家に行ってまいりました。恐怖の実家帰りです。

秘書のお母様は認知症です。進行することはあっても良くなる見込みはまず無いという、片道切符のような病気です。といっても人生そのものが生まれてから死ぬまでの片道切符なのですから、そう恐れることはありません。

いわば誰でも通る道。

誰でも通る道だけど、人生そのものが茨の道だったりする人もいます(秘書なんぞはぺんぺん草の道かも)。最後に報われるといいですけど。

秘書のお母様は夕暮れの道でたいそうお迷いのようです。ふと振り返ると、後ろの道は余りに長いものですからすぐこんぐらがって、話は10年前のことと思って聞いていたら50年前とごっちゃになっていたり、先日なんぞは秘書を目の前にして、自分は結婚したことがないから子どもがいない、とお言いでした。

がーん。目の前の秘書はゴミみたいに見えているのでしょうか・・・

相変わらず、夜中の2時頃に起きだして、ナントカがない、とごそごそします。なだめてすかしてやっと眠っていただいて、しかし5時には起きだして1日を始めてしまいます。仕方なし一緒に1日を始める秘書は当然寝不足。近頃は切れ上がる元気も無くなりまして、眠気と戦ってひたすらお母様の相手をしています。頭が痛いぞよ。

滞在中に珍事発生。お母様の入れ歯が行方不明になりました。総入れ歯の下の方だけが見当たりません。どうやってなくしたのか(どうやればなくせるのか)、ゴミ箱や食器棚や冷蔵庫や洗面所やタンス・・・とありとあらゆる所を探しましたが出てきません。

とんでもない所に大事にしまってあるのでしょう。テレビのリモコンが仏壇から出てきたりするのですから。

作り直すことにして一度は納得したのですが、なにしろ短期記憶が蒸発していくので、少しすると「歯がない」という騒ぎになります。その度に新しく作ることを説明して・・・そうすると、途中で記憶がごっちゃになるのか、「下の歯は前からなかった」と言い出したりします。

泣いていいのか笑っていいのか。とにかく怒っちゃいけない。ひたすらご機嫌をとって、じゃまた来るからねと東京に戻ってきました。

それからどうなるか。

翌朝6時に「歯がない」と叩き起こされました。以下なだめてすかしてようやく電話を切って、はあ、耳がぶわんぶわんします。

2009年5月14日(木) 晴れ

風が気持ちよい季節です。内職の納品の行き帰りに、新緑がまぶしい街路樹のてっぺんがゆらりゆらりとそよぎ、つい誘われて舞い上がっててっぺんからてっぺんへトトロと共に飛び回ってしまいそうです。

生きてるって幸せ・・・

とガラにもないセリフを口走る今日この頃の秘書でございます。明日のいま頃もこの気分が持続しているといいんですけど。

さて、ヒマです。仕事があればヒイヒイ言い、無くなれば不安にかられる・・・因果なフリーランス(自営業)ですけれど、そこは気の持ちよう、黙って仕事の来るのを待ってるなんて人生の無駄遣い。いざ営業に・・・

行きません。せっかく時間の有り余っている幸せを、僅かな収入と引き換えにヘコヘコ頭を下げてなるものか。

と、いうセリフを口走れる経済状態ではありませんけれど、今は気持ちのよい能天気な季節ですから秘書の脳内も超晴天。何の根拠も無しに人生楽勝気分です。いやあ、生きててよかった。

と、一人で感慨に耽っておりました。

が、社内がどんよりしています。暗雲の発生源は言わずと知れた某編集長。このオヤジ様の無気力は近頃目に余るものがあります。以前はするべき仕事をほったらかしてすぐプールに逃げて行くので、とばっちりを食って締め切りに追われる秘書が切れ上がっていましたが、最近はプールにも行かず冬が終わり春も過ぎ世の中は夏気分だというのに相変わらずの冬眠三昧・・・

忠告したいのはやまやまですが、じい様聞く耳持たず。
(オヤジ様、グラントリノでも見に行ってきんしゃい。あっちのじい様も頑固の唐変木だけどカッコええでえ。)

2009年5月12日(火) 薄曇り

薬(ビタミンB12)が切れました。秘書にとっては、聴力が回復しただけでなく、ついでにしつこい肩こり(と腰痛)も、がくんと落ちた視力も回復したという霊験灼(あらた)かなお薬でしたので、今後お薬の代わりに食品で摂取すべくインターネットで調べてみました。

ふむふむ。食品で含有量が多いのは、

お魚類が、さんま、にしん、かつお節、いわし、いか、しゃこ、このわた、さば、あゆ、こい だそうで、

貝類が、しじみ、赤貝、あさり、はまぐり、かき だそうで、

肉類が、牛肝臓、鶏肝臓、豚肝臓 だそうで、

海草類が、ほしのり、味付けのり、焼きのり、いわのり、あおのり だそうで、

卵・乳製品が、うずらの卵、卵、牛乳 だそうで(卵や牛乳は含有量が少ないが量を取れるのだそうで)、

植物性食品には原則含まれないけれど、納豆、味噌、しょうゆなどの発酵食品には微生物の働きにより、 またイースト菌の働きでできるパンやビールにも含まれる そうです。

(以上、サイトの受け売り)

が、調べてたら恐ろしいことが判明しました。それはですね、「ビタミンB12の欠乏は認知症の原因ではないか」ということ。がーん。(「ビタミンB12 認知症」のキーワードでグーグル検索するといっぱいでてきます)

再度、サイトから以下丸写し。

「もう一つの鍵となる栄養素はビタミンB12です。加齢とともに血中のビタミンB12の濃度は低下し、するとアミノ酸の代謝過程が滞り、途中でできるホモシステインの値が高まります。ホモシステインが高いと冠動脈疾患のリスクが高まりますが、同時に認知症のリスクも高まることが知られています。つまりビタミンB12が不足しないようにすれば、認知症が減らせるのかも知れません。」

だそうです。がーん、がーん、がーん・・・ 秘書、認知症予備軍だったのか。

親が認知症になると介護にあたる親族は、将来自分もああなるのかと不安を抱くのですが、本などには「遺伝しない」と書かれています。関係があるとすれば、家族ゆえ食事など生活習慣が似てくるからだとか。

今度、お母様にビタミンB12錠剤を飲ませてみましょうか。某社の某編集長にも。(やっと請求書を払いましたよ。8枚のうち5枚を。なぜ、半端に残すのじゃ・・・)

2009年5月11日(月) 晴天

ご無沙汰いたしました。連休ありといえども10日振りでございます。その間に世間はすっかり夏になってしまいました。

と、言いたいくらいの暑さでしたが、まだこれから梅雨があります。梅雨冷えがあります。先走って夏模様に全取っ替えして風邪を引かないように気をつけなくちゃ。(風邪もだけれどインフルエンザに気をつけなくっちゃ)。

さて、期待の大口仕事は5月1日の夕方入りました。むむむ、2日に出社して仕事をするかと迷いましたが、世間様が16連休だとか言っている時に陽のあたらないボロ社屋でしこしこ仕事をするのは辛い。後半は恐怖の実家詣でもあるのだし、ゆっくり休養して体力をつけとかなくちゃ。どうしても間に合わなくなったら9~10日でやればいいし。後でいいことは後回しがモットーだし(この前と言ってることが違うぞ)。

実家には2晩お泊りしました。日中はお母様のエンドレス愚痴に付き合い、夜は1日目はいびきが気になって寝られず、2日目は夜中の2時頃にお母様が探し物を始めて結局一緒に探すことになって寝られず、なのに5時にはお母様は起き出して「えええ」と泣き声とも溜息ともつかない声を聞かしてくださるので起きてしまいました。

寝不足で頭が痛かったです。

だからと切れ上がって怒鳴ったりすると、お母様の混乱に拍車がかかり、「阿鼻叫喚」図を見ることになりますので、ひたすら忍耐忍耐。

帰る頃にはストレス塊が漬物石みたいに頭上に乗っかりまして、これはいけません、自爆する前の予防措置として東京に戻るなり駅ビルのユニクロに駆け込んでお買い物をしてしまいました。ふう、お金を使うって気持ちいい~(超目玉商品を買っただけですけれど)。

で、7日に出社してお仕事しました。幸い7~8日で片付きました。

が、オヤジ様が・・・・・

オヤジ様が溜め込んだ未払い請求書の山を整理して、重複分を処分して(再発行どころか再再再再発行されても払わないオヤジ)、残ったのが8枚。これを即刻払いなさい、といったのは4月30日でした。翌5月1日払わず。

5月7日払わず。5月8日、1社から再度発行の請求書が届いて、おい、請求書発行手数料と郵送料が加わってまた金額が増えているよ、そろそろ購入時金額の倍だよ・・・・

本日5月11日、空返事だけで払う様子なし。どうすりゃいいんでしょうね。(ほっときゃいいんです、とは分かっているけれど)

それはそうと、秘書の「突発性難聴」がその後どうなってるかというと、耳が変、と気づいて耳鼻科を受診してから約3週間がたちました(なんか変だな、と思いはじめてからは約4週間=1ヶ月)。お薬が今日で切れます。(ううっ苦しいヤクをくれっ、という詰まらないセリフはやめましょう。)

おおかた治りました。左の聴力が少々落ちていますが、そもそも元の聴力が左右均等だったのか不明だし、落ちたところで平均以上だし、日常生活に格別の不都合もございません。

が、時々朝起き抜けに耳がぶわんぶわんします。お昼頃には治まります。なぜでしょう。考えてみましたがよくわかりません。言えるのは、ぶわんぶわんする時は、朝から疲れている、ということ。

この病気には、疲労とストレスが最大の敵ですけれどね、疲れないようにストレスを溜めないようにすればいい、というのは真っ当すぎる正論ですけれどね、溜めたくなくったってゴミとストレスは溜まります。

秘書の最大のストレス減は、実家のお母様と某社の不払いオヤジ。お母様のことは次に行くまで忘れておくとして(実家で介護している人々ごめんなさい。次に行ったら寝ずの番をしますから)、この際オヤジ様のことも忘却の彼方に飛ばしてしまいましょう。オヤジ様の社会的信用より秘書の耳の方が大事です。

あっそうそう、お薬の作用だと思うのですが、暫く前から視力ががくんと落ちて「めがねを作りなおさなくちゃ」と懐具合と相談していたのですが、回復してきました。具体的に言うと、ベッドからはテレビの画面が見えにくくなっていたのが元通りにはっきり見えるようになりました。目の方も末梢神経が傷ついていたのかも。しつこい肩こりも以来全くありません。味覚障害も直ったようです。なにを食べてもおいしいです(というのは生来のバカ舌かも)。

ありがとうございます、メチコバール(ビタミンB12錠剤)様。またの時はよろしくお願いします。

(おなかがポッコリは未だ解消せず。顔が丸い気がするのは体重が増えたから? とりあえず運動に励みます。)

2009年5月1日(金) 晴天

本日は大口のお仕事が入る予定ですので待機しておりますが連絡がございません。もしかしてお客様が零細下請けのことなんぞ忘却の彼方へ吹き飛ばして連休に入ってしまわれたのでしょうか。その場合でも当初にお伺いしましたの納期は延期にならないのでしょうね。9~10日あたりの週末にきっと秘書はひいひい言っているのでしょうね。ああ無情・・・

さて、昨日も待機体制でしたので、社内の蟻塚の掃除を始めてしまいました。するとですね、出てくる出てくる請求書振込用紙がざくざく。編集長に任せたら、おいオヤジ片っ端から捨てるんじゃない・・・という事態ですので、秘書がかき集めて、ごた混ぜ状態になっている領収書の山を突き崩してつき合わせてチェック。

再発行に再々発行にそのまた再発行に今度はまとめて発行の請求書がどんだけあるんじゃい。個別番号をつき合わせて、ダブり分を即破いて捨てて、結果、払った証拠のない請求書(振込用紙)が8枚。ン万円。とっとと払いなさい、と渡したのに、オヤジ様また昼寝ですかい。そのいい加減体質が諸悪の根源ですぜい。

一方、二重払いも発覚。督促状が来た段階でようやく払ったものの、元の用紙をそのまま大事に保管しておいて期限をだいぶ過ぎてから払って・・・悪意なのか善意なのか秘書には分かりませんです。

オヤジ様の大好きなサプリメントの数々も定期お届けコースの支払いが滞って止まっています。秘書が電話して残債を確認して解約しちゃいました。

はあ。

こんなんだから、我が社には貧乏仕様の疫病神が住みつくんです。この連休で一掃しましょうね・・・


青筋立てて怒るうし うし うし