秘書の小部屋
2006.6

  尻尾振りわんこ 

気苦労で、やつれました・・・

2006年6月20日(火)なぜか晴れ

ざんざん降りの日曜日に傘さして泥まみれになって庭の雑草を抜き花を植えたりしましたせいで、秘書のお膝がぷくっと腫れて痛いです。

なぜにそげなアホな行為を? と思うのが普通の人です。秘書は普通じゃないから・・・ 違う違う、秘書は極めて普通の一般大衆です。ただちょっと忙しかっただけです。

毎日お家に帰るのが遅くて日の目をみていませんから当然庭仕事はできません。朝早く起きてやろう、と寝る前に決意しても、次の朝にはすっかり忘れているか忘れてなくても朝っぱらはバッタバッタと昆虫園みたくなってますし、だいたい植える花も買いに行けませんのでした。

久しぶりにのんびりできた日曜日に傘さして花屋さんにいきました。以前に2鉢105円の苗をごっそり買ったところです。青い花が欲しいな~、と思っておりましたもので、雨をよけて棚に押し込んである花苗を眺めて、「ブルーサルビア」と名前がわからないけど青い三色すみれ(?)みたいな花を計5個つかんで「これくださいっ」と元気な声をだしました。

「はいはい。えーと1500円ですね」

え? 

と秘書は思いました。財布を開いて500円玉をつかんでいたのです。2個で105円ということはあるまいと思っていましたが、1000円超えちゃうの? しかし秘書には金はないがそこそこの見栄はありまして今更ひっこめない。何食わぬ顔をして、鷹揚に払って参りましたが、あいたたた。

教訓:貧乏人は何事も値段を確かめてから買うべし。

ちょいしょぼくなって、埋め合わせするつもりで安売りで知られたスーパーへまいりました。が、お目当ての6個で298円の夏みかんが売ってない。ずーんと沈み込みながらとぼとぼお家にむかいますと、ああそうでした、途中にお花屋さんがありました。もう1500円も使っちゃったんだから、と通り過ぎるつもりでありましたが流し目をくれると、鮮やかなナデシコが・・・ 3個で300円だ・・・あっちのは3個で240円だ・・・ここで買えば総計11個で2040円だ1個当たりの単価が200円を切るぞ・・・ と訳の判らん計算が一気に始まりまして、またしても「これくださいっ」

この大量の花を庭に植えるのに今日を逃したら後1週間先だ、と短絡して、土砂降りのガーデニングとなったのでありました。泥だらけ汗まみれで労働して、シャワーを浴びてさっぱりして洗濯もして、どれと一息ついて窓の外を見れば・・・

雨、やんでるよ。

2006年6月19日(月)とりあえず晴れ

最近やったポカ。

MOを買いに行って、メーカーとか色とかケースの形状とか選びに選んで買って帰ってビリビリと包装を破いて棚に並べ数日して、さあ使おうと思ったら、Mac用だった。

これが何故ポカか?

→秘書は業務上WinとMacの両方を使っておりますが、保存に関してはWin用MOでほとんどを済ませております。Win用230MBならばMacで読み書きできますがその逆は不可だからです。これを「Winがグローバルスタンダードじゃよ、ワハハ」と威張るか、「Macはなんて許容性があるのでしょう、Winも見習え」とやるか。どちらを選んでも、人間性が向上するようなことはありませんのでムキにならないように為念。

さて、このMOをどうするか。Win用にフォーマットする、という手もありますが、以前一度試みてえらく待たされた挙げ句オシャカにされた記憶がありますので却下。・・・えーと、あれはWin用をMac用にしたんでしたっけ、学校でイラストレーターの使い方を習っている時でしたっけ。どっちにしろ面倒くさそうで危険性大なので却下却下。

では、このMOをどうしてくれよう。WinのMOドライブを共有設定にしてMacから遠隔操作で使おうかしらん・・・ 混乱しそうなので却下。混乱するのは秘書ではありません、Winパソコン君。

さあ、このMOをどうしてくれよう。そうだ編集長にくれてしまおう。我が社の穴露愚大明神こと編集長は「MacはWin用MOが使えるんです」と何度言ってもMac用を求めて三千米程度徘徊します。ただであげるのは癪にさわりますが、損して得とれ、どっかで穴埋めしてやりまする。

さてと、秘書はまたしても漬物石の下敷きになってます。

今度のお題は「編集長が昔出して現在絶版になってる本の再版」。木村書店から出すそうです。印刷の都合で7月初旬には印刷所にデータを渡すそうです。ああ、そうですか・・・

冗談じゃありません。データはどうするんですか。ホームページに発表してあるのを使うから、ですって。あれはね、秘書がねOCRで取り込んだやつなの。急がされてきちんと校正してないから、笑える間違いだらけなの。一(一)とー(音引き)と-(ハイフン)とか「つ」と「っ」とか、紛らわしい文字がぜ~んぶごっちゃになってて、ホームページ上なら笑ってられるけれど、お金とって売ろうって本ならぜ~たい許されませんです。

「僕が見たからいい」ったって、節穴から天の川を覗いたような校正なんぞ当てになる訳がございませんでしょ。

ダメです。木村書店の信用に関わります。

とすったもんだの挙げ句、編集の人に見てもらうことになりました。編集の人は今別口の原稿のチェックで忙しいのに・・・そっちの原稿の方が大事なのに・・・ 

それにですね、図版関係も作らにゃなりませんでしょ。ホームページにはスキャンしたぼけぼけ図版が入っとるですが、あんなもん印刷原稿に使えません。うー

どこまで続く秘書の苦難の道ぞ。石の下にも三年、やがて根っこが生えて、ど根性大根くらいにはなれるんでしょうか。

2006年6月13日(火)曇り

御無沙汰している間に本当に梅雨入りしまして毎日がしょぼしょぼいじいじしておりますが、脳味噌にカビなど生やしませんように。

さてと、ワールドカップ始まっちゃいましたね。というか緒戦に日本負けちゃいましたね。某大新聞様の一面トップ記事がそれでありまして、ぼんくら秘書は二重にびっくらこしました。

何が二重かと申しますと、

1. 非国民秘書は昨夜の試合を見てなかったから、日本が勝ったとなんとなく思い込んでいた。

何故見なかったか? 

それはですね、裏番組で「あさま山荘突入」の映画やってたから。佐々淳行氏の原作を読んだことがありまして、こんなことをいうとお前は国家権力寄りか右翼かと石をぶつけられるかもしれませんが結構とても大層面白くて(興味深いという意味)しばらく佐々氏の著作を乱読いたしました。対峙する側の著作(逮捕された吉野雅邦氏側寄り)も読みましたが著者個人の素質もあるとは思いますが読者個人の読解力問題もあるとは思いますがどうにもこうにも読み難くて・・・ 

ワールドカップより佐々氏の原作がどう映画になってるかの方に興味がありましたもので、テレビの前に座布団敷いてウーロン茶の焼酎割なんぞを用意して合間のコマーシャルにおつまみ作ったりして鑑賞いたしました。

ストーリーはおおむね原作通りでした。実物の佐々氏は(会ったことなどございませんが写真を拝見して)ガッツ石松さん似だな思っていたのに、映画では役所広司さんでして、イメージ違うなとか・・・

2. 日本が勝ったとして負けたとして、それは新聞一面のトップ記事になるようなことなのですか? というのが次なる驚き。

ニーズあるところには供給あり・・・英語と日本語がごちゃ混ぜだな、ニーズとサプライ。ダスキンのリネンサプライを連想してしまうわな(古いがな)。

非国民秘書はワールドカップなにするものぞと知らぬ顔の半兵衞を決め込んでおりましたが、世間様は一丸となって熱く燃え上がっております。この情熱が各種選挙に向かえば日本の政治も少しは変わるかも(って、何言ってるんだ秘書は)

さて、広い世間には訳知り顔の半ちく兵衞もおりまして、それは誰かと申しますと某社の穴露愚大明神こと某編集長でありまして、イランの大統領の発言が物議を醸しました折にサッカーの話題も出ましたがそこでこの編集長が申すには「サッカーの試合があるの?」でした。世間がこれだけワールドカップの話題で盛り上がっている時にイラン大統領のいう「サッカー」と「ワールドカップ」がじぇんじぇん結びついておらんのです。あんたは世捨て人かっ!!!

・・・どうも某穴露愚大明神に話が及びますと、秘書ぶち切れ気味になります。用心、用心。

さてと、地図200枚を耳を揃えて納品して一息つけるかと思いきや、我が社のホームページ改築の突貫工事に突入いたしました。随分長いことほったらかしにして、折々応急措置で記事を追加してきたのが祟りまして、気がついたら迷路を構築してました。ナビゲーションもばらんばらんでして、秘書でさえ迷子になります。

自分のホームページを全く把握していない編集長がたまに何かを探そうとすると見事に行き倒れになりまして即苦情が配達されます。「~~のページを作ってくれ」って、そのページはここにありますがな、とお返事を差し上げますと「わからんっ」の一言。

わかるようにトップページに作れ、と申しますが、だからトップページがどんどん重たくなるんですがな。あっさりせよ、木村書店と記事案内と亜空間通信の3項目のリンク案内だけでいい、って話でしたでしょ。

そもそもが無計画に増築重ねて訳の分からんページ作っていたのは誰やねん、ファイル名も全然統一されてないから分類に苦労したし階層構造にしてなかったから1フォルダに4000ものファイルが入ってるし耐えかねた秘書が新しい記事からフォルダ分類するようにしたけどアドレスにチルダがはいってるものでサファリでは辿り着けなくなってて大量にファイルを書き換えしなきゃならなくってさ・・・ぶちぶちぶち・・・・

2006年6月6日(火)晴れ

ゆるゆると日々が過ぎてゆきます。

秘書がしばらくオタクワールドで地図トレースに没頭している間に世間が動いていました。ホリエモンが娑婆に出てきたと思っておりましたら、今度は村上さんが入るそうです。

凡人秘書としましては諸々の騒ぎから75日を経過した事物は忘却の彼方ですが、警察や検察はそうはいかないのですね。

秘書の目下の関心事は「殺人エレベーター」です。港区で高校生が犠牲になりました。まさかエレベーターに殺されるとは思っていなかったでしょう。その瞬間の恐怖を想像すると、全身の関節が縮み上がります。

このエレベーター、「シンドラー」のエレベーターでした。WEBのどこかで誰かが「シンドラーのリスク」ともじっていました。

シンドラー、と聞いてどきっとしたのは、我が社の編集長が映画「シンドラーのリスト」をこき下ろしているからではありません。秘書んちの団地のエレベーターがシンドラー製だからです。

団地にエレベーターが増設されて最初にその会社名に気づいた時には、あははあ、と笑ってました。「シンドラーのエレベーター」という言葉が意味もなく意味深に思えたからでした。

新聞記事を読みまして、どきっ、ぎょっ、とします。秘書んちの団地のエレベーターも、停止位置が10センチ程ずれます。秘書は滅多に乗りませんが、乗ると割と高い確率で1階での停止が「ずんっ」と下がってしまいます。

これは直訴せねばなりませぬ。

と、そんなことを考えながら、昨日は久しぶりにホームページのお手入れをしていました。地図200枚の下敷きになっている間中ほったらかしにしてましたので、煤けたりカビが生えたり虫が食ったりしてたようでした。

昔書いた小説を入れよ、との編集長の御下命を無視しつづけておりましておりましたが(忙しい時に言うからだっ)、ぼちぼち入れねばなりませぬ。

あー、めんどくさ・・・

という態度が祟ったのでしょうか。

編集長からいただいた巨大テキストファイルを適度に分解して仕上げていきます。なにせこの御仁、100KBを超える長大テキストをそのまま掲載せよ、とかおっしゃいますが、そんなもの誰が読むかっ、区切れやっ、とか、ぶりぶりしながら切り刻んで合計66個のファイルをこさえました。アップしてトップからリンクつけましょ・・・ 

はれ?

『煉獄のパスポート』って書いてあったよな。だから全ファイルに『煉獄のパスポート』ってつけたけど、パスポートの話なんかどこにも出て来ねえぞ。パスワードなら一杯あんだけど・・・

アップする前に確認しましょう。編集長、この話はなんて言う題名なんですかあ・・・

・・・・・

編集長がいない。そう言えば、どっかで泊まりがけの同窓会をやるとか言ってたっけ・・・

で、本日確認しましたら、「パスワード」だよん、と、さも当然のようにのたまいます。「題名がそうなってたでしょ」だってえ。題名なんかついてねえじゃねえか、序文とこに『煉獄のパスポート』ってあっただけじゃないか。

と切れてても始まりません。66個ものファイルを直さなくっちゃ。そうだ、一括変換しましょう。変換できるはず。ん? セルの中の「パスポート」が残っちゃうな、なんでだろ? あれ「パス」の字の部分だけ色違いにしちゃったからソースが細切れになっちゃってて変換できないんだレイアウトモードで変換してみよ(意味わからんでしょ。ようするに試行錯誤してるとお思い下され)どりゃ。あれ、ソフトが途中で異常終了しちまうでよ。

もう一回立ち上げて変換した筈のファイルを開いて・・・

どわああ

本文が無くなってるう~

(ページ全体に表を作ってセルの中に文字を入れてたのが、変換で表設定がめちゃくちゃに書き換えられてセルが表示できなくなってしまった)

と、それから地獄のソース書き直しの始まり。秘書はいつもソフト頼りでページを仕上げてますから、ソースの記述なんか判らんです。まともなページのソースを開いて、必死に見比べて削ったり加えたり・・・ そのページはこいつです。

煉獄のパスワード(インターネット私家版)


♫ふん ふん ふん ふん、ふんふんふん♫