44号のご案内

44号のご案内 ※J-STAGE(科学技術情報発信・流通総合システム)の以下のアドレスから、第44号の全文を読むことができます。
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主要記事

中国人随伴・結婚移住女性はなぜ母国向けの「代理購入」を行うのか――社会的行為としての側面に着目して/楊 芳溟
危機の時代における女性教育構想――吉田松陰『武教全書講録』を中心に/鬼頭孝佳
新自由主義とエコロジーへのフェミニズムとその周辺の対応について――公私の両領域の高い段階での再統一という観点からの検討/遠山日出也
反抑圧アプローチの視点から迫る軽度知的障害女性の性産業従事――当事者の語りから従来の言説の捉え直しへ/武子愛、児島亜紀子


43号のご案内

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目次

いけばな稽古者にみる主婦であることと社会参加すること――1955年〜1973年の『いけばな兵庫』における稽古者の投稿群から/坪井優子
マニフェストの先へと、ともに歩を進めるために――連帯論としての『99%のためのフェミニズム宣言』への応答の試み/牧野良成
女性解放の男性自身にとっての利益をどう捉えるか――「女性解放の程度は社会の一般的解放の尺度」という関係に着目して/遠山日出也
書評:藤高和輝『〈トラブル〉としてのフェミニズム―「とり乱させない抑圧」に抗して』青土社、2022年/稲田紘子



42号のご案内

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目次

発達障害とジェンダー/フェミニズム――ふたつの当事者性から考えてみる現在地/松本澄子
公私の両領域を統一する「脱近代」への道すじを考える――伊田広行「スピリチュアル・シングル主義」などを手がかりに/遠山日出也
書評:眞野豊『多様な性の視点でつくる学校教育』(松籟社、2020年)/柳淳也



41号のご案内

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目次

地方自治体によるライフプラン教育――「若い時期での妊娠・出産」奨励と、歯止めとなっていない男女共同参画/斉藤正美
日本の左派とフェミニストの中にある新自由主義認識の問題点――家族賃金・能力主義・個人単位化などの概念の多義性と資本主義認識を中心に/遠山日出也
フェミニズムの歴史化における〈波〉区分を問いなおす――日本語圏では、なんのために、どんなふうに用いられたか/牧野良成
20世紀前半の日本における薙刀教育の女性化/ベレック・クロエ
書評:小泉友則『子どもの性欲の近代』(松籟社、2020年)/荻野美穂
日本女性学研究会の「運営会」について考える――『女性学年報』39号掲載の矢野論文への反論/松本澄子



40号のご案内

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目次

・「東本願寺事件」・女性差別をないことに/源淳子
・『新蔵人物語』再考―三君は果たして「解放」された存在か/鬼頭孝佳
・最近の男性学に関する論争と私/遠山日出也
・現代日本のジェンダー・セクシュアリティをめぐる状況とこれからのフェミニズムについて考える〜菊地夏野著『日本のポストフェミニズム:女子力とネオリベラリズム』を読んで/荒木菜穂
・書評 田中亜以子『男たち/女たちの恋愛:近代日本の「自己」とジェンダー』/前川直哉



39号のご案内

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目次

《特集 セックスワークとフェミニズム》
特集「セックスワークとフェミニズム」にあたって/菊地夏野
当事者を搾取しないフェミニズムを考える/要友紀子
書評『セックスワーク・スタディーズ』/マサキチトセ
日本における売春防止法と婦人保護事業の見直しをめぐって/河嶋静代

中国の公共交通機関における性暴力反対運動と女性専用車両──香港・台湾・日本との初歩的比較も──/遠山日出也
マクロ社会における権力構造発生のメカニズムとミクロ社会における権力構造発生のメカニズムの比較──フェミニズム組織を題材に──/矢野裕子





 38号(2017年刊)のご案内
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『女性学年報』のめざすもの



 女性学は、既成の「学問」が女の視点を欠いた、ゆがみをもったものであることを告発する形でおこってきました。また、難解な学術専門用語で武装した、素人を寄せ付けない「学問」のあり方にも疑問を投げかけてきました。わたしたちは「女であること」にはプロもアマもなく、女性学の出発点はまさしくこの「女(わたし)であること」を問い直すことであり、この「わたしからのフェミニズム」こそが、わたしたちの運動の原点であると考えています。

 わたしたちは、女性学を、女の状況を変革していくための一つの方法と考えています。ともに語り、考え、行動することによって、学問と日常生活、理論と実践といった価値の分断をなくし、そのいずれにも根ざした女の運動をつくり出していくことを、わたしたちは願っています。

 『女性学年報』は、女性解放について発言することや「わたしからのフェミニズム」を発信する場が非常に限られていた時期に、女たちがみずからの声を発表する雑誌として成立しました。この出発点―「日本女性学研究会に所属し、活動するわたしたちが、わたしたちの見方を反映させたメディアを、わたしたちの手でつくる」という原則を今も大切にし、以下のことを実現できるようめざしています。