39号のご案内

※J-STAGE(科学技術情報発信・流通総合システム)の以下のアドレスから、第39号のほぼ全文を読むことができます。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/arws/39/0/_contents/-char/ja
※冊子体購入のお申込みは、お名前、送付先、冊数をお書きの上、arws2nd[at]gmail.comまで(本体価格 800円、送料実費)

目次

《特集 セックスワークとフェミニズム》
特集「セックスワークとフェミニズム」にあたって/菊地夏野
当事者を搾取しないフェミニズムを考える/要友紀子
書評『セックスワーク・スタディーズ』/マサキチトセ
日本における売春防止法と婦人保護事業の見直しをめぐって/河嶋静代

中国の公共交通機関における性暴力反対運動と女性専用車両──香港・台湾・日本との初歩的比較も──/遠山日出也
マクロ社会における権力構造発生のメカニズムとミクロ社会における権力構造発生のメカニズムの比較──フェミニズム組織を題材に──/矢野裕子







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『女性学年報』のめざすもの



 女性学は、既成の「学問」が女の視点を欠いた、ゆがみをもったものであることを告発する形でおこってきました。また、難解な学術専門用語で武装した、素人を寄せ付けない「学問」のあり方にも疑問を投げかけてきました。わたしたちは「女であること」にはプロもアマもなく、女性学の出発点はまさしくこの「女(わたし)であること」を問い直すことであり、この「わたしからのフェミニズム」こそが、わたしたちの運動の原点であると考えています。

 わたしたちは、女性学を、女の状況を変革していくための一つの方法と考えています。ともに語り、考え、行動することによって、学問と日常生活、理論と実践といった価値の分断をなくし、そのいずれにも根ざした女の運動をつくり出していくことを、わたしたちは願っています。

 『女性学年報』は、女性解放について発言することや「わたしからのフェミニズム」を発信する場が非常に限られていた時期に、女たちがみずからの声を発表する雑誌として成立しました。この出発点―「日本女性学研究会に所属し、活動するわたしたちが、わたしたちの見方を反映させたメディアを、わたしたちの手でつくる」という原則を今も大切にし、以下のことを実現できるようめざしています。