チェチェン総合情報

19 Oct 2016
チェチェンニュース(転送・転載歓迎)

 日本語でのチェチェン報道をピックアップしてお届けします。本文は記事のURLをご覧ください。

■プーチン露大統領:東京行き調整 12月、山口での首脳会談翌日

 10/13  毎日新聞 ロシアのプーチン大統領が12月中旬に訪日する際、山口県長門市での首脳会談の翌日に東京に立ち寄る案を両国政府が検討していることが12日わかった。日露外交筋によると、多数の財界人がプーチン氏に同行する見込みで、ロシア側は経済会議を開くために東京訪問も必要だと主張。日本側は北方領土問題などを静かな環境で話し合う点を重視し、山口訪問に特化したい考えとみられ、両政府間で今後調整する。
 日露両政府は9月2日にロシア極東ウラジオストクで首脳会談を開いた際、プーチン氏が12月15日に日本を公式訪問すると発表。安倍晋三首相の地元山口県で会談する以外には、期間や日程に触れていなかった。

http://mainichi.jp/articles/20161013/ddm/002/030/043000c


■ヒョードルの次女が襲われる チェチェンの独裁者カディロフ派の犯行か

 【モスクワ時事 10月13日】日本でも活躍したロシアの元総合格闘家エメリヤーエンコ・ヒョードル氏(40)の次女ワシリサさん(9)が、モスクワの路上で何者かに胸部を殴打され、病院に搬送された。ロシアのメディアが12日に伝えた。
 ヒョードル氏は、南部チェチェン共和国の独裁者カディロフ首長(40)を批判しており、国内では、カディロフ派が襲ったとの見方が広がっている。

http://news.livedoor.com/article/detail/12139066/


■アレッポに蘇るチェチェンの悲劇

 10月14日(金)11時00分 ニューズウィーク日本版 マーク・ガレオッティ(ニューヨーク大学教授)

 街は爆撃で瓦礫の山となり、人々は逃げ、隠れ、廃墟の中で死んでいく。世界が恐怖のあまり傍観しているうちに。
 ロシアの戦闘機が爆弾を落とし、ロシアの銃や発射装置から砲弾やロケットが火を噴く。これがシリアのアレッポの現状だ。少し前まで、チェチェン共和国の首都グロズヌイも同じだった。
 ロシアの対シリア軍事戦略を理解するには、ウラジーミル・プーチン大統領が初めてロシアの最高司令官として戦った、99〜09年の第2次チェチェン紛争を分析するのが賢明だろう。両者はまったく異なる戦いだが、プーチンが反乱勢力を相手にしたときに重視する点は共通している。残虐性の価値だ。
 ロシアは第2次チェチェン紛争によって、残虐さを見せつけることは戦略的に価値があると証明した。グロズヌイは今のアレッポのように、大砲や空爆、核兵器に次ぐ破壊力を持つといわれる自走ロケット砲TOS−1「ブラチーノ」でずたずたにされた。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/10/post-6026.php


■政権批判の記者殺害10年 露紙、真相解明訴え
 毎日新聞10月8日 大阪夕刊

【モスクワ真野森作】ロシアのプーチン政権を批判していた女性記者アンナ・ポリトコフスカヤさん(当時48歳)が射殺された事件から7日で10年になった。実行犯ら計6人が実刑判決を受けたが、殺害を指示した黒幕は今なお不明。ポリトコフスカヤさんが所属した独立系紙ノーバヤ・ガゼータは7日、黒幕の解明に消極的な政府当局を批判する特集記事を掲載し、事件の真相解明を訴えた。 

http://mainichi.jp/articles/20161008/ddf/007/030/024000c


■首謀者 今も判明せず ロ紙「国家のうそ」に怒り−プーチン政策批判の記者殺害10年
 10/10  静岡新聞 朝刊  

【モスクワ共同】7日付のロシア紙ノーバヤ・ガゼータは、プーチン大統領の対チェチェン政策を批判していた同紙の女性記者アンナ・ポリトコフスカヤさん=当時(48)=が10年前の10月7日にモスクワで射殺された事件について「解明されていない」と訴えた。複数の実行犯に実刑判決が下されたが、首謀者は判明していない。
 同紙は、殺害を指示した首謀者を当局が捜そうとせず「国家の代表は事件が解明されたとうそをついている」と「怒り」を表明した。


■サウジを「破門」? イスラム教内部に新たな亀裂
 スンニ派の盟主サウジを蚊帳の外に置いたチェチェンの国際会議とは

 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版  By YAROSLAV TROFIMOV 9月27日

 中東ではサウジアラビアが主導するイスラム教スンニ派とイランが主導するシーア派の政治紛争が、すでに宗教戦争に変わってしまった。いまやスンニ派内部の神学論争がこの地域に新たな政治的亀裂をつくり出している。その亀裂はロシア南部のチェチェン共和国で行われた、当初はあまり知られていなかった会議の結果として生じたものだ。
 チェチェンの指導者ラムザン・カディロフ首長は、スンニ派の流れをくむ「スーフィー」の信奉者だ。この異端で神秘主義的なイスラム信仰の分派は、サウジが求める厳格なイスラム主義と長く対立している。サウジの主流派は、18世紀のイスラム法学者、ムハンマド・イブン・アブドゥル・ワッハーブの教えに基づく厳格なイスラム主義(同じくスンニ派に属し「ワッハーブ派」と呼ばれる)を信奉する。...
 しかし、ロシアが昨年からイランと同盟を組むシリアに介入し、新たに中東への影響力を強めたのに刺激され、カディロフ氏は8月下旬にチェチェン共和国の首都グロズヌイで開いた会議に、イスラム世界で最も有名な指導者の一部を招き入れることに成功した。

http://jp.wsj.com/articles/SB12281053434115554903104582336861633789988


■米国:NY爆発容疑者、アフガンから移住 テロ「自己喪失」共通 イスラム教と西洋文化、葛藤
 09/28  毎日新聞 夕刊

【ロサンゼルス長野宏美】米東部ニューヨークの繁華街などで起きた爆発事件は27日で発生から10日を迎えた。捜査当局の調べで、殺人未遂容疑などで訴追されたアフガニスタン系米国人の男が過去、イスラム教の教えと西洋文化との間で、アイデンティティーを巡る葛藤があったことが判明。...米メディアによると、今回の事件のアハマド・カーン・ラハミ容疑者(28)の父親はアフガン南部カンダハル出身。...
 13年のボストン・マラソン事件の容疑者はチェチェン系米国人。昨年12月のカリフォルニア州と今年6月のフロリダ州の乱射事件の容疑者も、イスラム教国から移住した親の下で米国で生まれた。
 ニューヨーク・タイムズ紙は、これらの事件の容疑者について、「(イスラム教と西洋文化の)二つの世界のどちらにも適応できなかったことで、意味のある人生を見つけられず、容易にイスラム過激派の殉教思想に取り込まれる」と分析した。

http://mainichi.jp/articles/20160928/dde/007/030/024000c


■ロシア下院選、与党圧勝、4分の3確保、プーチン氏基盤強化。
 09/20  日本経済新聞 朝刊

 【モスクワ=古川英治】ロシア中央選管は19日、下院選(定数450)で与党・統一ロシアが343議席を確保したと発表した。事前の苦戦予想に反して比例代表で50%強得票し、議席の4分の3を支配した。無党派層の関心が低く、投票率が過去最低に落ち込んだことが同党に利する結果となった。プーチン大統領は2018年の次期大統領選に向け、権力基盤をさらに固めた。...
 地方で不正疑惑 モスクワなど主要都市と地方での投票行動のズレも目立った。統一ロシアのモスクワでの比例代表の得票率は37%にとどまった半面、南部カフカスのチェチェン共和国では得票率が96%に達した。有力紙ベドモスチ紙は、地方では行政圧力などを使った不正が報告されていると伝えた。

http://www.nikkei.com/article/DGKKZO07422490Q6A920C1FF8000/


■チェチェンと医療交流

 メディカルツーリズム・ジャパン 09.26
 チェチェン共和国立がんセンターと国際医療交流、医療開発の協力に関わる提携調印を行いました。
チェチェン共和国立がんセンターとメディカルツーリズム・ジャパンは国際医療交流、医療開発の協力に関わる提携調印を行いました。 チェチェン共和国の医療発展の為に当社は尽力いたします。 

http://jp.medical-hokkaido.com/press.cgi


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