ホームページ開設のお知らせ

ホームページ・ワーキング・グループ


1998年4月の第一回総会のときに提案された 会のホームページ開設の準備を進めて来ましたが、 いよいよ公開できる運びとなりましたので、お知らせします。

ご存じの方も多いかと思いますが、はじめに言葉の説明をしておきましょう。
先ず「インターネット」というのは、 世界中の計算機を(広い意味での)電話線の網でつなぐ仕組みの一つです。 もち論、「世界中の」といっても 「インターネットに加入している計算機すべて」ということです。
インターネットにはいろいろな機能があります。 簡単なものは、「電子メール」という個人間の手紙にあたるものがありますが、 ほぼ即時に届く、相手が不在でも届くという点で、 ファクスか留守番電話に似ています。
また「電子掲示板」というものは字義の通りで、 ある親計算機にある掲示板にメモを送って貼り付けておくと、 読みたい人はその計算機に接続して、 掲示板に自分が知りたいことが出ているか探して読むことが出来ます。
ここで、前者では情報の送り手に、 後者では受け手に主導権があることに注意しておきましょう。

「電子掲示板」は通常簡単なメモのようなものに限られますが、 「ホームページ」ではもっと複雑なことが出来ます。 動画や音も送れますが、今は文字と静止画としておきます。 ホームページでは、一枚の長い巻紙のような文書も作れますが、 もっと便利なのは普通の本のように目次と章・節に分け、 それらを一度に表示する単位として、 別のページ(あるいはページ内のある場所)に直接跳ぶように出来ることです。
さらに世界中のホームページに跳ぶ、 言い換えるとそれらを引用するということさえ出来ます。 逆に他所のページに、 我々のページへの跳び方を書いて貰うことによって(リンクを張る、といいます)、 多くの人に見て貰えるようになります。

さてこのようなホームページの特長を生かして、 不特定多数の人々に南京大虐殺についての情報と会の活動とを伝えるために、 ホームページを開設しました。 このような南京大虐殺に関するホームページは国内にもいくつかあります。 しかしほとんどは日本語ページだけですので、我々は英語ページも設けて、 海外へも発信することを目指しています。 米国や香港には立派なページがありますので、 今のところ日本の情報から英語化しています。

24時間読み出せるようにするには、計算機を常時動かし、 電話線につないでおく必要があります。 それは経費・技術の点で難しいので、 JCA−NET(市民電子情報網)に加入して、その計算機においてあります。 これには他の市民運動との連携ができるという利点もあります。

12月4日に公開してから同24日までの間に、 210回あまり外部から読み出されました。 細かく見ると18日の前後で1日平均が2.5回から 27回へとはね上がっています。 これはインターネットの電話帳(イェローページ)のようなところに 登録したためのようで、大部分がわが会とは無縁だった人のように思います。 この傾向が続くかどうかは予断できませんが、 ホームページを作った目的の一部は達成できそうです。

ホームページの「宛名」は
   http://www.jca.ax.apc.org/nmnankin/index-j.html
です。インターネットに加入しておられる方は、ご覧になってご意見を下さい。 よりよいものにして行きたいと思います。 なお作成には会員8名によるワーキング・グループが当たっていますが、 もっと多くの方の参加を待っています。
                       (文責:西村史朗)

 

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