第12回 国賠ネットワーク 交流集会 速報

《公権力の横暴に泣き寝入りをしない民衆のゆるやかな繋がりを・・・ SINCE 1990》


■■ 2001年2月24日(土)  P.M.13:54〜16:54 日本キリスト教会館4F   

■■ 呼びかけ
 国賠ネットワークの第1回交流集会は1990年2月。今年もまた春を待つ2月、公権力の横暴に怒っている人、訴訟に立ち上がった人たち、裁判を続けている人、勝った人、負けた人たちが集まる。国賠ネットは確かに生きているし、進化の過程にあるのです。
 ここ数年、国賠は勝てません。国賠裁判を取りまく情況は依然厳しいが、課題の所在も、乗り越えの手がかりも見えてきているのです。いま必要なのは、少しばかりの力と、叡智と、そして勇気でしょう。これらは、孤立からは生まれない。苦闘している人に出会い、顔を合わせることから始まるのだと思います。
 今年講演いただくのは、奈良の田川和幸弁護士。日弁連副会長を歴任した長い弁護士経験に加えて、93年から定年までの6年間、弁護士から裁判官任官の経験を持っている。〈開かれた司法〉のための「法曹一元」を実践し、その中で見えてきた裁判所・裁判官の意識を内側から、真に市民のための法、司法の民主化への道を語っていただけるでしょう。 「人権」を死語にしないために皆で集うこと、それが元気を取り戻す希望の種子ではないでしょうか。初めての人、以前に参加した人、また国賠ネットワークに集まりましょう。

■■ 国賠ネットワーク、この1年の動き
2000/ 2/26 第11回交流集会、飯室勝彦氏の講演:「なぜ司法改革は必要か」
  2/29 井上国賠、最高裁上告棄却(国の違法・賠償を認めない東京高裁判決が確定)
  3/11 ネット通信62号発行。交流集会の報告特集
  4/3 林国輝(天安門事件抗議)国賠判決
  4/12 定例会
  5/13 ネット通信63号発行。交流集会での飯室勝彦さんの講演録特集
  5/26 神坂国賠判決(大阪地裁)「裁判官は公正らしさが要請される」として敗訴
  6/7 定例会。合宿のスケジュール、議題の検討
  7/15 ネット通信64号発行。甲山国賠断念への投稿、神坂国賠判決報告
  8/19 翌20日と夏季合宿(八ヶ岳)。関西勢の参加で、国賠ネットのこれからについて議論
  9/9 ネット通信65号発行。総監公舎国賠準備書面
  9/19 墨塗り国賠(野宿労働者支援弾圧)控訴審判決。全面敗訴。上告。 
  10/4 定例会
  10/28 「警察の組織犯罪を告発するネットワーク」に国賠ネットも参加し、結成集会。
  11/11 ネット通信65号発行。恒例、藍染め・沖縄料理とのセットで愉しむ。
  12/6 定例会。兼、忘年会にXX人
2001/ 1/13 ネット通信66号発行(土屋宅)。墨塗り国賠判決報告。夏合宿報告。
  2/7 定例会。第12回交流集会の準備。司法審への証拠全面開示の提言。
  2/24 第12回 国賠ネット交流集会。講演:田川和幸弁護士。報告:各国賠から。

■■ 講演:田川和幸さん(奈良弁護士会弁護士) 「弁護士任官者から見た裁判所」

■■ 第12回国賠ネットワーク交流集会 報告 (文責O)


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