分科会
海外・水と文化研究会
第1回海外・水と文化研究会定例会
日時 8月30日(金)6時半
場所 本会事務所
講演 石井明男氏(PCI、本会運営委員)
「パキスタン・カラコルムハイウェイで行くフンザ地方」
【講演内容】パキスタン北部にカラコルム山脈、ヒマラヤ山脈、ヒンズークシ山脈を縫うように中国に抜ける古代シルクロードの1つを車が走れるように気の遠くなるような工事(中国の援助)で造ったカラコルムハイウェイがある。このカラコルムハイウェイを首都イスラマバードから700km位行くと、7,8000m級の山々に囲まれた谷に村がある。生活様式も、人種ももちろん言語も違う民族が住んでいる。行ったときは一面杏の花が咲いていて、別世界を思わせた。「シャングリラ」と呼ぶ人もいる。
ジェームズヒルトンの"Lost Horizon"(「失われた地平線」として訳本もある。1937年には映画化された。)の舞台だと書いてある本もある。手元には資料や情報が少ないが、
古代シルクロードに夢をはせる。位置はカシミールの北、タクラマカン砂漠の西、クンジュラフ峠を超え、西域南路を南東に行くと、今なお旅行者の入れない西
チベットがある。
写真と想像で話したい。
海外水と文化研究分科会が発足しました
日本下水文化研究会では今年度事業として、分科会・海外下水文化研究会を立ち上げることとしておりましたが、平成14年8月30日第1回の研究会を開催し、発足することと致しました。当日は8名が参加しました。
当日は運営委員石井明男氏による講演「パキスタン・カラコルムハイウェイで行くフンザ地方」が行われました。石井さんが仕事の合間に訪れたフンザ地方は、
パキスタン北部にあって、カラコルム山脈、ヒマラヤ山脈、ヒンズークシ山脈を縫うように中国に抜ける古代シルクロードのひとつ、カラコルムハイウェイをパ
キスタンの首都イスラマバードから700km位行ったところにある村々で、7〜8000m級の山々に囲まれ、「シャングリラ」(桃源郷)と呼ぶ人もいま
す。石井さんが行かれたときには、一面杏の花が咲き乱れ、まさに別世界を思わせたそうです。この村々には、生活様式も、人種ももちろん言語も違う民族が住
んでいるとのことでした。
フンザ地方は、ジェームズ・ヒルトンの"Lost
Horizon"(「失われた地平線」として訳本もある。1937年には映画化された。)の舞台だと言われています。資料や情報は十分にはないそうです
が、写真をふんだんに紹介されながらの講演で、古代シルクロードに夢をはせるひとときでした。
その後、稲場運営委員から、元JICAの専門家としてタイへ派遣されていた竹内準一氏(現在英国へ留学)との意見交換の経緯についてご紹介がありました。
このなかで、途上国とくに熱帯地域の下水処理について日本はもっと研究し、日本の技術をそのまま移転するのではなく、現地にふさわしい技術の開発の必要性
を指摘されました。
第1回ということで、これからの方向性や運営についても意見交換がなされ、会名称を「海外・水と文化研究分科会」とすること、会の進め方などのルールを椿
本運営委員が作成すること、その際どのようなカテゴリーを扱うかについては、石井運営委員が案を提示することを決めました。
(以上 酒井 彰 記)
会の名称が示していますように、本分科会は必ずしも下水(汚水又は雨水)の問題に限定せず、広く水問題一般にまで対象を拡げて研究対象とすることにする予定です。
第2回研究会としては、佐藤運営委員による「モルドバ共和国の水資源開発報告」を11月中旬に予定しておりますが、その後は適宜、外部講師をもお招きし、幅広いテーマと対象についての研究報告会としていきたいと考えています。また、当面は会場を当会事務所として、自由な意見交換を交えたゼミナールのような形式で進める予定ですが、将来的には、テーマによっては会場を外部に設定し、広く一般の方々の参加も想定した研究発表会も企画していきたいと考えています。
会員各位のご参加ならびにご意見、ご提案などをお待ちしております。
(以上 椿本 祐弘 記)
