花岡中国人強制連行殉難者慰霊祭での追悼文
                   
(献辞・李紹海さん)

 本日、私ども花岡強制連行生存者及び犠牲者遺族は、悲痛な心持ちを抱いて、日本軍国主義が引き起こした侵略戦争中に日本の花岡に強制連行され惨たらしく死んでいった仲間たち、父親の世代を弔う活動に参加いたしております。私は「花岡受難者聯誼会」を代表して犠牲となった仲間たちに沈痛なる哀悼の意を表します。
 強制連行された現地を再訪し、50数年前の振り返るに忍びない過去の出来事が心にうかび上がり、惨たらしく見るに忍びない情景が脳裏にわき起こり、私たちの千名近くの仲間が鹿島の棍棒と皮鞭の下、条件が極めて劣悪で非人間的な待遇の下に、極めて過重な労働に従事させられ、搾り尽くされ、奴隷のように使役されました。一年余りの間に、400余名余りの仲間たちが花岡で惨たらしく死んでいきました。もはやこれ以上堪え忍べないという情況の下で、ついに1945年6月30日、世界を震憾させた花岡蜂起を決行しました。
 この義挙は野蛮に鎮圧されはしましたが、しかし全世界に向かって中国人民の死すとも屈せずという反抗精神を指し示し、日本軍国主義が強制連行した中国人を野蛮で、残酷に搾り取り、 奴隷的使役をした事実と残酷で血なまぐさく義挙を鎮圧した罪を暴き出しました。これは世界反ファシズム戦争史上において重要な歴史的意義を有しております。
 花岡事件を適切に解決するため、十数年にわたる想像を絶する困難な闘争を経て、日本の友好人士と愛国華僑の大いなる支持と協力を得て、『共同発表』の基礎の上で鹿島と和解に合意しました。55年もすすぐことができなかった血と涙の歴史がはじめて是非を明らかにでき、正義が広められたのです。花岡に眠る仲間たち、私たちはようやく迎えた勝利の吉報をともによろこびあいましょう。私たちは必ずみなさんの遺志を継ぎ、引き続き加害者の責任を追究し、花岡闘争の全面的勝利を勝ち取ります。
 「前の事を、後の戒めとする」、私たちは歴史をしっかりと心に刻み、歴史を鑑とし、中日両国の子々孫々の友好のため、世界の永久平和のためにたゆまぬ努力をしてまいります。この世を去った仲間たち、安らかに眠って下さい。

                               花岡受難者聯誼会
                                 2001年6月30日