引き船道
ジェズス・ムンカダ／著
定価3500円＋税
植民地の喪失、内戦、フランコ独裁、近代化……19〜20世紀の波瀾万丈のスペイン近現代史をカタルーニャの片隅でひっそりと生きた村人たちの物語。
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センチメンタルな殺し屋
ルイス・セプルベダ／著
定価1800円＋税
『カモメに飛ぶことを教えた猫』の作家の手になるミステリー2編。テンポが速く、しゃれた会話を通して、中南米の現実が孕む憂いと哀しみがあふれる。
ヤワル・フィエスタ
血の祭り
ホセ・マリア・アルゲダス／著
定価2400円＋税
アンデスと西洋、神話と現実、合理と不合理、善と悪、分かちがたくひとつの存在のなかでうごめきながらせめぎ合うふたつの異質な力の葛藤を描く名作。
気狂いモハ，賢人モハ
タハール・ベン・ジェルーン／著
定価2200円＋税
虐げられた者の視線を体現する、聖人＝賢者＝愚者＝としてのモハ。彼の口を通して語られる魅力あふれる愛と死の物語が、マグレブの現在を浮き彫りにする。
