2007年1月 

吉岡忍・ 小田実「終らない旅」 小田の目に涙 (波)
斎藤貴男・ 「戦争経済大国」ニッポン(1) 復興のうらがわで(現)  ベ平連についての記述ではないが、ベトナム戦争への日本の協力とそれに対する抵抗運動についての詳細な記述。この号では、1966年のアナーキスト・グループによる日特金属襲撃事件、70年代の相模原基地闘争などが実際の取材に基づいて詳述されている。以下2号に連載。また、同じ『月刊 現代』の2008年7月号以下でも第2部として掲載されている。

2007年2月 

(こちら特報部)米で反戦再燃 日本燃えぬワケ ベ平連世代「いま、動かねば」 「原則」なき時代 生き方示せない (東京 1)
1月27日のワシントンでの反戦デモが数万の参加者があり、ベトナム世代のジェーン・フォンダも参加したことに対比して、日本では反戦運動が盛り上がらないとし、それについて、日本の「ベトナム世代」の小田実、吉岡忍、武藤一羊、吉川勇一氏らの意見を紹介したもの。

井出孫六・(読書遠近)バナナとエビとナマコ (東京 8夕)  1994年に死去した鶴見良行さんについての随想。
福富節男・一人でも始める反戦市民運動――ベ平連運動小史 (
『季刊 運動〈経験〉』2007年 No.20) 『季刊 運動〈経験〉』2007年 No.20 〈2007年2月は、「〈特集〉『無党の運動』をめぐって」を組んで、栗原幸夫著『未来形の過去から』についての多くの意見や論文を掲載している。その多くは、栗原の言う「無党の運動」および「シングル・イッシュウ」問題をめぐる意見 だが、そのなかには、ベ平連運動についても触れたものがいくつかある。この福富の文のほか、以下の吉川勇一、田守順子、天野恵一の文もベ平連運動について触れている。これら4点の文のそれぞれ一部分は、本ホームページの「ベ平連運動についての最近の文献」欄に紹介されている。
吉川勇一・栗原幸夫さんの『未来形の過去から』によせて (
『季刊 運動〈経験〉』2007年 No.20) 『季刊 運動〈経験〉』2007年 No.20
田守順子・記憶につながる現在(いま)――断章 (『季刊 運動〈経験〉』2007年 No.20) 『季刊 運動〈経験〉』2007年 No.20
天野恵一・ 運動〈経験〉の『相互理解』(交流)という方法――栗原幸夫『未来形の過去から――無党の運動論に向って』をめぐって (『季刊 運動〈経験〉』2007年 No.20)
斎藤貴男・「戦争経済大国」ニッポン(2) 富者と犠牲者( 現) 前号に続き、日本のベトナム特需についての報告。
単行本・澤地久枝「発信する声」(
かもがわ出版)  この中に収められた「輝け九条の守り手たち」という2006年11月3日に神戸で行なわれた講演記録に、ベ平連の脱走兵援助活動について触れた章が含まれている。

2007年3月 
斎藤貴男・ 「戦争経済大国」ニッポン(3) 「特需」の原罪(現
)  前号に続く日本の戦争経済論、この号では主として朝鮮戦争特需。

2007年4月 

単行本・鈴木道彦「越境の時――一九六〇年代と在日」(集英社新書) 
単行本・鶴見俊輔/吉岡忍「脱走の話――ベトナム戦争といま――」(
編集グループSURE) 

2007年6月 

「生きているかぎり、お元気で」 小田実さん がんと闘病中 いま一番の気がかりは改憲の動き (朝 5)
死を見つめ、語る「危機感」 「小さな人間」の平和へ 小田実さんの病床から(上)(京都新聞 21)
世界を変えうる力に自身をで」 「小さな人間」の平和へ 小田実さんの病床から(下)(京都新聞 22) これは「共同通信」配信の記事なので、見出しは違っても、同文の記事は他の数紙に掲載されている。
「市民が世界 変える」「ベ平連」元代表、作家・小田実さん 末期がんの病床から語る (毎 22夕)
期待する若者たちへ――考えろ、もっと自由に 末期がん「あわよくば一年」の病床から 小田実さん 情熱を込め語る (毎 22夕)
小田実・(人生の贈りもの) (1)今できることは書くこと 
(朝 25夕)入院中の病院での記者による連載インタビュー。(3)では、ベ平連出の活動や脱走兵問題にも触れて話している。

小田実・(人生の贈りもの)(2)何のために死んだのか 
(朝 26夕)
小田実・(人生の贈りもの) (3)被害者と加害者は一体だ (朝 27夕)
小田実・(人生の贈りもの) (4)若い人は事実を知らない (朝 28夕)
小田実・(人生の贈りもの)(5)何のために死んだのか (朝 29夕)
瀬戸内寂聴、小田実・お見舞い対談「今、一番何がしてほしい?」「ちゃんとうまいもんが食いたいよ」 (週朝 29)

2007年7月

反戦運動 信念貫く 阪神大震災被災を機に 支援法制定に尽力 小田実さん (読・大阪本社版 30夕)
吉岡忍・小田実さんを悼む (共同通信配信 30 『琉球新報』 『京都新聞』ほか各紙に掲載)
鶴見俊輔・共同の旅はつづく 作家・小田実さんを悼む (朝 31)
天声人語 (朝 31)
余禄 (毎 31)
中日春秋
 (中日 31)
小中陽太郎・旅と文学と市民運動と――小田実さんを悼む  (中日 31夕) 
市民運動の先駆け 原点は大阪大空襲 自立にこだわる ――行動する作家 小田実 さん死去
 (東 31) 

2007年8月 

小田実・死ぬ前に言っておきたいことがある――末来に希望をつなぐために、市民一人ひとりが考えよう―― (論座)
小田実・(インタ) 民主主義をころさぬために――「ワイマール体制」崩壊の前夜から―― (世)
小田実・(話) 戦争と市民 
(オルタ 8・9合併号)
北沢洋子・小田実さんとアジア (オルタ 8・9合併号)
道場親信・ふつうの市民、ふつうの人 (オルタ 8・9合併号)
小熊英二・ ベ平連生んだ信念の「懐疑主義者」――小田実氏を悼む 
(毎 1夕)
色川大吉・ほんものの行動的国際知識人――疾走した小田実君の生涯 (毎 2夕)
吉岡忍・ 大変な読書家――小田実さんを悼む 喪友記 」 (日経 4)
「ウィ・シャル・オーバーカム」 小田実さん追悼デモ (朝 5)
反戦遺志継ぎ 喪服デモ行進 小田実さん告別式 (東 5)
<小田実さん>葬儀に800人 冥福祈る (毎 5)その他、各新聞が5日に小田さんの葬儀の報道記事を載せている。
”朝鮮問題は日本人をまっすぐにさせる” 最後まで朝・日国交交渉の再開願う 小田実氏を悼む (朝鮮新報 6)
吉川勇一・難死の原点を真剣に生きる――常に運動の現場で
―― 「識者評論 小田実の遺志」 (共同通信配信 10、神戸新聞、岐阜新聞、四国新聞、熊本日日新聞が8/10、埼玉新聞が8/12、高知新聞が8/13に掲載)
核心評論 金子直史・故小田実氏が訴えた護憲 死者への償いの証し(東欧日報 13)
(社説)週のはじめに考える この夏に逝った顔、顔 (東京 19)
早野透・(ポリティカにっぽん)62年目の夏が逝く 
(朝 20)
大江健三郎・定義集 【「大きな人」と共生して来た】「戦後少年」らの言葉の力 (朝 21)
栗原君子・死んでも、死なない人 小田実さんを偲ぶ (週刊 新社会 21)
長谷川修児・(詩)ひとこと
(遊撃 353号 15)
柴田翔・(小田実氏追悼) 本質的に小説家だった (読人 24)
吉川勇一・(小田実氏追悼) 運動家としても稀有な存在 
(読人 24)
松井京子・ 「人間みな、ちょぼちょぼ 作家 小田実さん」 (朝 31夕)

2007年9月 

大島三緒・追想録 小田実さん 文学の殻破った行動派 (日経 7夕)
論説さろん 行く夏に (神戸新聞 8夕)
悼 おだまことさん 一人でもやる (毎 9)
本多勝一・小田実の死 に想う (週刊金曜日 17)
 


大波小波 小田実の死 (東京 19夕)
文芸時評 加藤典洋・理想と衰勢 悲哀の色 滲むほど声は届く (朝 27)
長谷川修児・(詩)
一瞬の死 (遊撃No.354  13) この号の『遊撃』は「追悼 小田実」特集で、この詩のほか、水田ふう、阿部めぐみ、高畑豊、たなかよしゆき、谷島光治、渡辺一衛、村雲司、桜井春彦、井上澄夫、吉川勇一らの追悼の文や詩が掲載されている。
関谷滋・ベトナムと四〇年――小田実さんの小田実さんの思い出
(はなかみ通信 其の二十一通 27)『はなかみ通信』は大津市の高橋幸子さんが編集発行人の雑誌。
伊藤益臣・小田実さんのつけた灯――共同研究「占領」(はなかみ通信 其の二十一通 27)

2007年10月 

同盟の旋律 第2部 安保のコスト 後編 【2】ベ平連 「憲法の神話」米が批判(京都新聞 6)
論壇リポート 政府と有権者 意識にズレ 「小さな人間」はどう行きる (京都新聞 11)
この人・この3冊 宮田毬栄選 小田実 (毎 14)
ふるさと あの瞬間 「反戦喫茶アウル@」三沢基地前100メートル 平和運動の拠点に 〈東奥日報 16夕)以下すべて斉藤光政記者の取材・筆
ふるさと あの瞬間 「反戦喫茶アウルA」好ましからざる隣人 日米公安が監視対象 〈東奥日報 17夕)
ふるさと あの瞬間 「反戦喫茶アウルB」ジョイン・アス 米兵との連帯目指す 〈東奥日報 18夕)
ふるさと あの瞬間 「反戦喫茶アウルC」FTAショー 日米800人詰めかける〈東奥日報 19夕)
ふるさと あの瞬間 「反戦喫茶アウルD」閉そく感 逃げ場求める厭戦米兵 〈東奥日報 20夕)
ふるさと あの瞬間 「反戦喫茶アウルE」逮捕 ビラまき不退去罪に 〈東奥日報 22夕)
ふるさと あの瞬間 「反戦喫茶アウルF」解散パーティー 支援なく資金尽きる 〈東奥日報 23夕)
ふるさと あの瞬間 「反戦喫茶アウルG」あこがれのベトナム ”資本主義”に幻滅 〈東奥日報 24夕)
ふるさと あの瞬間 「反戦喫茶アウルH」不気味さ増す基地 今も生きる「殺すな」 〈東奥日報 25夕)
池田名誉会長の世界との語らい 第26回 作家 小田実氏 「指導主義」の学会に深く注目 『市民の連帯』に駆けた一生(聖教新聞 28)
小田実・(遺稿)世直し・再考――
小さな人間」の位置から―― (世)
『市民の意見』「小田実さん追悼特集」(市民の意見 No.104号別冊) この号には、以下の人々の詩、追悼文などが掲載されている。
 高銀、鶴見俊輔、吉川勇一、金大中、ハワード・ジン、ノーム・チョムスキー、岡本美加代、T・N、伊津信之介、内山孝子、内山唱、大木晴子、KY生、YK,次田哲治、村雲司、西田まりあ、福富節男、吉岡忍、澤地久枝、吉川勇一(掲載順)
宮田毬栄・長い旅をつづける作家の「旅愁」
(すばる 追悼 小田実) この号には、ほかに、瀬戸内寂聴、林京子、米谷ふみ子、高野庸一の追悼文が掲載されている。
単行本・
小田実著 飯田裕康/高草木光一編 『生きる術としての哲学――小田実 最後の講義』  (岩波書店) 

2007年11月 

藤原書店刊行の季刊誌『環』の特集「われわれの小田実」(環 2007/秋) この号には、小田さんの未定稿「近代日本精神史『序説』」が載せられているほか、以下のような人びとが、小田さんへのさまざまな思いを寄せている。
 鶴見俊輔、加藤周一、ドナルド・キーン、高銀、金大中、玄基栄、黄皙暎
、ノーム・チョムスキー、ハワード・ジン、ヤン・ミュルダール、吉川勇一、子安宣邦、米谷ふみ子、吉岡忍、西田勝、沓掛良彦、高草木光一、オイゲン・アイヒホルン、鎌田慧、中山千夏、高史明、ドウス昌代、辻元清美、澤地久枝、柴田翔、志位和夫、宮田鞠栄、高橋武智、南條彰宏、黒古一夫、真継伸彦、小中陽太郎、ロマン・ローゼンバウム、黒田杏子、山口たか、齋藤ゆかり、金井和子、ブライアン・コバート、坂元良江、山口幸夫、和田春樹、山村雅治、本岡昭次、栗原君子、早川和男、今村直、いわたとしこ、北川靖一郎  (掲載順
単行本・
高橋武智『私たちは、脱走アメリカ兵を越境させた……ベ平連/ジャテック、最後の密出国作戦の回想 』(作品社)(右の写真)

2007年12月 

生きるって 大人にだまされるな めざしたのは反戦米兵の脱走手助け 高橋武智 〈東京 9)
小田実さんの“遺言”収録 NHK衛星ハイビジョンで13日放送 最後まで「憲法」憂う 〈東京 11)
「特集ワイド」もう一度、さよなら 作家 小田実さん 7/30死去 75歳 「人減ちょぼちょぼや」 〈毎、19夕)
坂元良江・
作家 小田実の「終らない旅」(テレビマンユニオンニュース)
〈インタ〉吉川勇一 【聞き手】天野恵一/水島たかし ベ平連の経験と共同行動の論理――開高健問題から反改憲運動まで―― (季刊 運動〈経験〉No.23) PDFファイルで全文採録。左をクリック。

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