『追悼・横山好夫』(B5版・72頁・1000円)のご購読を


 
  10/22に横山好夫さん(全石油ゼネラル石油労組)を偲ぶ会(70名出席)が開かれました。それに合せて横山さんの追悼集が発行されました。ゼネ石闘争の原点となる1970年の公害告発と解雇撤回、組合分裂攻撃など貴重な記録とその後の横山さんの闘争が、当時の貴重な写真とともに掲載されています。以下のような目次です。ぜひご購読下さい。
   2004/11/10 高幣真公

発刊に当って(抜粋)
  呼びかけ人のうち、誰が言い出したかは定かでないが、「横山好夫君が遺した運動の軌跡と功績を何らかの形に遺せないか」と提起され、今回の“偲ぶ会”と“追悼集の発行”に至った次第である。
  横山好夫君のよって立つ運動の原点は、ゼネ石(正式名称「全石油ゼネラル石油労組」)闘争である。いや、ゼネ石闘争の原点こそ”横山好夫”にある、と言ってもそれも真理かも知れない。何故なら、ゼネ石闘争の出発点は、彼自身に対する解雇処分が発端であり、その後のゼネ石闘争を、常に中心からリーダーとして推進して来たのだから。ゼネ石闘争は、‘78年に8年間の闘いを経て解雇者全員(8人)の復職を勝ち取り、勝利した。当時としては、組合弾圧、分裂少数組合となった組合が、解雇者全員の復職を勝ち取るなどということはまったく例がなく、画期的な“闘争勝利”あったといえる。
  ゼネ石労組は、解雇撤回闘争を軸としながらも、企業内における安全・反合理化の闘い、はもちろんのこと、反公害闘争なども絡ませ、さらには反戦・平和の闘いをも噛み合わせて、労働者の横の繋がりを追求するという、これまでの労働組合では考えられない自由な取り組みが展開されていた。これらの闘いの絡み合いがあってこそゼネ石闘争はなりたっていたし、その結実として不当解雇撤回が勝ち取れたと言っても決して間違いではない。
  2004年10月
  横山好夫追悼集編集委員会
(樋口篤三、足立実、前田裕晤、林充孝、渡辺勉、大崎二三男、高幣真公)

<目 次>
T 著作選集
  1 会社をはなれても生きていくんだー少数派
    組合への差別支配(「新日本文学」1975年11月号)
  2 三里塚闘争を労働者の〃タテマエ〃に
    (『季刊労働運動』1978年16号)
  3 斬りむすぶための準備を(『季刊労働運動』1980年 23号)
  4 市民運動の過激さに期待(『労働情報』1981年5/1 No.92)
  5 分裂――6O年から90年 特集を組むにあたって
    (『労働情報』1991年9/1 No.341・2)
  6 1970年―全国一般長崎連帯支部三菱長船労組
  長崎では時がゆっくり流れる
    (『労働情報』1991年9/1 No.341・2))
  7 摩天楼裂く銀翼の報の朝 世界革命追いし君逝く
    (『夢を追ったリアリスト−今野求追悼文集』2002年9月)
U 横山好夫の書き残したもの
    ― その執筆目録   ― 渡辺 勉
V 日本労働運動史に刻印したゼネ石闘争
   ―横山好夫による「後世へのおくり物」 ― 樋口篤三
W 追悼文 (43人)
   「降伏式」のこと

<申し込み先>
横山好夫追悼集編集委員会  事務局 
〒274-0063 千葉県船橋市習志野台6-7-2-408
高幣 真公
TEL 047-467-1925 FAX 047-467-1966
eメール takaheim@jca.apc.org
郵便振替 00160-8-610046 高幣真公
頒価 \1,000(送料¥200)本と一緒に郵便振替用紙を送ります

  横山好夫さんを偲ぶ会