■■ 在特活動 ■■

「ウォンさん家族を支援する会」が発足

−高校2年生のジャイと彼女の両親に在留特別許可を!!−


 在留特別許可を求めているフィリピン国籍、ウォンさん一家の母親が入管法違反容疑で逮捕されてしまいました。今後、裁判を経て入管へ身柄を移される予定です。

 今、この状況に誰よりも苦しんでいるのが、高校2年生になった娘のジャイです。母親との面会もできず(ジャイ自身が未だ非正規滞在者の身分であり、母親が拘留されている警察署へ行けばジャイ自身が逮捕される可能性があるため)、自分自身も在留特別許可を認められないのではないか、そして退去強制となり日本から追い出されるのではないか、と苦悩しているのです。

 今、ジャイは人生最大の試練を迎えています。

 在留特別許可が認められれば、これまでどおり友達に囲まれ楽しい学校生活を送ることができる。安心して将来を夢見ることができる。しかし、認められなければ言葉も文化・生活習慣もまったくわからない「祖国」へ無理やり帰されてしまうのです。私たちAPFSを始め多くの人々がジャイのために立ち上がりました。ジャイと両親の在留特別許可を求めて「ウォンさん家族を支援する会」を設立したのです。

 去る3月22日に行われた第一回会議にはマスコミも取材にやってきて翌日、NHKやTBSでその模様が放送されました。新聞では東京新聞と日本経済新聞が大きくとりあげてくれました。

 どうか一家のために皆様のご署名、ご寄付を御願いいたします。

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「ウォンさん家族を支援する会」設立趣意書

 本年3月7日、都内にてフィリピン人女性、ネルダ・ウォンさんが入管法違反(不法残留)で逮捕されました。彼女はすでに夫、娘のジャイさんとともに昨年3月16日に「日本国内で強固な生活基盤が形成された」ことを理由として在留特別許可を求め東京入国管理局へ出頭済みで、その後は在宅で入管の調べを受けていました。

 母親と夫は十数年前来日し、超過滞在となりながらも必死に働き、地域にとけこんできました。翌1991年5月には当時3歳だった娘のジャイさんを呼び寄せ、親子で暮らしはじめたのです。ジャイさんはやがて江戸川区内の学校に入学し、いつしか母語であるタガログ語をすっかり忘れ、日本語しか話せなくなりました。中学校をへて高校2年生となった現在、ジャイさんは日本の文化、習慣を完全に身に付け、もはやフィリピンへ帰っても生活していくことは到底かないません。両親も長年祖国を離れていたことや年齢的な問題からフィリピン国内で再就職することは不可能です。

 一家には日本国内でしか生きていく道がないのです。

 今、一家は在留特別許可が認められ合法的に日本で暮らすことが出来るようになるか、それとも許可が認められず退去強制となりフィリピンに送り返されることになるか、まさに瀬戸際に立たされています。多感な年頃の娘、ジャイさんは母親が逮捕されたこと、さらに日本を追い出されるかもしれないという不安に心を痛め涙を流し続けています。

 こうした状況を見るに見かね、ジャイさんを始め一家の友人たちが集まり、本年3月22日に「ウォンさん家族を支援する会」が設立されました。

 私たち「支援する会」は、かけがえのない友人であるウォンさん一家が日本から追い出され、生きる術を絶たれるのを見過ごすことはできません。「支援する会」は入国管理局−法務省に対し人道的見地からウォンさん家族3名揃っての在留特別許可取得を強く求めます。どうか皆様のご支援・ご協力を御願い致します。


「ウォンさん家族を支援する会」  

■代表    寺西英夫(カトリック小岩教会)

■事務局長 山口智之(APFS)

■連絡先
  ASIAN PEOPLE'S FRIENDSHIP SOCIETY(APFS) TEL 03-3964-8739 
                                  FAX 03-3579-0197
  小岩カトリック教会                       TEL 03-3657-0656
  CCS/世界の子どもと手をつなぐ学生の会         TEL 03-3779-5719
   
■カンパ振込み先 (郵便振替口座)  口座番号:00170-7-355164
                       口座名称 ウォンさん家族を支援する会

  

>>> 署名はこちら <<<

 





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