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* 沖縄・名護市辺野古沖に新たな米軍基地を建設する *
* ボーリング調査阻止行動に全国からカンパを    *
* 〜座り込みを支え続けよう!〜          *
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 振込用紙付きカンパチラシ(B5版両面)を配布・同封して下さい!協力できる方は下記の関東ブロックまで連絡を

 参議院選沖縄選挙区で海上基地建設反対を訴えた糸数慶子さんが勝利しました。沖縄の人々の誇りと良心≠ェかちとった勝利といえます。

 その海上基地建設予定地である名護市辺野古では、ボーリング調査の開始予定だった4月19日から、地元の住民らによる座り込み阻止行動が続けられ、防衛施設庁が調査を始められないまま、まもなく90日が過ぎようとしています。作業させてくれと現場にくる施設庁職員に、92歳のおばぁは「90年間、この海と共に生きてきた。この海のおかげで子どもや孫を育てられた。命の海を埋めて人殺しの基地を作るというなら、わったぁを殺してから作りなさい!」と訴えています。文字通り身体を張った闘いが続いているのです。

 私たちは、辺野古の美ら海、ジュゴンの海を失わないために、新たな基地を作らせないために、辺野古の座り込み行動を、物心両面から支援していくことを訴えます。

 辺野古へのカンパと激励のメッセージで、地元の人々を元気づけてあげてください。ご協力よろしくお願いします。

【カンパ先】ヘリポート建設阻止協議会(命を守る会)
【カンパ方法】郵便振り込み
  郵便振替:01710―8―53407
  加入者名:命を守る会
  ※振込用紙の通信欄に、「ボーリング調査阻止行動へのカンパ」と記入し、激励メッセージもそえてください。
【呼びかけ】沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
    〒101-0061東京都千代田区三崎町2-2-13-502
    Tel090-3910-4140 Fax03-3386-2362
    ホームページhttp://www.jca.apc.org/HHK/
   (辺野古の様子、運動についてリンクしています)


命を守る会から皆様へ

 私達「命を守る会」は沖縄県名護市辺野古にある80代、90代のお年寄りを中心とする基地建設を止めるために生まれた市民団体です。1996年からこの8年間、辺野古漁港の向かいに小さなプレハブ小屋を建て、日米両政府によって海上を埋め立てて造る巨大な米軍基地建設を止め続けてきました。

 現在の辺野古は防衛施設局がボーリング調査(実質、基地建設着工)を4月19日から行おうとしていました。私達「命を守る会」が8年間にも渡りヘリ基地建設阻止の声を上げ続け、1997年12月21日の名護市民投票で反対が52.85%と過半数を超え、「基地建設NO」の民意が勝利をしたにもかかわらずです。

 私達は4月19日から環境と生活、平和を破壊するボーリング調査(基地建設着工)を阻止するために座り込みを決行しています。その結果、今日に至るまで阻止し続けています。今の辺野古はとても緊迫した状況が続いています。明日が正念場、と思う毎日です。この8年間、80代、90代のおばぁ達が国からのあらゆる差別といじめをうけながらもそれに耐え、基地建設を止めるために闘い続けています。そして、そういう中でこの海に一本のくいも打たせていない状況を生み出しています。今、毎日のように座り込みをしている現場に防衛施設局が「基地建設を進める」と言いに来ます。いつ、力での強行突破があるのか分からない緊張感の中での形だけの訪問ですが、そのたびに緊張が走り、命を守る会のおばぁ達は血圧が上がり、いつ倒れてもおかしくない状況です。

 「県知事も防衛施設局もしっかりとこの海を見たことがないじゃないか。基地を作る時代ではない。未来に、後世に何を残すのか考えれば、この海を埋め立てて何の利益があるのか。この8年の間に6人の方が思いを残し、天に召された。その方たちの思いと共に私達は人柱になってでも止める覚悟が出来ている。」命を守る会・代表・金城祐治(70歳)

 「わったーは90年間この海と共に生きてきた。戦争が終わって、何もなかった時、この海があったから生きられた。子どもたちが無事に成長したのもこの海のおかげさ。基地建設をするというのなら、わったーを殺してから行け!!」命を守る会・最高齢・島袋ヨシ(92歳)

 毎日、必死に訴えを繰り返しています。

 去る、参院選で「基地建設反対」を掲げて立候補した糸数慶子さんが当選したのは辺野古の訴えが広がりを見せ、浦添の軍港建設、金武町の都市型訓練施設建設における住民の怒りとそれにともなう行動が戦争も基地もいらないという沖縄の民意を示したものと思います。そして、2004年7月14日沖縄タイムス、琉球新報の夕刊が「米政府、辺野古代替施設を再検討」と大きく報じています。私達の長期にわたる行動が確実に基地建設を阻み、それを現実に止めるという状況を作り出しています。
 
 私達は生活をしていく上で基地があっては生きていけません。腰が痛くとも、足が痛くとも私達が後世に基地建設のない、戦争のない平和な沖縄を取り戻していきたいという思いは揺ぎ無く存在しています。どんなことがあろうと私達は絶対に基地建設をさせない覚悟でいます。皆様の力をどうかお貸し下さい。 私達を助けてください。

  7月14日