有銘政夫(土地所有者)


○土地所有者(有銘政夫)

 参加された皆さん、大変ご苦労さんです。収用委員会の皆さんも、大変ご苦労さんです。ぜひ、求釈明にはきちっと答えさせる体制をよろしくお願いします。

 私が質問するのは5・15メモの件で、これは、なじまない問題じゃなくて、今日しか出しておりませんから、ぜひ答えていただきたいというふうに思います。

 それでは、すみませんけれども、私はまとめて4点、手短に釈明を求めますから、阪本部長、すみません、マイクの前に立っていただいて、簡潔にやりたいと思いますが、収用委員会、どうでしょう。操作して下さい。

○当山会長代理

 ちょっとよくわかりませんけど、今日しか出してないという求釈明申立補充書という趣旨ですか。

○土地所有者(有銘政夫)

 はい、5・15。

○当山会長代理

 実はこれ、収用委員会もまだ目を通していない、要するに事前に出されてない質問事項なんです。これは、おそらく今日は回答はできないと思います。我々も分かりません。

 ですから、ここでもし質問なさるんでしたら、一応、今日は質問といいますか、求釈明だけにしていただきたいんです。

○土地所有者(有銘政夫)

 そうですか。

○当山会長代理

 ええ。それとも事前に出された、昭和47年5月15日に日米両国代表が締結した協定の内容を明らかにされたいというのは前もってありましたので、それなのかどうか。

○土地所有者(有銘政夫)

 はい、それに関連するわけです。ですから5・15ということを……

○当山会長代理

 前もって出されたものとしてよろしいわけですね、質問は。

○土地所有者(有銘政夫)

 はい。

○当山会長代理

 では、どうぞ。

○土地所有者(有銘政夫)

 去る3月8日9日、地元紙が5・15メモ、4ページにまたがって報道しました。そこで、最初にこの5・15メモというものが何であるのか、さらに5・15メモとしか思いませんから、私たちの常識では普通メモるということですから、ちょっと走り書きにするというイメージでしかとらえられないんで、正式名称はどういうものなのか。

 それから、原文の全文を明らかにしてほしいということを求めたいんですが、これについてお答え下さい。その上で、次の3点を申し上げます。

○当山会長代理

 では、施設局、よろしくお願いします。

○起業者代理人(那覇防衛施設局施設部長 阪本憲一)

 三の3の事項につきましては、平成9年3月10日付けで本審理になじまないものと思われる求釈明事項であることを回答したところでございます。

○土地所有者(有銘政夫)

 では、すみませんけれども、待っていてもらえませんか。次の三つは、そのことを端的に聞きたいと思いますから。一つだけ、5・15メモというのを、阪本部長はご覧んになったことがありますか。もしあったとしたら、いつご覧になりましたか。

○当山会長代理

 個人的な質問でしょうか。

○土地所有者(有銘政夫)

 責任者として。私は部長と言いましたから。個人じゃありません。

○当山会長代理

 そういうことへの、質問への回答ができるなら、よろしくお願いします。

○起業者代理人(那覇防衛施設局施設部長 阪本憲一)

 三の3の事項につきましては、平成9年3月10日付けで本審理になじまないと思われる求釈明事項であることを回答したところでございます。

○土地所有者(有銘政夫)

 同じ返答をいただいていては、まさに防衛施設局になじまなくなりますから、まとめて申し上げます。

 皆さんご承知のように、5・15メモが各米軍基地の使用方法を定めた内容になっているものにもかかわらず、これを地権者にも県民にも秘密にしてきた。これは一体なぜなのか、こういったことを釈明を求めます。

 それから、防衛施設局は先はどから言われているように、この米軍用地の強制使用は、安保条約6条、すなわちアメリカ合衆国はその陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することが許されるという条文によって、義務だというふうに主張してきました。さらに、防衛施設局の強制使用の申請理由によりますと、1997年5月14日の使用期限切れになる土地について、契約締結に努力を重ねたというふうに表現しています。さらに、象のオリ、知花さんの土地についても、再三にわたる交渉にもかかわらず、合意が得られなかったと言っています。

 当然のことながら、契約の交渉にあたる人たちは、その土地の使用目的、使用内容を熟知していなければならないはずです。でなければ、交渉になりません。

 そこで、3点の質問をしたいわけです。交渉にあたった職員は、5・15メモの内容は知らされていたのか。

 それから、交渉にあたった職員は、5・15メモを熟知していたのか。

 さらにもう1点は、交渉にあたった職員は地権者に対して使用内容を十分説明していたか。このことがない限り、先ほど申請書に出ている契約締結のために努力を重ねた、再三にわたって交渉をした絵果、だめだったと。何にもないじゃないですか。このことをぜひ釈明しなければ、この言い分は全然通らなくなります。

 それで、もう一つだけつけ加えておきますけれども、実は国会で参議院の島袋宗康議員が質問している内容に出ているわけですけれども、実にいいかげんなことを言っています。日本文の訳がない。そして、担当者は、私たちは英語で分かる。こういった内容がコラム欄で出ていました。まさに、日本の国際条約とか、そういったものに対する問題が何かということがよく分かります。

 もう一つは、これもタイムスにありましたけれども、防衛施設局の国会答弁にあたった人たちの大部分が、担当者が5・15メモは見たことがない。内容を言われていると、そんなに大したことではない、こういうことを言っています。しかも、見たこともない、担当者も知らない。恐らく今、答えられないというのは、なじまないというのは、見たことないということで、使用目的も使用内容も知らないで、交渉にあたるわけにはいかんでしょうと言われたら、返す言葉がないので、なじまないということです。向こうはなじまないでも、私たちはこれになじまん限り、論議は進まんわけでして。

 このことで言うなら、もしなじまないとこれ以上おっしゃるならば、まさに防衛施設局は沖縄になじみません。即刻、引き払わなければなりませんし、この手続きそのものも、強制使用という手続きそのものも、私たち地権者にはなじみません。それが通るならば、私たちのほうが正統性があります。理由をつけて、こういったことはどうですかと聞いているのにもかかわらず、なじまないといって済むぐらいだったら、私たちが声を揃えてなじまないと言えば、強制収用なんてできません。

 そういう代物だということで、ぜひこのことは次に一つずつ具体的な問題について、隠された問題、そしていいかげんにやってきた問題、たくさん出てきますから、そのときに自らなじまないといったことが墓穴を掘るということは、あらかじめ申し上げておきます。そのときになってから、申しわけありませんでしたと言って弁解をするようでは遅すぎますよということをつけ加えておきます。

 参加の皆さん、みんなで監視しましょう。ご苦労さん。

○当山会長代理

 はい、ご苦労さんです。新たな質問として承っておきます。

 次の方、よろしくお願いします。


 出典:沖縄県収用委員会 公開審理議事録
    OCRによるテキスト化は仲田さん(XC8H-NKD@j.asahi-net.or.jp)
沖縄県収用委員会・公開審理][沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック