子どものオルカをお母さんのもとに!


| 経過報告 | FAXによる解放要望書 | E-Mailによる署名 |

●2月7日に和歌山県太地町でオルカ(シャチ)10頭が湾に追い込まれ、今もそのうちの5頭が水族館用につかまっていることをご存知ですか?
つかまったオルカの中には、2〜3歳の子どものオルカが1頭含まれています。しかもこの子オルカの母親は海に解放され、子オルカだけが残されてしまったのです。オルカの年齢はだいたい人間と同じと言われていますから、この子オルカは人間で言えば幼稚園にも上がらないような小さな子どもです。 自然の状態では子オルカは一生を母親と共に過ごします。特に小さいときには、ぴったりと寄り添って暮らします。それが母親と離れ離れにされ、しかも小さな網の中につかまっているのです。
そのショックのせいか、子オルカはとても元気がなく弱っているようです。このままでは生きていけないかも知れません。私たちは今、この子オルカがどんなに辛い思いをしているかを考えると、いてもたってもいられません。

●私たちは何とかこの子オルカを再び海に返し、母親の元に返してあげたいと願っています。子オルカを母親の元に返すために、どうかあなたの力を貸してください!
人間一人一人の命が大切なように、一頭の小オルカの命もまた、大切だと思います。

●方法は簡単です。子オルカを返すために、5頭のオルカすべて(子オルカだけでは生きていけません)を海に放して欲しいことを、私たち一人ひとりがオルカを買い取った3つの水族館に伝えてください。できれば私たちの思いの強さを伝えるために、「オルカを海に返してもらえないのなら水族館には行かない」というぐらいの一言を付け加えてください。日本中、世界中からの声が届けばきっと願いがかないます。ぜひ、今すぐ行動を起こして下さい!

 

■今回のオルカ捕獲の問題点

1.オルカは世界的に数が少なく、ワシントン条約などで保護されている動物です。日本の海でも今回のようなオルカの家族(群れ)が見られることは希で、全体の生息数も少ないと思われることから一般には捕獲が禁止されています。

2.オルカは非常に活発に泳ぎ回る動物で、寿命は50年ほどと言われています。しかし、水族館の狭いプールの中での寿命は平均6〜7年で、多くが1〜2年で死んでしまいます。水族館にオルカを入れることは、水族館のお金儲けと人々の娯楽のために彼らの自由を奪い、彼らのいのちを使い捨てにすることです。

3.オルカの群れは、母親を中心にした家族として一生続くものです。それを今回のようにバラバラにしてしまうと、たとえ海に一部が解放されても、元の健全な群れに回復するためにはとても長い年月がかかります。また、群れが代々受け継いできた歴史も失われてしまいます。これは野生動物保護や自然保護の観点からも許されないことです。


■具体的な方法

1.下記の水族館にハガキ・手紙・FAX・電話などであなたの声を伝えて下さい。

2.内容は、上記の問題点についてでも、あるいはもっと単純に「オルカ(シャチ)を海に返してください」というだけでもいいと思います。あなたの言葉で気持ちを伝えてください。

3.水族館を動かすためには、「望みが叶うまであなたの水族館に行きません」というぐらいの強い一言をぜひ付け加えることをお勧めします。

■水族館の連絡先

アドベンチャーワールド 〒649-22 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田
FAX 0739-43-3345 TEL 0739-43-3333

太地町立くじらの博物館 〒649-51 和歌山県東牟婁郡太地町大字太地字常渡
FAX 07355-9-3823 TEL 07355-9-2400

伊豆三津シーパラダイス 〒412-02 静岡県沼津市浦長浜3-1
FAX 0559-43-2336 TEL 0559-43-2331

 


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