自治労音協通信

   NO25号/98.1.1発行

   2面

仲間の歌をひろめるみんなの協力でスムーズに

第十二回四国地連青年・女性夏期交流集会

徳島中尾山高原キャンプ場

香川県本部県職労 細川 剛

 七月十九日〜二十一日、四国の軽井沢、徳島県の中尾山高原キャンプ場に二百五十五名七十一単組の仲間が集まった。バスの長旅にも負けない若者が一杯だ。早速文化班のうたごえで迎える。

事前に青年部・女性部の常任委員で、文化班の位置付け・班員の参加要請等を討論、地連夏期交では専門班的な位置付けとし、各県二名を参加要請することになった。

 男性ばかりでちょっと残念でしたが三県六名の仲間で文化班は結成。新人の竹内君(高知)は力強く元気な歌声を、同じく新人の近藤君(徳島)はコーラス経験を生かし繊細で美しい歌声を響かせてくれた。伴奏はギター三本(三好・細田・細川)とベースまたはコンガ(斉藤)、和音が足りないと思い急きょギターシンセを購入し、前泊の夜に初めて音を出して使い方を覚えた。選曲は、青年部・女性部常任委員の意見を採り入れて、インター・限りなき躍進を歌唱指導曲に、古い労働歌を一曲「がんばろう」、ポピュラーソングを一曲「ありがとう(陽水)」他は自治労仲間のうたにした。一番参加者の耳を引き付けたのは残念ながら「ありがとう」だった。

文化交流は四県本部とも構成詩。香川「みんなの怒りへ」と高知「ぼくの休みはどうなるの」は休日出勤の強制代休制度に対する青年部の取組と組織強化が、徳島「佐那河内村職青年部の公務災害認定闘争」はロビー集会や学習会で青年の意識改革が、愛媛「青年部幹事会の討論から」はイベントに労働組合も参加する事への討論と問題提起が、発表された。歌が少ないのは気になるところ。

 文化班の発表は、戦後の沖縄問題を再度学習するためビデオの上映とその間に「県民投票音頭」「チュラサン・ウチナ・ケーセー」「やさしい心を武器にして」等六つの歌を挿入し構成したものを発表した。「谷茶前の浜」や「ハイサイおじさん」のソロは新人二人が奮闘、終了後「そのビデオ、どこにあるんですか」という女性組合員もいて関心の高さが伺えた。

 事前に位置付けや内容を討論したことで、運営はスムーズになり、みんなが気持ちよく参加できた。   

『Baby★新聞五百号突破記念ライブIN石垣』から

Baby★Babaのライブイン石垣島報告事務局 小川典子

 第九回自治労コンサートに初出演して以来、中央大交流集会で全国の仲間の人気者になった、Baby★Babaさんの『Baby★新聞五百号突破記念ライブ』が十一月二十九日土曜日午後七時から、沖縄県石垣市の「Rscafe(アールズカフェ)」で開催され、百人の島民そして、那覇市職の仲間達が押し寄せ、会場に入れない人も続出。Babyは、これまでのオリジナルから新曲も含め十七曲を歌った。

 前座では、福島さんの手話サークルの仲間で、この日のために結成した「キャサリンバンド」が出演。福島さんのオリジナル曲を三曲発表した。障害を持った人たちにもわかるように、手話での解説付きの演奏を行った。また、Babyの曲にも交替で全曲手話の解説があった。

 演奏のあと、新潟土産のプレゼントが抽籤で配られ大いに盛り上がりました。

 ところでこのライブの成功は、ひとえに福島さんの、この間の島民への宣伝がおおいにものをいっているようだ。タクシーの運転手さんは「ああ、市役所の福島さんのやっているライブでしょ!」観光船の案内人は「ぼくも仕事の後、聴きにいくんだよ」と、あちこちで評判だったのだ。

八重山毎日新聞より転載

Baby★Babaのライブイン石垣島に寄せて

福島邦子(石垣市職)

 心の中に、温かい感情が溢れてくる。忘れていた何かを思い出させてくれる。Baby★Babaさんは、人をそんな気持ちにさせる人だ。

 昨年の八月、山梨県のとある集会で彼の歌を初めて聴いた時、心にグッとくるものがあった。一生懸命に心を込めて歌う姿にとてもひかれた。彼がステージから降りた後もしばらく彼の歌が頭にこびりついて離れなかった。

 動物園にいる動物たちのことを歌った歌が特に印象深かったので、帰島してからすぐに、とても感動したことを伝える手紙を出した。すると返事とともに彼のオリジナルテープと、独自で出している手書きのBaby★新聞が送られてきた。彼の本職は新潟市役所の清掃作業員「あっ…バラバラだ。ゴミがこぼれちまったよ。袋の口はしっかり縛ってくれ」と歌う「清掃作業員の唄」はユーモアの中にも、本音が含まれており、Babyさんにファンレターを届けてくれたり、Baby★新聞を配達してくれる郵便配達の方へ、感謝の気持ちを綴った「ありがとう郵便屋さん」も、しみじみと聴ける。

 現在オリジナルが九十曲以上あり、歌を知れば知るほど、彼のファンになってしまう私である。

 Babyさんの歌や言葉は「ヤル気」をおこさせてくれたり「悔いのないように今を大切に生きよう」と思わせてくれたり、「素直な気持ち」にさせてくれたりと、私の心に良い刺激をたくさん与えてくれる。飾らず、いつも百%ありのままの自分で、何歳にな新潟市ってもピュアな気持ちを持ち続ける彼に尊敬の念も抱いている。

 Babyさんはまた、毎週日曜日正午に信濃川の河川敷でギター一本で歌って、もう三年になる。聴いてくれる人がいなくても、雨や雪の日は橋の下で歌い続けている。

 彼の活動はマスコミにも何度か取り上げられ、昨年は北陸七局ネットのドキュメンタリー番組で紹介された。県内、近県はもとより関東や東北からも招待されライブを行っている。

 このたび、一九九二年から地道に発行しているBaby★新聞が五百号を突破した。記念ライブをぜひ石垣島で!とおねがいしたところ快く引き受けて下さり、石垣ライブが実現することになった。

 「百分は一見にしかず」です。Baby★Babaライブをあなた自身で聴いてみませんか!

八重山毎日新聞十一月二十七日掲載記事

毎週日曜日、新潟市の信濃川の土手『やすらぎ堤』で12:00から完全生音ライブ開催中!

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