『最高裁長官殺人事件』

著者紹介・ご挨拶

● 電子出版に当たってのご挨拶

 この小説は、1991年の出版です。その当時の電子技術の水準から考案した近未来的殺人事件捜査の面白さが、エレクトロニクス専門家から高く評価されましたが、この10年間の急速な技術革新の結果、若干、実情とのずれが生じています。また、政治状況も急変しました。しかし、そのことも含めて、この小説の近未来的な時空を、お楽しみ頂きたく、あえて改訂をせず、初版のままで、お届けします。

 

● 初版における作者からのお願い

 この物語は道草好きな大人向けのお伽話を意図したものであり、一部の歴史的事実を除けば、すべて作者の空想にもとづくフィクションです。不道徳な行為や罪を犯す作中人物のモデル探しは無用であり、そういう詮索は作者の目的にも反しますので、ぜひとも思い止まってください。もしもの場合には、作者自身が裁判に訴えてでも抗議を致します。

 

木村 愛二(きむら あいじ)

1937年生れ。
1955年:防衛大学校(3期)中退。
1961年:東京大学文学部英文科卒業。
1961年:日本テレビ放送網入社。編成局進行課、編成課、広報部、調査部勤務。
1988年:中途退社後、著述業。現在に至る。

1998年:HP『取って換わる国際電網情報基地 憎まれ愚痴』開設。
1999年:元旦、Web週刊誌『憎まれ愚痴』を創刊。2000年元旦から月刊総合誌。

著書:『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』(鷹書房)、『読売新聞・日本テレビ・グループ研究』(汐文社、ペンネーム征矢野仁)、『テレビ腐蝕検証』(汐文社、共著、テレビ文化研究会)、『NHK腐蝕研究』(汐文社、ペンネーム徳永正樹)、『読売グループ新総帥《小林与三次》研究』、(鷹書房、ペンネーム征矢野仁)、『最高裁長官殺人事件』『湾岸報道に偽りあり』『マスコミ大戦争/読売vsTBS』『中曽根vs金・竹・小/佐川疑獄と国際エネルギー利権抗争』(以上、汐文社)、『国際利権を狙うPKO』『電波メディアの神話』(以上、緑風出版)、『アウシュヴィッツの争点』(リベルタ出版)、『読売新聞・歴史検証』(汐文社)。

訳書:『偽イスラエル政治神話』(ロジェ・ガロディ著、れんが書房新社)。