編集長の辛口時評 2005年11月 から分離

911謀略の嘘の上塗りTBS放映カナダ製デマ番組に慨嘆

2005.11.29(2019.8.20分離)

 まずは、見逃したテレビ番組の録画を、電網経由で入手できた御礼である。

 6日前の2005年11月23日、阿修羅戦争掲示板に、以下の投稿をした。この「録画求む」の投稿には、2人からの応答があり、無事入手できた。


見逃したテレビ番組「9・11」云々ありの録画を入手したい。
http://www.asyura2.com/0510/war76/msg/391.html
投稿者 木村愛二 日時 2005 年 11 月 23 日 22:03:34: CjMHiEP28ibKM

 見逃したテレビ番組「9・11」云々ありの録画を入手したい。
 「スーパーフライデー」という番組名らしい。
 11/18(金) 後06:55 >> 後08:54  TBSテレビ
 日経2005.11.18.テレビ欄には、以下の宣伝文句がある。

6.55高度10000Mの恐怖!
「ザ・航空パニック」
▽緊急着陸・・・前輪90度横向き・・・!機内映像入手
 生中継を見た乗客は?
▽9・11テロ実行犯と最後まで闘った乗務員
 知られざる壮絶記録…
 再現ドラマ日本初公開
▽ハイテク機の死角・・・
 空中で燃料漏れ!全部エンジン停止・・・機長の(秘)操縦

 上記の内、「▽9・11テロ実行犯と最後まで闘った乗務員」とあるのは、ペンシルバニアで撃墜された飛行機の(怪しい)「美談」のようであるが、そのように演出された動画を見た記憶がある。
 同じものかどうかは分からないが、「再現ドラマ」となると、事実経過の「再現」の意味になる。
 アメリカ追随のデマ宣伝として批判するためには、録画を入手したい。

 有志のご連絡を待つ。
 木村愛二
   http://www.jca.apc.org/~altmedka/
 altmedka@jca.apc.org


 つぎは、入手に成功した録画の視聴の結果の報告であるが、上記の「9・11テロ実行犯と最後まで闘った乗務員」の「知られざる壮絶記録…」は、、ペンシルバニアで撃墜された飛行機の(怪しい)「美談」ではなくて、ニューヨークの国際貿易センタービルへの突入機の機内の「再現ドラマ」であった。「日本初公開」とあるからには、おそらく、アメリカで放映されたものであろう。

 しかし、終わりに流れるクレジットには、日本国内のプロダクションの名前しかない。

 そこで、TBSの視聴者サービス部の視聴者センター電話して聞くと、至極簡単に、担当者につないでくれた。この点、視聴者コールセンターとやらでブロックして、まったく現場につながないNHKよりはましである。

 担当者の話では、カナダのプロダクションが制作したもので、日本のエイジェントが入手したおり、アメリカでも放映されたらしい。

 さてさて、問題は、その内容であるが、アラブ人のモハメッド・アタなどの周知の(怪しい)「テロリスト」が、カッターナイフなどで、乗務員を脅し、ハイジャックしたという話の筋である。

 しかし、実に面白いことに、まさに「語るに落ちる」のは、その機内情報の入手経路である。

 スチュワーデスが、携帯電話で連絡したことになっているのだが、携帯電話のカードは、「他人のを借りた」ことになっている。

 実は、911事件の直後から、この携帯電話の話は疑問だらけで、電話会社の請求書の記録がないのである。わが編書、『9.11事件の真相と背景』にも、「●携帯電話の請求書が発行されていない?」の項目を設けて、各種情報を総合してある。

 「9・11テロ実行犯と最後まで闘った乗務員 知られざる壮絶記録…」などと、オドロオドロしく、嘘の上塗り、でっち上げたデマ情報でしかない。

 番組全体の問題は、実際の航空機事故の実写と「再現ドラマ」を前後に沢山並べているから、911も、同じような事実の「再現ドラマ」であるかのような錯覚を狙ったものに違いない。

 これは実に悪質な映像詐欺である。かつては、民放の先駆者として、NHKを上回る「報道のTBS」という評価もあったのだが、楽天の買収攻勢の最中、慨嘆する他はない情況である。