電子手紙の送信日付け順・注釈付き一般公開文書館 2001年7月

7月7日の横浜の「女性国際戦犯法廷」ビデオ上映会が右翼によって中断情報に疑義提出

送信日時 :2001年 7月 15日 日曜日 5:22 PM

件名 :[pmn 15568] Re: 女性戦犯法廷ビデオ上映会が中断

From: Matsubara Akira
Date: Thu, 12 Jul 2001 11:11:10 +0900
Subject: [pmn 15549] 女性戦犯法廷ビデオ上映会が中断

松原です。
7月7日の横浜の「女性国際戦犯法廷」ビデオ上映会が右翼によって中断させられた事件があったとのことを、友人からのメールで知りました。

 私は、1960年安保闘争以来、右翼に加担するどころか、身を張って戦ってきました。あわやの場面を上げれば切りがありません。ビデオプレスが日本語版を作った南京事件のヴィデオ初上映の際には、言論詐欺師の本多勝一らが登場する内容への疑問を呈しつつも、まさかの襲撃に備えて、中野ゼロの会場警備を引き受けました。

 しかし、同時に、以上の「女性国際戦犯法廷」運動については、早くから、アメリカ系の怪しさを指摘し、批判し続けてきました。

 今の国際情勢の中で、唯一の暴力超大国アメリカと、その薄汚い財布役の日本の現状を正面から批判しないばかりか、セルビア人の「レイプ」でっち上げ報道を鵜呑みにするようなアメリカ系、しかも、ホロコースト狂信者まで担ぐ運動は、「偽の友」の典型です。しかも、メディア売り込みで腰が浮き、NHKへの前代未聞の宣伝カー乗り付け抗議などの経過から見れば、起きるべくして起きた事件だと思います。「右翼」にも色々ありますが、格好の攻撃目標となったのでしょう。

 ただし、もしかすると、右翼とはいっても、ロフトプラスワンにも何度か進出している「世論の会」の動員かもしれません。私は、この会の連中と二度、大声でやり合い、負けませんでした。横浜のビデオ上映会の参加者は何をやっていたのでしょう。

 本物の運動なら、当然、しっかり対決の姿勢を固めるでしょう。私は、労働争議の最中には、都知事候補の太田薫が新宿駅で襲われた(その時は私は現場にいなかった)後、日比谷野外音楽堂で警備に立ちました。今は抜けた日本ジャーナリスト会議が、右翼に襲われたことのある弓削達さんを講師に迎えた時も、毎日新聞労組共闘部長の杉山さん(comcomさんの連れ合い)らと一緒に、最前席で、まさかの襲撃に備えました

 まるで無防備にメディア売り込みを図り、警備も配置せず、事件を誘発するのは、テルアヴィヴ空港乱射事件を反省しない半気違いの日本赤軍並みの所業です。権力の弾圧を受けたから自分達が最前線で戦っている「正義の味方」だと称する手合いは、これまでにも何度も出現しています。騙されないように、御注意下さい。


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