『亜空間通信』149号(2002/01/23)

イスラエルに攻撃口実を与えアメリカ世界支配の露払いが武闘路線の成れの果て

送信日時 :2002年 01月 23日 水曜日 6:33 PM

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『亜空間通信』149号(2002/01/23)
【イスラエルに攻撃口実を与えアメリカ世界支配の露払いが武闘路線の成れの果て】

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 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 別途、9.11.からアフガン侵略戦争、欺瞞の経済復興会議などに関する決定的な論集を企画中であるが、その中に特に、年来の非暴力抵抗路線への理論を展開しようと願っていたところ、次々に格好の材料が転がってきた。

 やはり、今回の騒乱は、裸の猿の歴史の中でも決定的な画期として位置付けるべきだろう。だからこそ、あらゆる要素が表面化するのである。

 以下は、本日(2002/01/23)、阿修羅の戦争掲示板8に出現した最新情報である。二つを続けて紹介する。要するに、暴力または武装闘争路線が、最悪の暴力国家アメリカと極右政治的シオニストらの思う壷に嵌まっていることが、如実に示され始めたのである。いわば、「論より証拠」である。

★阿修羅♪  戦争8
自治政府、存亡の危機 ハマス全面戦争宣言~イスラエルに攻撃の口実〔産経新聞〕
投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 1 月 23 日 12:57:36:

【カイロ22日=村上大介】エルサレムで二十二日に起きたパレスチナ過激派による銃乱射事件で、イスラエルのシャロン政権によるパレスチナ自治区への攻撃激化は避けられない情勢となった。しかし、自治区への侵攻を続けるイスラエル軍は、アラファト自治政府議長を事実上の軟禁状態に置くヨルダン川西岸の自治区ラマラもすでに半分以上を支配下に置いており、イスラエルがさらなる軍事攻撃に踏み込んだ場合、自治政府がもちこたえられるのか微妙な段階に入ってきた。

 イスラエル軍は二十二日早朝、西岸の自治区ナブルスに侵攻し、パレスチナ側との銃撃戦でイスラム原理主義組織ハマスの活動家四人を死亡させた。軍スポークスマンは、空軍特殊部隊が市内のアパートでハマスの爆弾製造工場を発見し、その際に銃撃戦となったと発表。死者のうち二人がテロ容疑者だったとしている。

 これに対し、ハマスは「この虐殺はシオニスト(イスラエル)との全面戦争に道を開いた。手段と場所を選ばずシオニストを攻撃する」との声明を発表し、自爆テロも含めた対イスラエル攻撃の再開を宣言。その直後にエルサレム中心部での銃乱射テロが発生した。

 ハマスは、先月十六日のアラファト自治政府議長の武装闘争停止の呼びかけに応じ、イスラエル国内での自爆テロを停止するなど協力姿勢を示してきたが、すでに別のイスラム原理主義組織「イスラム聖戦」は「停戦破棄」を宣言しており、パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハ系の武装組織「アルアクサ殉教者旅団」も、トゥルカレムで同組織の幹部がイスラエルに暗殺された報復として、十七日にイスラエル北部ハデラで銃乱射テロに踏み切った。

 同旅団は二十一日、「イスラエルが二十四時間以内にラマラでのアラファト自治政府議長に対する包囲を解かなければ、新たな殉教攻撃を行う」と予告。イスラエルの自治区攻撃に対するパレスチナ過激派の反発は抑えられなくなっている。 シャロン首相は二十一日の国会外交防衛委員会で、ハマスがロケット弾を製造しているとし、「それがイスラエルに向けて使用されたならば、自治政府に対する報復を劇的に変化させる」と警告した。

 米国など国際社会は、イスラエル軍の自治区侵攻に対してほとんど沈黙を守り、パレスチナの孤立化が明らかになっている。ただ、イスラエル国内では、ダリア・ラビン国防次官(暗殺された故ラビン首相の長女)が二十一日、「政府には事態を沈静化に向かわせる戦略がない」と批判。二十二日付イスラエル有力紙マーリブも社説で首相の“独走”に強い懸念を示した。

         ◇【パレスチナをめぐる最近の動き】

【2001年】
12・4 イスラエルが「パレスチナ自治政府はテロ支援組織」と宣言。議長府のほかパレスチナ自治区を一斉攻撃
  11 米国のジンニ特使が48時間の攻撃停止を提案
  12 パレスチナ過激派がイスラエルのバスを襲撃。40人死傷
  13 イスラエル軍戦車がラマラに侵攻。議長府を戦車で包囲
  16 アラファト議長がパレスチナ住民に「あらゆる武力行使の停止」を要請
  20 パレスチナ警察とハマスが銃撃戦。内部対立が先鋭化
  23 自治政府とパレスチナ各派が内部対立を回避で合意
  25 ハマスに続きイスラム聖戦が軍事作戦の停止を決定

【2002年】
1・3 イスラエルが武器積載の密輸船を拿捕(だほ)
  4 ジンニ米特使が調停を再開
  9 ガザでハマスとイスラエル軍交戦
  10 イスラム聖戦がテロ停止破棄通告
  14 ファタハの武装組織が軍事作戦の停止無効を宣言
  15 自治政府がパレスチナ解放人民戦線議長を逮捕
  17 ハデラで銃乱射事件。報復合戦が再開
  21 イスラエル軍がトゥルカレム制圧
  22 イスラエル軍、ナブルスに侵攻。ハマスが全面戦争を宣言


★阿修羅♪  戦争8
米軍がひそかにタリバン指導者とアルカイダ戦士たちの脱出を支援していた
投稿者 佐藤雅彦 日時 2002 年 1 月 23 日 05:25:24:

 看過できない情報が入ってきたので紹介します。昨年秋、アフガニスタンでの戦闘で包囲されたパキスタンの兵士や諜報部員を救援するため米軍が出動したが、どういうわけだかタリバン指導者やアルカイダ戦士たちまで助けてしまっていたことがセイモア・ハーシュによって暴露されました。

 大英帝国主義の御用新聞『The Times』がこの件を報じていますが、米軍当局者もこっそりと認めた、という書き方をしています。

 私は、ウサマ・ビン・ラディンおよびアルカイダは米国の軍事諜報部に“放し飼い”にされてきたエージェントだった可能性が大きいと見ています。

 少なくともマルコスやノリエガはそういう存在でした。このあたりの手練手管は、20世紀半ば以降のアメリカ世界覇権を確立するうえで多大な“活躍”をしたSkull&Bonesや、その兄貴格にあたる大英帝国主義延命のための秘密結社(セシル・ローズの意志を継ぐミルナー・グループ、王立国際問題研究所)やその米国版モデルの外交関係評議会の過去を調べてみるとよく見えてきます。

 むろん、マルコスやノリエガが(そして戦後日本の親米売国奴の政治経済界の指導者諸氏も)そうであったように、利用される側とて、「自分は米国を利用している」という思惑があって、利用されていたわけで、双利共生の共犯関係にあったといえるしょうけれども……。

 でも力の差は圧倒的なので、やっぱり猿回しの猿でしかないわけで……。

■■■■@■■■.■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ http://www.thetimes.co.uk/article/0,,3-2002033128,00.html
MONDAY JANUARY 21 2002
US 'let Taleban men escape'
SUNDAY TIMES OF LONDON
FROM JAMES BONE IN NEW YORK

THE United States secretly approved rescue flights by Pakistan into Kunduz that let Taleban leaders and al-Qaeda fighters escape from the besieged northern Afghan city before its fall last year, New Yorker magazine reports today.

US intelligence officials and military officers said that the Bush Administration approved the flights and ordered US Central Command to set up a special air corridor to ensure their safety to allow evacuation of Pakistani soldiers and intelligence men stranded by Northern Alliance victories.

"What was supposed to be a limited evacuation apparently slipped out of control and, as an unintended consequence, an unknown number of Taleban and al-Qaeda fighters managed to join in the exodus," the magazine reports.

One senior US defence adviser said: "Everyone brought their friends with them. You're not going to leave them behind to get their throats cut." Mysterious flights into Kunduz were reported by Northern Alliance officials in mid-November, but US and Pakistani officials denied an evacuation was under way.

Seymour Hersh, who wrote the report, said that President Musharraf of Pakistan won US support for the rescue by arguing that losing the men would risk his political survival.

A US supply helicopter crashed in Afghanistan, killing two Marines and injuring the other five aboard yesterday. The cause of the crash was not immediately known.

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HEADLINES ON TRAITORS IN WHITE HOUSE:

(1) BUSHES IN BIZ WITH BIN LADEN IN TX OIL CARLYLE GROUP (MILITARY/BIOWARFARE)
http://www.judicialwatch.org/press_release.asp?pr_id=1624

(2) BUSH PAYS TALIBAN $137-MILLION US TAXDOLLARS IN JULY 2001
http://www.bushnews.com/attack.htm

(3) BIN LADEN IN US HOSPITAL IN PAKISTAN, MET WITH CIA IN JULY 2001
http://www.geocities.com/s911news

(4) IN JULY 2001, BUSH TELLS NATO OF PLANNED US INVASION OF AFGANISTAN TO CAPTURE
TALIBAN http://news.bbc.co.uk/hi/english/world/south_asia/newsid_1550000/1550366.stm

(5) IN OCTOBER 2001 BUSH'S CIA STOPS US AIR FORCE FROM BOMBING BIN LADENON 10 OCCASIONS
http://www.infowars.com

(6) IN JANUARY 2002, US AIR FORCE RESCUES TALIBAN AND FLIES THEM TOPAKISTAN!
http://www.thetimes.co.uk/article/0,,3-2002033128,00.html

(7) BY SPRING 2002, 7.5-MILLION INNOCENT AFGANS WILL DIE FROM EXPOSURE DUE TO BUSH'S WAR FOR OIL OPIUM

http://www.freespeech.org/fsitv/ramfiles/dnnoamchomsky.ram

(8) THAT'S THE SAME THING BUSH SR/CHENEY/POWELL DID IN LIBYA INVASION 1987 - US ARMY SPECIAL FORCES RESCUED QADAFFI PRIOR TO USAF BOMBINGS
http://www.geocities.com/pentagon_whistleblower

(9) SO THAT'S WHAT THE TEXASCUTIONER CALLS 'COMPASIONATE CONSERVATISM!'


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