『亜空間通信』2001.9.01:創刊号

残暑お見舞い、転居、第5の人生の船出の御挨拶

送信日時 :2001年 09月 1日 土曜日 8:36 AM

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『亜空間通信』創刊号(2001/09/01)
【残暑お見舞い、転居、第5の人生の船出の御挨拶】

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 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 まずは創刊の御挨拶です。JCA-NETの送信枠は昨晩頂きましたが、暗証などの使い方が面倒で苦手なので、しばらくはbcc方式で送ります。なお、今回の通信は、宣伝にもなるので、出所の明記さえあれば無断転載歓迎です。

 さて、本年7月初旬の記録的な炎天下、下記住所に転居し、長年の夢の空間を確保しました。夢の空間とは、広さの如何にかかわらず溜まり場として使える場所のことです。わが青春の1960年安保闘争の前後には、フランス革命の故事に因んでサロンなどと言い、それを開く実例もあり、「改良主義」の是非とともに巷の酒席の議論になったものです。

 いわゆる革命的党派の中には、サロンや改良を階級協調主義などと呼んで糾弾する風潮がはびこっていましたが、実際に労働現場で日夜労働組合運動に取り組んでいた仲間たちは、「サロンも開けず改良もできない連中に世の中を変えられるか」と語り合っていました。そのような議論の場が必要だったのです。私は千代田区労働組合協議会などの地域的な労働組合運動の経験から、欧米の労働組合の歴史を学ぶ必要を覚え、別途、わが電網宝庫の入力中の下記論文に至るまでの資料調査を行いました。

➡ yokos.html
ラダイトからボルサまで
~労働組合運動の地域的&産業的組織の国際的経験と原理を探る~
執筆:1976年

 労働組合の原点には、当然のことながら会館建設がありました。官庁や企業の建物の中に貸与の事務所を持つ日本の労働組合は異常なのです。

 イタリアの例では労働組合の会館に柔道場まで設置されていました。日本にも、そういう場を作りたいと願いました。しかし、給料生活者の時期には労働争議で不当解雇、争議に16年半を費やし、自由業となって以後も本は売れず、宝籤は当らず、見果てぬ夢に手が届くのはいつのことやらと、溜まり場どころか溜め息の毎日の十数年が続きました。

 それでもなお、待てば海路の日和かな、果報は寝て待てか、本年からは争議で千切れて遅れ遅れの僅かな年金が出初めました。それにより長年の沈滞を破る賃貸で、一間四方の映写幕付と液晶動画投射器付きの「無限空間」とSOHO事業型「綺羅星無限堂」発足も可能、ああ、懐かしき新宿西口通称しょんべん横町の居酒屋風に使えば30人は詰め込める場を確保することができたのです。

 客人は当然無料ですが、「無限空間」設備一時的使用と綺羅星無限堂の机等の格安使用申し込みの権利については会員制とし、宣伝媒体を兼ねる年額千円会費の『亜空間通信』(電子手紙方式と同時に隔月の印刷物)を発行します。

『亜空間通信』の電子手紙は、私が全面責任を持ち、私だけが送信できる「投稿制限」制で、その後に選抜して、わが電網宝庫の中の『亜空間通信抜粋』に再録します。

 この通信への投稿も受け付けますが、投稿は編集部に当る私個人宛の電子手紙によるものとし、採用と、当然のことながら文脈尊重の上の一部削除は私の権限とします。最初に「転載歓迎」と明記がなかった場合には、投稿を上記の電網宝庫頁に再録する際、投稿者の了解を得ます。

 送信は週2回以上を目標とします。

『亜空間通信抜粋』の方は誰でも無料で見ることができますが、時事評論の場合には「10日の菊6日の菖蒲」(菊は9月9日の重陽の節句、菖蒲は5月5日の端午の節句の花)となる場合があります。

 会員申し込みは、下記の宛名に直接、住所、氏名、年齢、職業、電話番号、電子手紙宛名を記して送って下さい。

 なお、以上のごときわが第5の人生の船出を敢行するに当り、まずは現場を見て頂くためにも、以下の御披露目の場を設定しました。

御披露目

 9月8日(土曜日)午後2時から夜半、以下の新住所にて参加費無料、持ち込み歓迎、持ち込みなしでも結構、自作他作の映像上映希望歓迎で行います。誘い合わせて御参加下さい。

武蔵野市中町2-6-2新和コーポ武蔵野202号。中央線三鷹駅北口徒歩8分。

E-mail:altmedka@jca.apc.org

2001年8月吉日 木村愛二


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