『亜空間通信』331号(2002/08/09) 阿修羅投稿を02.12再録

自称「政治犯」イラク・アフガン聞かれ総合解説にガス室の嘘の思想支配を強調

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

『亜空間通信』331号(2002/08/09)
【自称「政治犯」イラク・アフガン聞かれ総合解説にガス室の嘘の思想支配を強調】

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 社告:本日(2002/08/09)金曜日、早朝、電子手紙の記録によって確認すると、8:35 AM、『亜空間通信』340号(2002/08/09)【イラク攻撃情報乱れ飛ぶ背後に米ロ石油連合とユダヤ資本の歴史もある世界戦略】を発した。

 しかし、号数は330号に急ぎ訂正する。この数字の見間違いは、決して私の頭脳の故障のせいではなくて、単に室内でも摂氏36度の暑さのせいとするが、わが電網宝庫の頁の表題では330号となり、内容は阿修羅戦争14掲示板に飛ぶ。そちらは340号となっていて、もう訂正できない。もちろん、内容は同じである。ああ、暑い!

 もっとも、故障とは言えないまでも、確かにわが頭脳は疲れていた。なぜかと言うと、たとえば一昨日の8月7日も、同様の暑さだった。その一週間前の7月31日にいきなり電話で「8月7日は都合が付くか」と聞かれ、注文を受け、同様の暑さの中を都内某所に赴き、「お経」ならぬ「講談」調でしゃべりまくり、「お布施」を貰い、その後、成り行き次第の云々となったのである。

 簡略に言うと「出前講義」であるが、この注文を受けるに至る事情と以後の経過は、私の好きな表現によれば「事実は小説よりも奇なり」の典型であって、私は、その経過を大いに楽しみ、1時間の愉快な講義と1時間の質疑応答、事後の親睦会の生ビール痛飲歓談までを、久々に満喫した。

 以下が、私の用意した「出前講義」の「概略」の冒頭部分である。

 1時間発言の概略(本当は大変な問題。それを分解)

 私の発言への注文の理解:イラク攻撃が迫った現状に鑑み、湾岸戦争、ユーゴ戦争、911以後のアフガン戦争を通ずるアメリカの世界戦略、日本の関与、石油資源を巡る戦争の歴史などの総合的解説。

 午後4時からの1時間発言の冒頭に、私は、この冒頭部分を読み上げ、集会の世話人と参加者たちの了解を得た。「出前講義」の聴衆は、未知の若い人の方が多かったが、私とは旧知の仲の中年、いや、かなりの高齢者も何人かいた。「内輪の勉強会」という事情に鑑み、組織名も個人名も記さない。

 さて、この経過を「大いに楽しみ」とすることができたのは、彼らが私の話を聞く気になった経過と、私の位置付けに関して、本日の表題の冒頭の表現、自称「政治犯」の感触を得たからである。しかも、その感触の源が、まずは、「未知の若い人」たちから発したものはなくて、むしろ、「私とは旧知の仲の中年、いや、かなりの高齢者」の方から出たものだったからだった。

「未知の若い人」たちは、簡単に言うと、911からアフガン戦争に至る経過で、何かしなければならないと感じたのである。911の一周年前後に大きな集会をやりたい。しかし、その後のことを考えると、歴史も国際情勢も、さっぱり分からない。方向付けも分からない。だから、誰かの「総合的解説」を求めたのである。

 そこで、講師として私の名が挙がった。ところが、「私とは旧知の仲の中年、いや、かなりの高齢者」たちの内でも、特に「高齢者」たちは、中身に関しては私が適任とは知りつつも、「運動を広げる」ためには、私には「難がある」ことを心配したのである。

 言わずと知れた「ガス室の嘘」問題である。その説明を省くために本日、別途、わが電網宝庫に、「週刊金曜日犯罪記録」の総合頁を新設した。以下である。

 shuukin-hanzai.html

 それを参照頂きたいが、日本の心情左翼を当て込んだ怪しげな週刊誌、『週刊金曜日』のデタラメ記事のお陰で、私の足を引っ張る偽善系左翼が増殖した。その連中が、ガラガタ言う可能性があるからだ。ところが、「旧知の仲の中年」が、「内輪の勉強会」ならと言い出して、「とりあえず話を聞こう」ということになったというのである。

 世間一般の常識から見れば、「お試し」ソフトのような扱いで、「失礼な話」ではある。しかし、私は、この状況を大いに楽しんだ。先のように、冒頭部分の「注文」を確認した後、私は、この状況の私なりの理解を、逆手に取って、既知の映画とSF小説の筋書きにたとえた。

 映画はハリウッド製で日本でも評判になった『羊たちの沈黙』。異常な連続犯罪の捜査に、終身刑で厳重監禁中のやはり異常な知能犯の協力を求める筋書きである。

 SF小説の方は非常に古くて題名は思い出せない。舞台は数千年後の未来の植民惑星で、住民の反乱を防止するために、子供は地球が送った機械の「マザー」からしか生まれず、やはり地球が送り「マザー」が供給する食糧のホルモン支配により、M(男)F(女)の区別は残っているものの、性的発達が抑えられている。

 ところが、ある時、性的な犯罪が頻発し、仲良しのM(男)F(女)の臨時捜査官による極秘捜査が開始される。惑星の歴史を知る必要ありとなって、冷凍監禁されている昔の政治犯を解凍する。話を聞いた政治犯は、すぐに事情を察し、二人に裸になれと命ずる。ずいっと、上から下まで見て、「やはりか」と頷いた政治犯は、食糧供給チューブの一部を引きちぎる。二人の捜査官が心配して、「今後はどうなるか」と聞くと、政治犯は「その内に分かるさ」と言って、呵々大笑するのである。

 私は、このSF小説の粗筋を話した後に、この「ホルモン・コントロール」を、現在の状況の下での「マインド・コントロール」、思想支配に置き換えて話した。

 これまた別途、何度もわが電網宝庫に収録してある問題だが、アメリカの「民主主義、自由、文明、正義」、とりわけイスラエルとも共通する「正義」の象徴、「ガス室の嘘」を見抜かないと、現状の理解は困難である。しかし、ともかく、歴史の事実を確認しよう前置きしてから、注文の「総合的解説」を行ったのである。

 そんな順序で話せたから、メディアに登場したり、教授の肩書きだったりする論者では、一定の限界内の話しかできないよ、と遠慮のない忠告もした。素直に聞いて貰えた。

「出前講義」の反応は、非常に良好と判断する。懇親の場でも拙著が数冊売れた。さきにも「ワールド・フォーラム」から講演を頼まれ、その際にも拙著が数冊売れた。仮題『911事件の真相と背景』の事前予約も受けた。この「思想支配」惑星での極悪犯罪激発により、わが自称「政治犯」の出番は、早まっているようである。

『週刊金曜日』よ、罪滅ぼしをしたければ、再び、わが悪名を高めよ!

 暑さも吹き飛べ、カンラカラカラ、呵々大笑じゃ。

 以上。


『亜空間通信』2002年08月分へ