『亜空間通信』286号(2002/06/27) 阿修羅投稿を02.12再録

911本向けに謀略構造の大筋をイスラエル=アメリカ極右共犯として簡略に整理

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『亜空間通信』286号(2002/06/27)
【911本向けに謀略構造の大筋をイスラエル=アメリカ極右共犯として簡略に整理】

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 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 本日早朝、『亜空間通信』285号(2002/06/27)【ラディン捜査主任・双子ビル警備主任・FBI副長官オニールの死を巡る怪奇物語】を発信した。以下である。

 http://www.asyura.com/2002/war13/msg/205.html

 以下、若干重複するが、「911本向けに謀略構造の大筋」などと題したのは、他でもない。事件発生から、すでに9ヶ月余が経過した。4日前の日曜日(2002/06/23)から、やっとのことで、すでに60冊以上の事前予約金を集めてしまった本、仮題『911事件の真相と背景~アメリカ=イスラエル世界的謀略構造の核心を突く~』の「題名・目次」の作成に掛かることができるようになった。

 以下は、その本の「はしがき」への流用転載を予定して記す。

 911謀略説は、今や、世界中の電網空間に溢れているが、私は事件の翌日、以下に抜粋する通信を発した。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/glo-65.html
『亜空間通信』4号(2001/09/12)
【アメリカへの同時多発「ゲリラ攻撃」をどう見るか】

[中略]

 簡単に言うと、極右「偽」イスラエル支持者による謀略の可能性をも疑え、である。

[中略]

 犯罪捜査の基本は、事実関係の調査と同時並行する動機探しであり、その犯罪で得をするのは誰かを特定することである。アメリカを攻撃したい側にも、当然、動機がある。[中略]

 しかし、[中略]「アラブ人に対する迫害や過剰な報復攻撃によるエスカレーション」を狙う勢力にとっても、これは願ってもない口実となる事件なのである。

 折しも、イスラエルとその最大の支持者アメリカは、南アフリカのダーバンで開かれた人種差別問題の会議から退席したばかり、つまり、国際世論の中での孤立に追い込まれていた。そういう時に、必ず起きているのが、すでに私が昨年の10月に紹介し以下のような事件の数々である。[中略]

連載:「シオニスト『ガス室』謀略周辺事態
(その41)イスラエル軍本格攻撃と同時発生した米駆逐艦爆発に相似形の歴史などなど

[中略]
 とりあえず、上記表題の問題および「パリ郊外でもユダヤ教寺院が放火される事件」(『日本経済新聞』2000.10.14)などについて、お定まり謀略の可能性への疑いを喚起し、拙訳『偽イスラエル政治神話』からの引用によって、しかし、決して「お茶濁し」ではない決定的な指摘を行う。

[イスラエル支持報道による事件の意味の逆転](p.286)

 著者のガロディは、様々な具体例に基づいて、「イスラエル支持報道による事件の意味の逆転」を指摘している。今の今、パレスチナ内戦を挑発し、挙国一致政権に加わることに成功する寸前の極右、アリエル・シャロンが総指揮官を務め、「サブラとシャティラのパレスチナ人キャンプで、史上空前の虐殺が繰り広げられた」レバノン侵略に関して、つぎの項目で『ル・モンド』(82・9・22)の寄稿記事を引用し、「われわれは歴史の前例から、教訓を引き出さなくてはならない」と記している。

[反ユダヤ主義の妖怪で世論を煽る常套手段](p.299-300)

 従来と同様に、シオニストは常に、反ユダヤ主義の妖怪を持ち出しては煽り立て、イスラエルに対する絶え間ない脅威が存在しているのだから、イスラエルには援助が必要なのだと、世間に信じ込ませ続けている。イスラエルの不当な請求に仮面を被せるためには、新しい挑発行為を重ねる努力も怠らない。手口は、いつも似たようなものである。[レバノン侵略で]サブラとシャティラの虐殺が起きた時、作家のタハル・ベン・ジェロームは、つぎのように記した。

《別の場所で同時に発生することが、何度も繰り返されると、ついには重要な兆候として理解されるようになる。現在、人々は、ヨーロッパにおける反ユダヤ主義的な暴行事件が何に奉仕し、その種の犯罪が誰の得になるのかを良く知っている。

 それは今、パレスチナやレバノンの民間人の住民に対する計画的な虐殺を、巧みに隠蔽する役割を果たしている。この種の暴行事件が、ベイルートでの流血の惨事に、あるいは先行し、あるいは続いて起き、あるいは同時に発生していることが確認できる。このテロリストの作戦は、彼らが追求している政治的な目的を、直接的または間接的に成し遂げる能力を見せており、現在までのところでは完璧に、その目的を果たしている。その目的とは、パレスチナ問題についての理解が、いささかでも高まり、同情を呼び始める度毎に、その関心を、そらすことである。

 この種の組織的な作戦によって、事件の意味が逆転し、犠牲者の方が逆に、残忍な殺人者やテロリストに仕立て上げられている。パレスチナ人を“テロリスト”に仕立て上げることによって、彼らから歴史を奪い、その結果として権利を奪っているのだ。

 八月九日のロジェル街での虐殺事件が起きたのは、ありとあらゆる種類の爆弾の豪雨が、ベイルートに降り注ぐ数時間前ではなかっただろうか?

 ベヒル・ゲマイエルの暗殺事件が起きたのは、イスラエル軍がベイルートの西部地区に侵攻してから、二時間後のことではなかっただろうか?

 しかも、この侵攻作戦は、その一方で、ヤセル・アラファトの法王訪問という画期的なニュースを、片隅に押しやってしまったのである。

 カルディネット街で爆弾を仕掛けられた車が爆発し、その翌日には、ブリュッセルのユダヤ教会堂の前で銃撃戦が始まったのは、サブラとシャティラのパレスチナ人キャンプで、史上空前の虐殺が繰り広げられたのと、時期が合致するのではないだろうか?》

 以上で引用終わり。

 最後の決め手は、果たして「アラブ系とかイスラム系とか」、または、この種の事件が起きると必ず名前が出る「ウサマ・ビン・ラディン」とかに、あれだけの大掛かりな攻撃をするだけの実力があったのだろうか、という疑問である。しかも、この疑問は、次の疑問と表裏一体の関係にある。

 次の疑問とは何か。「自爆」にしろ何にしろ、これだけの計画的で大掛かりな攻撃ができるのだったら、なぜ、「偽」イスラエルの中枢部分を攻撃しないのだろうか、である。「偽」イスラエルの方は、アラファト政権の事務所やパレスチナ側の警察の建物をミサイルで攻撃し、要人の暗殺までしているのである。即座に仕返しができないのは、それだけの実力がないからなのである。[中略]

 ともかく私は、この事件に関しても大いに疑いを持ちつつ、事態を見守ることにする。

 以上で引用終わり。

 さて、これまた、いささか重複するが、一昨日、準備中の文章を送ってしまった事情を再び記す。

 一昨日発信した最新情報の題名、「911事件をアメリカの右翼の陰謀だとする謀略説がフランス人を捉えている」というのは、その日の2日前の06/22の日付のニューヨークタイムズの記事の題名そのものだったのである。これは、何と、911の本拠地、ニューヨークで発行されるアメリカの最有力紙の記事なのである。

 同記事によれば、フランスの電網空間に溢れる911謀略説の極め付き情報をまとめた本の中には、何と、20万部以上も売れたベストセラー、拙訳題で『ぞっとする詐欺』までがあり、各国語への訳出も進んでいるというのである。

 さあ大変である。こちらも急がにゃならぬ。

 こちらは、何と、911謀略説だけでも178本の『亜空間通信』の記事があることを確認したばかりであって、これを、いかにして簡略化するか、「これが問題だ」と、陳腐なハムレットの悩みの台詞を呟いていたところへ、先の最新情報が届いたのであった。

 で、上記のフランスのベストセラー、拙訳題で『ぞっとする詐欺』の紹介文を読むと、どうやら、事件の直接の事実関係については、ペンタゴン爆発が中心のようである。画面には、まったく飛行機の突入場面も残骸も映っていなかったのである。

 謀略は、まさに「機は密なるを要す」の典型である。だから、最後に犯人が告白したり、または自慢のような自伝を発表したりしない限り、完全には証明し難い。刑事事件の捜査のように、いくつもの仮説を立てて、証拠探しをしなければならない。失敗を恐れ、右顧左眄する刑事は、ハリウッド映画でもFBIの官僚主義の間抜け者として描かれる。

 急場の役に立たない右顧左眄の「官僚主義の間抜け者」を何よりも軽蔑する私は、事件の直後に、上記のような、簡単に言うと、極右「偽」イスラエル支持者による謀略の可能性をも疑え、という捜査方針を発表したのである。しかし、同時に並行して国際情報の入手と分析に着手した。緊急の号外として直後に送ったのは、以下の2つの通信である。

連載:「シオニスト『ガス室』謀略周辺事態
(その66)フランスの歴史見直し論者からのマンハッタン・ワシントン攻撃に関する緊急通信1.
(その67)フランスの歴史見直し論者からのマンハッタン・ワシントン攻撃に関する緊急通信2.

2001.9.16.追記:この通信資料は添付書類を削除しhtml形式をテキスト形式に変換したもので、最初からテキスト形式だった次の(その67)と同時にgif映像として入力している。テキスト形式送付を希望される読者は、altmedka@jca.apc.orgまで申し込まれたい。html形式の方も同様に送付可能であるが、添付書類は削除したので映像が出てこない。映像も含む原本入手希望者は先方に申し込まれたい。

 以上で引用終わり。

 2週後には、「2001/09/27 18:01Fw: [ml-eforum 4864] 米軍事報復と石油利権」の質問に答えて:以下の基本的な認識を送った。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/akuukan-01-09-18.html
『亜空間通信』18号(2001/09/28)
【「報復」の本音は中央アジアの制圧で具体的にはカスピ海石油にあり】

[中略]

 2年と2ヶ月前、私は、今回の事件の現場、マンハッタンの世界貿易センターの前に立っていた。ユーゴ侵略戦争に関しての情報収集、分析、国際電網通信による意見の発表などの活動の一環として、アメリカの元司法長官ラムゼイ・クラークが代表の国際行動センターが主催する「NOTOを裁く独立国際戦争犯罪法廷」に参加するための旅の合間のことだった。

 以下の問題は、アメリカ人にとっては実に簡単なことで、彼らは「カスピ海の石油(Caspian oil)って話もある」と言って、ウィンクするだけで意味が通じるのである。

[中略]

 本日、四ッ谷の主婦会館での緊急講演集会で、旧知の中東史の専門家、東大名誉教授の板垣雄三さんが、今回のアメリカの動きには「中央アジアの制圧」の狙いを見ると語られましたが、私は早くから具体的にカスピ海周辺の石油資源が争奪の的であり、それを運び出すパイプラインの経路の制圧と見るべきだと主張してきました。

 わが電網宝庫に以下の2年半前の記事が入っています。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/ron-29-jin.hml
(ユーゴの次はロシア分解で狙うカスピ海底油田)

http://www.jca.apc.org/~altmedka/yugo-11.html
(「米ロ覇権争い」カスピ海石油の報道状況)

http://www.jca.apc.org/~altmedka/yugo-12.html
(カスピ海石油争奪戦の経済誌記事)

http://www.jca.apc.org/~altmedka/yugo-13.html
(森は愚か木も見ぬ風評報道の代表:朝日新聞)

yugo-12.htmlには、専門誌の関係記事を網羅してありますから、ぜひ御研究下さい。

[後略]

 その後、いくつかの追加をし次の転載情報を送った。

『亜空間通信』57号(2001/10/23)
【天才的推理転載:世界貿易センターでっちあげ心理戦争「事変」の謎が解けた!?】

http://www.asyura.com/sora/war3/msg/731.html
世界貿易センターでっちあげ心理戦争「事変」の謎が解けた
投稿者 佐藤雅彦
日時 2001 年 10 月 22 日 13:57:20:

世界貿易センター「テロ」事件・デッチ上げのシナリオ

●今回の「9・11米国事変」は、アフガニスタンへの軍事侵攻を正当化するために周到に計画されたもので、そのデッチ上げのために用いられた芝居の仕掛けが「世界貿易センター」であった――という興味ぶかい推察を見つけましたので、紹介しておきます。これまでに出てきた色々な公式記録をつなぎ合わせていくと、どうやら合理的な結論はこのあたりに落ち着くようで……。

 以上ですでに、イスラエルの思惑とアメリカの思惑に、パレスチナ狙いとアフガニスタン狙いの2つの食い違いがあることが明らかになる。つまり、謀略を仕掛ける主体が2つあることになる。

 911当日の映像報道そのもの、つまりは、事件の表面的な事実に関しては、最初からの疑問があった。以下、3点だけにしぼる。

1.あるべきはずのスクランブル発進の迎撃がなかった。
2.ペンタゴンの映像には、上記のフランスの本の筋書きのごとく、飛行機の突入場面も残骸も映っていなかった。

3.双子ビルの崩壊は、古いビルの取り壊し場面とそっくりだった。

 その後の各種情報をも総合すると、双子ビル突入は、無人飛行機によるものではなく、ましてや、航空学校に短期間通った程度の技術では不可能で、訓練を経ただけでなく実際の戦闘経験もある熟練操縦士によるものと考えるのが、もっとも合理的である。アメリカと二重国籍のイスラエルの「狂信的」な空軍兵士という説が、最も説得力があると考えるに至った。

残るペンタゴン「攻撃」は、最も簡単で、自作自演。あとは、双子ビルの破壊工作だが、イスラエルのモサドの潜り込みでは仕掛け作業が困難だから、アメリカの極右、実は爆破の専門部隊を擁する軍そのものによる工作の可能性が最も高い。ところが、事件後、8ヶ月を経て、アメリカ発の情報により、直前に同ビルの警備主任だったのが、FBI副長官で1993年の同ビル「破壊」以来のビン・ラディン「捜査」の指揮官だったオニールと判明した。オニールは、事件発生と同時に「行方不明」とされているが、これこそ、「事実は小説よりも奇なり」の極地ではないのだろうか。

 以上が、私の捜査本部の捜査方針の現段階の仮説の大筋である。

 以上。


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