UMRCドラコビッチ博士初来日にあたって
アフガニスタン戦争での劣化ウラン/ウランによる汚染・被害の実態
UMRCドラコビッチ博士による調査報告集会資料
発行:
UMRCイラク・ウラン被害調査カンパキャンペーン事務局
アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局

A4判48ページ 頒価:400円 (+送料;1冊なら240円)

 ドラコビッチ博士の初来日に当たって、博士の最新論文の翻訳とアフガニスタン調査の内容をパンフレットにまとめました。講演会会場で販売しほぼ完売状況となりましたが、目下増刷中です。講演会会場に来れなかった方々にお読みいただきたいと思います。
 アフガニスタン調査の結果はこの中に詳しく紹介されています。アフガニスタンでの非劣化ウランによる汚染について関心をお持ちの方はぜひお求めください。

お申し込み、お問い合わせは署名事務局まで。
e-mail: stopuswar@jca.apc.org
*ご希望の方は、宛て先と希望冊数をお知らせください。
資料集と振り込み用紙をお送りします。代金は後払いで結構です。
※ 公式講演録は、別途準備中です。



内容(パンフレット目次より)

 はじめに

 CMJ(クロアチア医学雑誌)論説 診断未確定の疾病と放射能戦争
           アサフ・ドラコビッチ(ウラニウム・メディカル・リサーチ・センター)

 UMRCのアフガニスタン第2次調査報告について
  アフガニスタンにおける高濃度ウラニウム汚染の第2次調査報告が出る!(事務局)
  UMRCの国際ディレクターによって5月21日にアルジャジーラ放送で国際放送としてリリースされた
    最近の調査結果についての要約(UMRC)
  アフガニスタン人のウラニウム・レベルは警報を発する(BBCニュース 2003・5・22)

 アフガン現地調査UMRC第2次調査報告(抜粋)
           テッド・ウェイマン(ウラニウム・メディカル・リサーチ・センター)

 UMRCのアフガニスタン劣化ウラン被害調査報告
       ――アフガニスタンで人体の重大なウラニウム汚染を確認 (事務局)

 経歴紹介 アサフ・ドラコビッチ博士

 UMRC イラクのウラニウム汚染 ――イラクに人々に代わっての緊急アピール

 UMRCのイラク・ウラニウム被害調査カンパのお願い(事務局)



パンフレット「はじめに」より

 ウラニウム医療研究センターUMRC所長のアサフ・ドラコビッチ博士が初めて日本に来られます。この小冊子は博士の訪日と広島、大阪、東京での報告集会にあたってUMRCと博士の活動を知って頂くために作成されたものです。

 昨年末に私たちは、アフガニスタンで大量の劣化ウラン/ウラン兵器が使われた、バンカーバスターなどは大量のウランを含んでいる、という重大疑惑を持ちました。同時にUMRCからは驚くほど高濃度のウランが住民の尿から出ている、調査のための費用支援をしてほしいというアピールが届きました。私たちは、日本でもカンパを呼びかけ調査研究に協力しました。
 それから1年。UMRCのアフガニスタン調査は、米軍の攻撃による深刻なウラン汚染の事実を明らかにしました。カブールで通常の人の200倍以上、ジャララバードでも45倍に達する尿の汚染、爆撃地点付近の水の汚染、土壌の汚染が確認されました。米軍の攻撃が住民と環境に驚くほど重大なウラン汚染をもたらしていることは間違いありません。

 本冊子は主としてこのアフガニスタン調査を扱ったものです。初めにクロアチア医学雑誌CMJに掲載されたドラコビッチ博士の最新の「診断未確定の疾病と放射能戦争」という論文を紹介します。アフガニスタン調査はまだ完全な報告が公表されていませんが、その結果の一部が公表されています。またこの論文は核と放射能の歴史について包括的に述べており、博士の立場とものの見方についてよく理解することができます。(この論文は博士とCMJの好意で翻訳許可を頂きました)

 2番目に、アフガニスタン調査についてUMRC自身の調査結果の要約と、それを報じたBBCオンライン版の記事を紹介します。3番目は、UMRCのアフガニスタン現地調査チームのテッド・ウェイマン氏が書いた第2次調査の報告(抜粋)です。UMRCがアフガニスタンの困難な状況の中で、細心の注意を払いながら住民の聞き取り調査とサンプル採取を進めたことがよくわかります。私たちがカンパ協力者への報告用に作った「アフガニスタンのウラン被害調査報告」も再録しました。さらにドラコビッチ博士の簡単な履歴も載せました。

 今年3月に米国は国際法を全く無視してイラクに侵略戦争を開始しました。湾岸戦争を上回る大量の劣化ウラン/ウランが再び投下されました。その量は500トンとも1000トン、2000トンとも言われています。しかも今回は都市部の人口密集地のど真ん中で使われました。湾岸戦争で生じたガンや白血病、出産異常などの急増が再び繰り返されることは必至であり、証拠が消されないうちに至急調査することが必要です。
 UMRCはイラクのウラン被害調査をすでに開始しました。9月の末にはテッド・ウェイマン氏が現地調査とサンプル採取を実施しました。この調査・分析活動のためにUMRCは費用の寄付を呼びかけています。私たちはアフガニスタンに続き、イラクに関してもUMRCの調査を支えるために再び小口のカンパを募るキャンぺーンを始めました。
 このイラク・ウラン被害調査についてのUMRCのアピールと私たちのカンパのお願いを最後に再録しました。ぜひご協力をよろしくお願いします。

UMRCイラク・ウラン被害調査カンパキャンペーン事務局
アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局
吉田正弘




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