イラク戦争劣化ウラン情報 No.22      2005年2月11日
アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局 吉田正弘

UMRCドラコビッチ博士が3月に来日


 ウラニウム医療研究センターUMRC所長のアサフ・ドラコビッチ博士が、来る3月9日に同志社大学の招きで来日され、以下のように同志社大学経済学部の主催で講演会をする事になりました。昨年の4月に2度目の来日をされた際にはサマワ配備米兵の劣化ウラン被曝、イラク住民の被曝、UMRCの調査スタッフの被曝、さらにアフガニスタン住民のウラン被曝などについて報告されました。その後他の米兵の劣化ウラン被曝も明らかになりました。また昨年10月に、ドラコビッチ博士は国際的なアワードである「核のない未来賞」を受賞されました。4月の訪日は緊急という事で、大阪と東京でしか報告集会がもたれませんでした。今回はこれまで報告集会がもたれていない京都での講演会になります。京阪神地方にお住まいの方は、是非お聞きください。(下に同志社大学経済学部からのお知らせを紹介します)
 なお、現在署名事務局では、昨年の報告集会の報告集を作成中で、博士の来日までには完成させる予定です。是非お求め下さい。

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同志社大学経済学部公開講演会の御案内

− 放射性兵器の導入による現代戦争の新たな現実 −
The New Reality of the Modern Warfare by the Introduction of Radioactive Weapons
 
 イラクやアフガニスタンでは、軍事力による「民主化」が押し進められましたが、その過程で放射性毒性と化学毒性が強いとされる劣化ウラン弾が使用されました。このことにより自然環境や人体に甚大な悪影響がもたらされたことが危惧されています。このような情勢の中、原爆による被爆60周年を迎えようとしている日本に住む私たちもこのことに無関心ではいられません。
 同志社大学経済学部では、米国とカナダを拠点に国際的に活躍されているA.ドラコビッチ博士を同志社大学に招聘し公開講演会を開催いたします。ドラコビッチ博士は、放射線学と核医学を専門とする医学者・医師であり、とりわけ劣化ウラン弾などの放射性兵器の環境および人体への影響についての世界的権威であります。アフガニスタンやイラクでの被害の実態の最新情報をお話しいただく予定です。通訳を神戸大学教授の嘉指信雄氏にお願いしました。嘉指先生は、ウラン兵器問題に関する研究と市民運動の中心的存在として御活躍中です。皆様お誘い合わせの上、ご参加ください。

日時: 2005年3月9日(水)午後6時〜8時30分
場所: 同志社大学今出川キャンパス「寒梅館」地階 ハーディーホール
(京都市営地下鉄・烏丸線「今出川」駅2番出口より北へ徒歩1分)
講師:アサフ・ドラコビッチ博士
米国・ウラニウム医療研究センター(UMRC)所長

演題: The New Reality of the Modern Warfare by the Introduction of Radioactive Weapons
− 放射性兵器の導入による現代戦争の新たな現実 −

通訳: 嘉指信雄氏(神戸大学教授)

参加費無料、事前申し込み不要
主催: 同志社大学経済学部
お問い合わせ:電話075-251-3534
E-mail:ji-keikn@mail.doshisha.ac.jp
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 「UMRCイラク・ウラン被害調査カンパキャンペーン