イラク戦争劣化ウラン情報 No.17      2004年4月9日
アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局 吉田正弘

3人を解放する唯一の道は自衛隊の即時撤退。撤兵を求める緊急行動に立ち上がりましょう!

ニューヨーク・デイリーニュース・スクープ==========
「劣化ウランに毒された?ショッキング・レポートは暴く:
おそらく州兵たちはアメリカのハイテク兵器の犠牲者であろう」(続報最終)


(1)3人を解放する唯一の道は自衛隊の即時撤退。撤兵を求める緊急行動に立ち上がりましょう!

 反劣化ウランの活動をしていた今井紀明さんら3人の日本人がイラクの武装抵抗勢力に拘束されました。3日以内に自衛隊が撤退しなければ彼らを殺害すると通告して来ました。
 小泉首相らは「自衛隊を撤退させない」「テロリストに屈しない」等と、相変わらず強硬姿勢です。人質の命を何とも考えない全く無責任な態度です。このように「出口」をふさいでおいて、「事実確認」「救出に全力尽くす」と言っても、それは「何もしない」と同じです。全く許せません。

 時間がありません。3人の解放の唯一の道は自衛隊の撤退しかありません。撤兵を求める世論を大急ぎで喚起しましょう。多くの反戦・非戦の市民グループやNGOが日本政府に対する様々なアクションを計画しています。私たちも幾つかの行動をホームページに載せています。ぜひご覧下さい。
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/

 今イラク全土で起こっているのは「テロ」でなく、「再戦争」です。イラク特措法の条件すらなくなったのです。このまま駐留するのは憲法に違反するだけではなく、この法律にも違反します。自衛隊を即刻撤退させるべきです。

 小泉首相の主張した「非戦闘状態」「復興支援」などどこにもないのは明かです。米軍はここ数日で何と300人、400人、否それ以上のイラク人を殺しまくっています。まさにイラク大量虐殺です。しかも1年前のフセイン政権との戦争ではなく、米占領軍に対するいわば“人民戦争”が始まったのです。最近の反占領闘争について米国や日本政府は、まるで一握りの「過激派」の仕業であるかのようにねじ曲げていますが、全く誤りです。スンニ派、シーア派を問わず、イラク民衆全体が米軍と自衛隊を含む外国軍の撤退を求めて立ち上がっているのです。これでも小泉首相が強引に自衛隊駐留に固執すれば、ますます自衛隊が占領軍であるというその本性をイラク民衆に見せつけることになるでしょう。

 自衛隊派兵は真の人道復興支援を妨害する−−今回の事態は、イラクを支援してきたNGOの人々が恐れていた通りのことです。自衛隊を派兵したために日本のNGO活動までもが敵と見なされたのです。福田官房長官の「イラクの人々の復興支援のために自衛隊は活動しているのだ」「撤退する理由などない」との見解には怒りを禁じ得ません。イラクの人民大衆にはっきりと敵視されているもとで「復興支援」などあり得ないのです。どこまでウソ・デタラメを続けるのでしょうか。彼ら3人を絶対、日米同盟の犠牲者にさせてはなりません。直ちに自衛隊を撤退させるよう政府に要求します。


(2)ニューヨーク・ディリー・ニュースのスクープ記事続報。(最終)

 今号ではニューヨーク・ディリー・ニュースの第4番目の記事「陸軍はニューヨーク州兵部隊を検査する予定」(4月5日付)、第5番目の記事「州政府、兵士達の健康のために一肌脱ぐ」(4月6日付)の翻訳を紹介します。同紙のスクープ記事の翻訳はこれで最後です。

 この2つの記事の中で紹介されているように、ニューヨークの第442憲兵中隊の兵士が劣化ウランに被曝していたというニュースは、極めて大きな力で米政府を揺さぶり始めています。
(a)米政府、軍当局は驚きあわて、それまでの方針を180度転換し、病気で帰国している中隊の兵士全員の劣化ウラン調査をすると決めたようです。しかし、遅すぎます。なぜ今まで検査のサボタージュを続け、患者達を絶望させてきたのでしょうか。
 今あわてて実施しようとする検査が、劣化ウラン被曝を否定し、健康被害などないと宣伝するためのもの、と考えるのは自然なことです。米政府には前科があるからです。従来のようにウラン同位体の比率を調べられないデタラメな方法で、つまり劣化ウランそのものの検出が出来ない方法をわざと採用し、「劣化ウランに被曝していない」と宣伝するのは目に見えています。私たちは、UMRCが行ったようなDU検出が可能な方法、質量分析計を用いた精密な同位体分析を行うように要求しなければなりません。

(b)博士らのこの診察・分析結果は、州や米議会を巻き込んだ動きに発展しようとしています。兵士達が劣化ウランに被曝していたこと、米軍の病院の患者に対する扱いのひどさに対して怒りの声が上がっています。現地を選挙区とするヒラリー・クリントンや民主党のエンジェル議員などは政府に対する非難を発表し、帰国するすべての兵士の健康検査や適切な治療を要求しています。パタキ・ニューヨーク州知事も兵士の適正な検査、治療の要求を支持し、長期にわたるモニタリングを求める声明を出しました。

(c)ニューヨーク・デイリー・ニュースの暴露スクープは、これまで劣化ウラン問題を絶対に取り上げず、黙殺してきた大手のメディアをも揺さぶっています。デイリー・ニュースの記事は全米各地の地方紙で取り上げられています。政府が帰還している第442中隊の兵士全員の検査へと方針転換したことはAPでも流され、CNNなど国内の多くのメディアが取り上げざるを得ませんでした。テレビやラジオなどもメディアもこの問題に触れざるを得ませんでした。メディアに完全に黙殺させ報道させないことで米国民の目から劣化ウラン問題を隠そうとする米政府の目論見は綻びを見せ始めました。
※APを引用したCNN
http://www.cnn.com/2004/HEALTH/04/05/soldier.testing.ap/index.html

(d)ニューヨーク・デイリー・ニュースのホアン・ゴンザレス記者と、検査をしたUMRCのアサフ・ドラコビッチ博士、レオナード・ディーツ博士、それに第442中隊のメンバーのインタビューが「デモクラシーナウ」というインターネットテレビで見ることができます。この中では画像だけでなく、内容を文字でも見ることができます。ここではデイリー・ニュースの記事が更に補足されています。
http://www.democracynow.org/article.pl?sid=04/04/05/1356248 (特集ページ)
http://www.democracynow.org/static/uranium.shtml (テキスト)



[第4記事]*****************************
陸軍はニューヨーク州兵部隊を検査する予定
Army to test N.Y. Guard unit
http://www.nydailynews.com/news/story/180644p-156921c.html

ホアン・ゴンザレス
デイリー・ニュース・スタッフライター
2004年4月5日(月曜日)
ニューヨーク・デイリー・ニュース http://www.nydailynews.com
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ヘクター・ベガ軍曹(48歳)

アグスティン・マトス軍曹(37歳)
 フォート・ディックス基地とウォルター・リード陸軍医療センターの軍当局者は、ニューヨーク州兵の第442憲兵中隊の帰国しているすべてのメンバーの劣化ウラン汚染について大急ぎで検査しようとしている。

 陸軍の高官たちは、「デイリー・ニュース」が検査した中隊の9人のうち4人の兵士が放射線被曝の徴候を示している事を知ってから、行動し始めた。

 その兵士達は昨年末にイラクから帰国したが、彼らも中隊の他のメンバーも昨年の夏以来説明のつかない病気を患っていると言う。その時彼らはイラクのサマワに配置されていた。

 本紙の要請で9人の兵士を検査した元陸軍医師で核医学専門家のアサフ・ドラコビッチ博士は、彼らのうちの4人が米軍によって発射された劣化ウラン弾の爆発からの放射性のダストを吸い込んだことは「ほぼ確実だ」と断定した。

 ヒラリー・クリントン上院議員(ニューヨーク選出民主党)は、「デイリー・ニュース」の調査を知って、昨日、イラクから帰還した兵士達を適切に検査していない、と国防総省当局者を激しく非難した。

 「我々は、診断未確定の病気にかからせて人々を帰国させるわけにはいかない」と、クリントンは述べた。「兵士たちの派兵前と派兵後の検査プログラムを持たねばならない。」

 上院軍事委員会のメンバーであるクリントンは、ドナルド・ラムズフェルド国防長官に手紙を送り回答を要求するつもりである。また帰国したすべての兵士の健康検査を要求する法律をまもなく提出するつもりだ、と述べた。

 昨年の国防総省当局者との会談の時に、「我々が取り上げた問題の1つは、兵器の中の劣化ウランへの被曝と、彼らがそれをどう取り扱うつもりかという問題だった」とクリントンは述べた。

それから彼女は、兵士達は適切に検査されるだろうと保証した。

 しかし、第442中隊の兵士達は、彼らの病気についての陸軍の扱いに失望して「デイリー・ニュース」に連絡を取ってきたのだ。

 彼らのうちの6人は、劣化ウランの検査を軍医に繰り返し求めたが拒否された、と言う。

 11月はじめにDUの検査を受けた3人は、数ヶ月も結果を待たされていると言った。彼らのうちの2人は、先週ついに検査結果をもらったが、どちらも陰性だった。

 24時間分の尿サンプルの中のウラン同位元素を調べる検査には1000ドル程の費用がかかる。

 しかし、先週「デイリー・ニュース」の結果を知った後で、陸軍は方針を転換し、国内に戻っている第442部隊の10数人のメンバーをすぐに検査するように命じた。

 ほとんどがニューヨーク市の警官や消防士や刑務官からなる中隊の残りは今月の末まで帰国しない予定である。

「彼らは、ここフォート・ディックス基地にいる我々すべてに今日の午後1時までに24時間の尿サンプルを提出するように命じた」と、中隊の兵士の一人は金曜日に言った。

 金曜日の遅くに、国防総省スポークスマンのオースチン・カマチョは、第442部隊の兵士に対する新たな検査が命じられたかどうかについては確認も否定もできない、と述べた。

 「理論的には、これらの兵士たちが害を受けるような被曝を受けたとは想像し難い」と、カマチョは述べた。彼らの誰一人直接の戦闘の間に戦車の内部にはいなかったから、というのだ。

 DUに関する陸軍の研究は、DU弾の破片で負傷したか、あるいはDU弾が命中した戦車の中に入って直接に放射性のダストを吸い込んだ兵士だけが危険だという結論を出している。

 その場合でも、第1次湾岸戦争中のこのようなケース約70人についての研究は、いかなる長期的な健康上の障害も示さなかった、とカマチョは述べた。

 しかし、DU兵器の使用を批判する医療専門家たちは、劣化ウランに関する陸軍自身の初期の研究の一部と同様に、劣化ウランへの被曝が腎臓損傷を引き起こす可能性があると言う。これらの専門家によると、いくつかの研究は、劣化ウランがマウスにガンと染色体の損傷を引き起こすことを示している。

 劣化ウランは、ウラニウムの濃縮過程に出る廃棄物で、米国と英国の軍隊で15年以上にわたってある種の砲弾と戦車の装甲板として使われてきた。それは鉛の2倍という極端に大きな密度を持つことが評価されている。

 ヨーロッパと日本で大きくなる論争の中で、昨年、欧州議会は劣化ウランの使用のモラトリアムを呼びかけた。

「走るたびに、喉が焼け、胸が締め付けられるような感じがしました。」

 ニューヨーク州兵、第442憲兵中隊のメンバーであり、また市民生活では市の刑務官であるアグスティン・マトス軍曹はイラクのサマワにいたときのことを非常に鮮明に記憶している。

 「その場所は不潔でした;ほとんどの窓は壊されていました;汚物、油脂と鳥のフンがそこらじゅうに散らばっていました」と彼は述べた。「私はそのような場所に市の囚人を収容しないでしょう。」

 彼は、列車の発着場の近くの砂だらけのトラックを毎朝約3マイル走らせるよう命令されたことを思い出した。

 「走るたびに、喉が焼け、胸が締め付けられるような感じがしました」と彼は語った。

 今では、37歳のマトスは、彼の症状が、使用された米国の劣化ウランでできた砲弾からの放射性ダストを吸い込んだせいかもしれないと考えている。

 「デイリー・ニュース」の調査によれば、このロング・アイランドにすむ兵士は、DU汚染の検査で陽性の結果がでた4人のイラク戦争帰還兵の一人である。

 この兵士達と他の第442部隊のメンバーは、彼らがサマワに駐留していた昨年の夏に始まった身体的疾患に苦しんでいる、と述べている。

 第4小隊の第2分隊に配属されたマトスは、中隊の残りに2週間先行して、昨年6月にサマワに到着した。

 彼の先発隊は、彼らの指揮官であるショーン・オドネル大佐から、サマワ市街地のはずれにある列車修理場の巨大な発着場を中隊の兵舎として準備するように命令されていた。

 中隊全体が到着すると、各小隊は発着場の中にそれぞれの空間を割り当てられた。その発着場はフットボール場よりも大きかった。

 修理作業用のピットをまたいだ1台の蒸気機関車と空の車両1輌が、寝る場所の中央に置かれており、2つの小隊は列車の一方の側に沿って、他の2小隊は別の側に沿って寝るよう指定された。

 発着場のすぐ外で、2台のイラクの戦車−−1台は打ち抜かれて破壊されていた−−が平台型の貨車の上へ引き上げられていた。

 兵士達によれば、中隊は人手がとても不足していたので、指揮官は兵士がもはや肉体的に任務を果たせなくなった場合にだけ送り返した。

 マトスはジープ事故で負傷した肩の手術のために、昨年米国に送り返された。

 帰国以来、彼は絶え間ない頭痛、疲労、息切れ、吐き気、目まい、色々な痛み、過度な排尿を経験するようになった。彼が最近、尿の中に出血を発見したので、ウォルター・リード陸軍医療センターの医者は彼にCTスキャンを受けさせたところ、肝臓に小さな病変を発見した。

 1990年の陸軍の研究は、DUと「腎臓損傷を引き起こす化学的毒性」を結びつけた。

 「私がイラクに向けて出発する前に、彼らは私の目を検査しましたが、よく見えていたのです」と、マトスは言った。「今では、他のことに加えてなおそのうえに、視力が悪くなりました。」

 DUの検査で陽性の結果が出た中隊の別のメンバーは、ヘクター・ベガ2等軍曹(48歳)である。彼はブロンクスの郵便職員を退職し、27年間州兵であった。

 足の手術のためにフォート・ディックスに送り返されて以来、ベガは不眠と絶え間ない頭痛に耐えた、と述べた。そして、多くの病気にかかった兵士のように、「私は排尿をコントロールできず、30分ごとに出てしまう」と、ベガは明かした。

 ある日、サマワの南方への数時間の移動の間に、彼ともう一人の兵士は打ち抜かれて破壊された2台のイラクの戦車を確認し、写真を撮るために道ばたに止まった。

 「私たちは戦車にまっすぐ近づいて行き、それらに触ることを何とも思いませんでした」と、彼は述べた。「私は劣化ウランについて何も知らなかったのです。」

 彼らが寝ていたその列車の発着駅についていえば、ベガはそれを「むかつくような場所でした。油、汚物と鳥のフンが至るところにあり、私たちみんなの周りを虫が這っていました」と思い起こす。

 それから、頻繁に砂嵐があった。
 「私たちが眠るときや食事の時に、砂嵐が駅の中のみんなにほこりのようなものを吹きつけていました。それは目に見えるくらい濃かったです。」



[第5記事]*****************************
州政府、兵士達の健康のためにひと肌脱ぐ
Gov goes to bat for G.I.s' health
http://www.nydailynews.com/front/story/181048p-157154c.html

ホアン・ゴンザレス
デイリー・ニュース・スタッフライター
2004年4月6日(火曜日)
ニューヨーク・デイリー・ニュース http://www.nydailynews.com
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 パタキ知事は昨日、イラク帰還兵達によりよい健康診断および治療を提供するよう国防総省に求めている地元の指導者達のますます大きくなるリストに加わった。

 知事のアピールは、イラクで任務に就いていたニューヨーク州兵部隊の9人の兵士のうち4人が劣化ウランの検査で陽性の結果が出たことを「デイリー・ニュース」が日曜日に公表した後で出された。

 「我が州の陸・海軍部局は、陸軍の医療部隊に対して、直ちに適切な検査と必要な治療を行うよう、そして兵士達の健康の長期的なモニタリングをするよう、強く要請している」と、パタキ氏は声明で述べた。

 その9人の米兵は、全員がロックランド郡オレンジバーグに基地を置く442憲兵中隊に所属するが、彼らと中隊の他のメンバーがイラクのサマワに配備された昨年夏に病気になったと言う。

 その兵士達は、「デイリー・ニュース」の要請で、独立したウラン専門家、アサフ・ドラコビッチ博士によって診察され検査された。彼は、4人が米軍によって発射された劣化ウラン弾によって放出された放射性のダストにさらされたのは「ほとんど間違いない」と結論を下した。

 兵士達の何人かは、ウォルター・リード軍医療センターとフォート・ディックスの医者達が劣化ウランの検査をすることを数ヶ月の間拒否したと述べた。この劣化ウランというのは、第1次湾岸戦争以来、戦車を貫通する砲弾として米軍によって使われて来たものだ。

 日曜日に、ヒラリー・クリントン上院議員は、国防総省当局者がイラク帰還兵士を適切に検査していないと激しく非難し、検査を義務付ける法律を提出すると約束した。

 昨日、2人の民主党議員−−ニータ・ロウィ、彼女の選挙区に第442中隊は基地を置いている、それからブロンクスのエリオット・エンジェル−−が、その兵士達がどこに住んでいるのか答えるよう要求した。

 「その兵士達が昨夏来病状に不満を訴えたときに、陸軍は彼ら兵士達自身の苦情に応えるべきであったのであって、デイリー・ニュースにスクープさせるべきではなかった」と、民主党議員エンジェルは述べた。

 彼は付け加えた。「国防総省は、問題の範囲を決めるために、これらの男女を速やかに治療し、すべての病気の不満を調べなくてはならない」と。

 ロウィとエンジェルは、医療検査プログラムについて陸軍に説明を求める手紙をラムズフェルド国防長官に送る計画だ、と発表した。

 一方で、フォート・ディックスの広報担当者は、現在フォート・ディックスにいる第442部隊のメンバー全員が劣化ウラン被曝についての検査を受けていると、昨日認めた。

 中隊全体は、昨年の復活祭にイラクに配備されたのだが、今月末までは帰国する予定はない。




関連:

 「UMRCイラク・ウラン被害調査カンパキャンペーン