子どもに関する事件【事例】



注 :
被害者の氏名は、一人ひとりの墓碑銘を私たちの心に深く刻むために、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。
また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
S890630 体育授業 2003.12.9.新規
1989/6/30 千葉県成田市立成田小学校で木内恵美さん(小4)が、水泳授業中におぼれる。救急車は呼ばれず、7/4脳梗塞(のうこうそく)で死亡。
経 緯 6/30 午後の体育の水泳授業中、同じところをぐるぐる回る異常な泳ぎに生徒たちが騒いだため、教師が気づいて恵美さんを引き揚げた。恵美さんは頭が痛いと訴え、一歩も歩けず、左腕がマヒしていた。教師は授業が終わるまで放置。授業後に近くの校医指定病院に搬送。救急車を呼ばなかった。
呼びだされた保護者が、病院の指示で脳外科のある日赤病院に自家用車で運んだ。(教師の引率なし)

7/4 脳梗塞で4日後に死亡。プールで頭をぶつけて脳内出血をしたのが原因。
学校ほかの言い分 学校側は死因について、「てんかん」によるものと主張。
校長は保護者に対して「この学校は今まで救急車を呼んだ例はない。救急車を呼ぶかどうかは私の判断しだいだ」「今後も呼ばない」と話した。
事故報告書 報告書には、事故は授業終了直後に起こったと書かれていたらしい(1990/8/29毎日新聞)。
裁 判 両親が成田市を相手どって民事訴訟を起こす。
1999/12/6千葉地方裁判所で成田市、学校医に責任を認め原告勝訴。成田市控訴。
参考資料 「学校災害ハンドブック」/喜多明人/1993.9.12草土文化、「あぶないプール」/有田一彦/1997.7.15三一書房、



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