子どもたちは二度殺される【事例】



注 :
被害者の氏名は、一人ひとりの墓碑銘を私たちの心に深く刻むために、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。
また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
970324 いじめ
冤罪事件
2005.4.2.新規
1997/3/24 長崎県佐世保市の中学校で、同級生を中傷する脅迫状約30通が、学校の机や生徒の自宅ポストに入れられる事件があった。担任の男性教師から、「君が犯人だと思っている」と問いつめられた女子生徒(中2)が登校拒否のすえ、転校
経 緯 1997/3/ クラスの生徒の机のなかに、「部活をやめないと殺す」などと書いた脅迫状が入れられはじめた。自宅ポストにも投げ込まれていた。学校の下駄箱に入れられていた1通には、カッターナイフの刃が入れられていた。

3/24 修了式後、担任だった男性教師が、女子生徒を呼び、脅迫状の文字が女子生徒の筆跡に似ているとして、「君が犯人だと思っている」と問いつめた。女子生徒は泣いて否定した。

3/25 母親が抗議し、校長と担任が謝罪。

校内で、女子生徒「犯人説」が流れ、脅迫状にも差出人として、女子生徒の名前が書かれるようになった。
5/下旬まで続いた。

女子生徒の両親が学校に対応を要求。学校側は脅迫状をやめるよう、クラスで指導。

被害者の生徒が脅迫状を他の生徒に見せた直後から、女子生徒は登校拒否。

7/上旬 県外に転校。
保護者ほかの対応 1997/7/19 女子生徒の両親が、「犯人は別人」とする筆跡鑑定を提出して、改めて学校側に抗議。
「学校の生徒に、(娘は)犯人でないと説明してほしい」と要求。
学校側は非を認めて謝罪。7/21の登校日に生徒らに説明することを約束。
その後 1997/9/ 女子生徒は転校先から戻る意向
参考資料 1997/7/21毎日新聞



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