子どもたちは二度殺される【事例】



注 :
被害者の氏名は、一人ひとりの墓碑銘を私たちの心に深く刻むために、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。
また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
960600 いじめ自殺 2000.9.10.2005.4.2更新
1996/6/20 長野県須坂市の通信制高校に通う女子生徒が、中学校で受けた「いじめ」が原因で、千曲川に身を投げて自殺。
遺書・他 「さようなら。いじめられて、もうたえきれないので、さようなら…(中学時代の6人の友達の名前を挙げ)とってもうらんでいます。でも許そうと思います。人生に疲れました。ではさようなら。」と遺書に書かれていた。
経 緯 須坂市立中学校では学級長などつとめていたが、シカトなどいじめのターゲットにされ、過呼吸発作で倒れるなど身体に変調をきたし、登校できなくなる。養護学校へ転入、通信制高校へ入学。
学校・ほかの対応 中学校・市教育委員会は、
(1)『弱い者への継続的ないじめ』といういじめの概念に当てはまらない
(2)感情的なもつれはあったが、友達はAさんをいじめたのではなく、ささえようとしていた
として、「いじめが原因であるとは断定できない」と結論。
参考資料 まほろばブックレットNo.2「死ぬことにした−須坂市中学生自死事件」、長野県ホームページ前島章良(のりよし)氏講演http://www.pref.nagano.jp/keiei/seisakut/kouen/ko030214.htm



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